タイトルから想像できないほど面白かった。
それぞれ恵まれない環境で育った
菅田将暉とヤン・イクチュンが、
行き場を求めてボクシングを始める話。
木下あかり含め、この3人は幼少期の家庭環境がひどく、
それゆえに何かに飢え、
歯を食いしばりながら生きて行く様子が
とてもリアルで見応えがある。
菅田将暉の気性の荒い性格や生々しいセックスシーンが面白い。
こんなん『校閲ガール』では見れなかった(笑)
とにかく、セックスに流血にと、
R15全開の映像で、
底辺なクズっぷりを見せつけられながらも、
爽快感のある仕上がりがすごくいい。
彼らの幼少期を暗くした根源となる親たちもまた新宿に流れ着き、
後篇も目が離せない。
ちなみに原作は読んでいません(笑)
菅田将暉の働く介護施設の老人たちも
またかなり生々しく描かれており、
うちのじーちゃんばーちゃんの健康なまま突然亡くなったことが、
ある意味幸運だという気もした。