温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

栗は、イガの中に3個あるのは、なぜ?

2021年06月09日 | 昆虫
① 里山へ行くと、白い尾のような雄花を沢山つけたクリの木から独特な臭いが漂ってきます。
 沢山の雄花の中に雌花(赤丸)が所々にあります。

② 秋になれば、イガが裂けてクリが出てきます。

③ 一般にイガの中には3個の栗が入っています。
 チコちゃん風に言えば、「イガの中に3個の栗が入っているのは、何で?」。
 「う~ん・・・・・」

④ 右の雄花の花粉が、左の雌花の柱頭に着くと、子房が膨らんで栗になります。
 子房の周りを囲む総苞片が刺を発達させ「イガ」になります。

⑤ 一個の花に見える雌花を分解してみると、3個の花(子房)であることが分かります。
 
⑥ そのため、イガの中に3個の栗ができます。
 クリは、虫媒花なので、うまく受粉ができないと、イガの中に1個や2個だけのもあります。
 ちなみに、栗の先端の突起物は、雌花の柱頭の名残です。
 焼き栗は、これが燃えてしまうので見ることができませんねえ。
 


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