Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ゴジラ愛に溢れた『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019年05月31日 23時16分58秒 | 映画


2019年公開映画72本中9位。

「モンスターバース」第3作目。
これは、、、すっごいわ。。。
怪獣のアベンジャーズ。
あの映像、、、過去のゴジラ作品をすべて無にできるクオリティ。。。
『トランスフォーマー』シリーズに次ぐ映像革命で興奮しかなかった。

いろんな怪獣が出てきてメッチャクチャにボコり合いながら、
ゴジラがヴォンウォンウォンウォンウォンウォンウォンウォンウォンウォン
ピガーーーーーー!!って光線吐きまくる話なんだけど、
とにかく映像がすごすぎるがゆえに没入感MAXなのに加えて、
意外にも人間ドラマの部分が感動的なのと、
モスラの奮闘が心を打つという点がよかった。

2014年の1作目からそうだけど、
このシリーズのゴジラは、
敵となる怪獣と戦う勧善懲悪に寄った形になってるのが
わかりやすくて好きだな。
しかも、基本的には人間を襲わず、
むしろ味方っぽく見えるところがまた印象的。

日本のゴジラは、災害というか、
「人間ではどうしようもないもの」
という自然の脅威的な側面もある気するから、
そこがハリウッド版との違いだろうか。
(とはいえ、日本の作品は平成ゴジラシリーズ3作と
『シン・ゴジラ』しか見てないけどw)

そして、このシリーズ、
人間と怪獣たちの距離が近すぎるんだよね。
すぐ死ぬよ、普通。
ぺちゃんこにされて。

僕がアベンジャーズを好きなように、
ゴジラは特に上の世代にカルト的なファンがいると思うけど、
そういう人たちにはどう映るかなー。

怪獣のデザインは日本のオリジナルに近いし、
今回はゴジラとモスラのテーマ曲も使われているし、
渡辺謙の活躍もよかったし、
作ってる人たちのゴジラ愛がとても伝わってくる内容だったから、
ゴジラファンでもそうじゃなくても、
けっこう楽しめるのではと思う。

ハリウッド映画における日本人はちょい役が多いけど、
渡辺謙がいい役だったのは同じ日本人としてうれしいところ。

今回、多くの怪獣たちが出てくる仮説として、
人口増加や環境破壊、戦争などを起こす人類に対して
「地球による浄化作用」というのがあるんだけど、
これは『ファイナルファンタジーⅦ』における
ウェポン(星のピンチに現れる守護者)の設定に近いと思った。
もしくは(人々が思っている)『FFX』のシンのような存在とか。

あと、エンドクレジットで、怪獣たちが「Himself」ってなってる中、
モスラが「Herself」ってなってたのもよかったし、
日本の製作者に敬意を払っているところにも、
すごく愛を感じました。

怪獣たちがあまりにも強大すぎて、
こりゃアベンジャーズでも勝てないのではと思うけど、
原作でアベンジャーズがゴジラと共演していると知って萌えた。

ちなみに2014年の『GODZILLA ゴジラ』では、
スカーレット・ウィッチとクイックシルバーが夫婦役で、
2017年の『キング・コング:髑髏島の巨神』では
ロキとキャプテン・マーベルが行動を共にする仲間役で出てます。

2020年の『Godzilla vs. Kong』には小栗旬も出るらしい。

悲しみと若さに溢れた『小さな恋のうた』

2019年05月29日 23時33分16秒 | 映画


2019年公開映画71本中29位。

悪くなかった。
というか、歌がズルい(笑)

モンパチの『小さな恋のうた』を題材にした高校生青春ストーリー。
昔流行った歌に、旬な若手役者を当て込んだだけかと思ってたけど、
悲しみと若さ溢れる展開にあの歌がマッチしてたから意外とよかった。

ただ、友情とちょっとした恋心、
そして沖縄という土地柄、
米軍基地問題を入れ込んでたから、
個人的にはシンプルにラブストーリーに寄せてよかったんじゃないかと思った。

映画では、キャストの『小さな恋のうた』と
モンパチ本人の『小さな恋のうた』の両方流れるけど、
やっぱり本家の方がいいな(笑)

この映画をフレディ・マーキュリーの生き写しな『ボヘミアン・ラプソディ』や、
主人公の圧倒的歌唱力がある『アリー/スター誕生』と比べてしまうと、、、
なので、あくまでもバンド活動をする高校生青春映画として見た方がよいかも。

これに限らず、
ここ最近は過去に流行った歌を題材にした邦画をちょいちょい見るけど
、歌モノはよっぽど歌唱力があるか、
よっぽど歌手本人をトレースしたものじゃないと、
特にファンは期待値が高くなる分、
がっかりしてしまうこともあるのではと思ったり。

だから、歌そのものよりも、
歌が話にちゃんとマッチしているかどうかが
面白いと思えるポイントなのかなーと。

そんな中で、僕がものすごーく見たい歌モノは、
メンバーの大失恋から生まれたPRINCESS PRINCESSの『M』と、
亡くなった友人を歌ったSOPHIAの『黒いブーツ 〜oh my friend〜』。

これは絶対売れる、、、!(笑)

設定の秀逸さに加えて笑いと涙もある『パリ、嘘つきな恋』

2019年05月27日 22時42分54秒 | 映画


2019年公開映画70本中6位。

ラブコメはそこまで好きなジャンルじゃないんだけど、
新宿ピカデリーでやるラブコメはマジで外れない。
特にフランスのラブコメは設定が面白い。

主人公のジョスランは50歳を目前にしてプレイボーイ。
身分を偽ってまで女と遊ぶ軽薄なキャラ。

ひょんなことから、彼が車椅子に乗っていたところ、
細身で巨乳でムチャクチャかわいいジュリーに遭遇(マジでかわいかった)。
彼女の気を引くためにそのまま障害者という設定にするんだけど、
この時点でけっこう笑えるんだよね。

で、それを信じたジュリーは姉のフロランスを紹介するものの、
フロランスは事故で本当に車椅子が必要な人で、
ジョスランも引くに引けない状況に陥るっていう(笑)

でもこのフロランスのキャラもよくって、
若い頃のキャメロン・ディアスをさらにギリシャ彫刻っぽくした美人すぎる顔に、
車椅子というハンディキャップがありながらも、
ヴァイオリニストとして世界を飛び回り、
テニスも行うというバイタリティ溢れる、
チートかよってぐらいできた人間。

そんな彼女にジョスランも次第に惹かれていって、
デートを重ねるものの、
本当のことを打ち明けられないままっていうね。

「まさか」の展開もあってびっくりしつつ、
笑いあり、涙ありの素敵なラブコメでした。

今は『パーフェクトワールド』っていう、
これも車椅子の人をテーマにした恋愛ドラマがやってるけど、
こっちはリアルに障害と向き合い、
時に重く暗い感じになるけど、
この映画は障害をどうこうっていうくだりは一切なく、
単純に「嘘から始まる恋やいかに」ってことで、
見る人みんなにハッピーを感じさせる内容がよかった。

ジョスランの家にある床の高さを変えられるプールがうらやましい。

ジャッキー・チェンが珍しくシリアスな『ザ・フォーリナー/復讐者』

2019年05月26日 14時26分22秒 | 映画


2019年公開映画69本中27位。

爆弾テロによって娘を失ったジャッキー・チェンが、
自ら犯人たちに復讐しようとする話。
なんだけど、
その犯人の名前を聞き出すために政治家を武力で脅すという、
娘への愛に溢れすぎて、
「それアウトだろ」
って道に入ってしまうような映画でした。

ジャッキー・チェンはうちの母親と同い年なんだけど、
65歳にしてあのアクションはすごい。
そりゃ若い頃と比べたら、
キレはなくなってきてる気はするものの、
あの身のこなしや近くにある椅子や木の棒を利用して
敵を翻弄する戦い方は昔のまんまだなと。

あとはこの映画、かなりシリアスな内容だったのも新鮮だった。
ジャッキー・チェンの出る映画は、
大体コメディタッチで笑えるものが多いのだけど、
今回はジャッキー、ピクリとも笑わないからね。

天が罰を下す天誅ではなく、
自ら罰を与える人誅に身を委ね、
怒りをその心に宿しながら、
淡々と犯人たちに迫っていくダークさが印象的。

そして、見終わった後に気づいたけど、
敵の親玉がピアース・ブロスナン。
どこかで見た顔だとは思ってたんだけど、
けっこう年取っててわからなかった(笑)

いろんな映画や漫画の全部乗せ『プロメア』

2019年05月24日 23時09分13秒 | 映画


2019年公開映画68本中6位。

ちょっと!!
想定外に面白すぎたんだけど!!

言ってしまえば、ハッッッチャメチャな消防士の話(笑)

突如、発火能力に目覚めた人間たちがいて、
一部の過激なやつらが火事を起こす中、
火消しに走るチームがいて、
この二者の対立を基本に、
独特なデザインかつ顔も中身も濃いキャラたちが
縦横無尽にスクリーンを駆けまわるのだけど、
テンポがよすぎてずーっと微動だにせず見入ちゃったよ!!

しかも、独特なデザインで濃いキャラばかりなのに、
色使いが全体的に淡い感じだったから、そのバランスがよかった。

でも一番気に入ったのは、
このアニメ、いろんな映画や漫画の要素が入りまくりなんだよね。

バトルはアベンジャーズやドラゴンボールみたいな派手さだし、
メカのスーツがパーツごとに飛んでくるのはアイアンマンだし、
特殊スーツはヴェノムやエヴァ、
火の龍は遊戯王、
ロボットバトルはトランスフォーマー、
主人公がキレると孫悟空、
敵は通常時がオールマイト、キレるとDIOやブロリー 。
どんな映画にもそういう要素はあるだろって思うけど、
動きや表情は割とまんまだったと思う。
そこらへん好きな人はハマるだろうなあ。

今回、声優もよかったんだよね。
主人公を松山ケンイチ、その相棒を早乙女太一、
敵を堺雅人が演じてるんだけど、
みんな俳優が声優やるときのような違和感がなかったし、
特に堺雅人の声がすごくよかった。
中2感全開の話し方が最高。
ああいうサイコパスな役似合うね(笑)

展開が目まぐるしくて、
あっという間に2時間経っちゃうのでオススメ。

よくも悪くもドラマのまんまな『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』

2019年05月23日 23時44分35秒 | 映画


2019年公開映画67本中51位。

よくここまで騙し騙されの話にできるなと脚本に感服はしつつも、
そもそもドラマの時点でそんなにハマらなかったから、
映画になってもやっぱりハマらない(笑)

ここに来て色恋を差し込んでもなあ、、、
というのが個人的な感想。
5月18日に放送されたスペシャルドラマの方が面白かったかな。

でもやっぱり長澤まさみはかわいいし、
彼女のぶっ飛んだキャラも健在で、
よくも悪くもドラマのまんまだったから、
ドラマ版が好きならいいかもね。
物語の冒頭で、ドラマに出ていたゲストたちもチラホラ映っているので、
ドラマを見た人ならさらに楽しめるといった感じ。

割と若い人が多かったけど、若者には人気なのだろうか。

科学的なところがまったく腑に落ちない『レプリカズ』

2019年05月22日 23時30分24秒 | 映画


2019年公開映画66本中52位。

ロボットに人の意識を転移させる研究をしているキアヌ・リーブスが、
事故で家族を亡くし、自らの研究を応用して、
遺体から意識や記憶を抜き出し、
クローンにコピーして蘇らせる話。

設定は好きだけど、絶妙なほどに微妙な映画だったな。。。

科学的に納得のいかないことが多すぎた(笑)
そもそも意識や記憶って抜き出せるのかって。
目に針を刺すだけで抽出できるのかって。

コピーするときは、特殊なゴーグルをつけて、
脳の情報を可視化させて、
バーチャル上でカチャカチャいじるんだけど、
トニー・スタークかよって。
ジャーヴィスにやらせなよって。

極めつけは、研究に使ってるロボットのCGが
20年前かってぐらいのクオリティ。。。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』を5回見た身としては、
なかなか見るに堪えなかった。。。

クローンあるあるでさ、本人と同じ肉体があり、
そこに本人の意識を植え付けたら、
果たしてそれは人間なのか、
そもそも人間とは何か、
みたいなことは映画を見ていて感じたよ?
でも映画の中では、そこに関する議論や葛藤はまったくなくて、
ただ蘇らせて、悪いやつらに追われてってだけだから、
かなり物足りない内容だった。

そりゃ、死んだばーちゃんにもこういうことして、
蘇らせることができたらいいなとは思うけど、、、
んー、もっと感動的か、それかアクションがすごく派手か、
そのどっちかは欲しかったな。

2015年に見た『チャッピー』って映画に似ているけど、
そっちの方が面白かった。

キアヌ・リーブスは大好きな俳優だし、
最近も実は25年前にサンドラ・ブロックと両想いだった
というロマンチックなニュースがあって
ホクホクしてただけに残念(笑)

3000回愛してる。

2019年05月17日 01時18分38秒 | 映画


I love you, 3000.

5回目です。
5回目は応援上映で、過去一番泣いたかもしれません。
「ネズミがんばれー!」
「クリント、日本語がんばれー!」
というまさかの応援もありつつ、叫び、手を叩き、感情高ぶりまくり。

監督のOKも出てるので、中身についても想いの丈を書いてしまいます。

しょっぱなからヤバかったのよ。
ホークアイが振り返ったら娘が、、、って。
(ちなみに、あの子、ジョー・ルッソ監督の娘らしいねw)
『アントマン&ワスプ』のエンドクレジット後のときのように、
まわりの人みんな「ああ……」って声漏れちゃってたからね。
人が消えるなんて映画の世界ではめずらしくないのに、
あの絶望感は、まさに前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
が与えた影響が強すぎた証拠。
つかみOKすぎたよ。

トニー・スタークがペッパー・ポッツにメッセージを残すところもいい。
あれは2回目の鑑賞以降必ず泣いちゃうんだけど、
物語の結末を知っていると、
あの穏やかなひとときがすごく悲しいんだよね。
これ、『タイタニック』と同じ感覚。
その後の2人の運命を知っているからこそ、
開始0秒で泣いちゃうみたいな。

その後はめまぐるしい展開のオンパレードなんだけど、
ファンにとってはたまらない展開が多いのがとてつもなくうれしい。

ハルク、マジで?!
ソー、そうなっちゃうの?!
スターク、それズルイよ!!
っていう驚きの連続。

さらに、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の要素が入って、
いろんな時代が錯誤していく流れの中で、
懐かしい場面の裏側が見れる上に、
笑えるシーンがてんこ盛りなのが素晴らしすぎる。
特にハルクとソーのキャラ崩壊がマジでツボ(笑)

僕の中ではトニー・スタークと父親とのやり取りが泣ける。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にあるんだけど、
トニーは若い頃に両親を事故で失ってるんだよね。
そういった背景がある中で、
自分の父親に感謝の気持ちを伝えるシーンは、
5回見て5回とも泣いちゃった。。。

そして、サノス戦。
ここは何と言ってもキャップだよ!
二刀流のソーもよかったけど、
この場面は断然キャプテン・アメリカ!!
5回とも見ていた観客全員「えー!!」って声出たからね!!

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
にキャップの人柄がよく表れているけど、
彼のとてつもない勇敢さや正義感があってこその
"あの力"だと思うんだ。

そして、サノスが圧倒的に強すぎて大ピンチに陥ったときに、
ファルコンからの連絡と共に
ドクター・ストレンジの黄色い輪っかがどんどん表れて、
ヒーローが続々戻ってくる全員集合するシーン、
マジでたまんねぇ。。。
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で、
アラゴルンが「フロドのために」つって、
数多の亡霊を引き連れて加勢に来たとき以来の興奮だった。

そのときに流れる音楽もすっごくよくて、
あの感動的なメロディーから、
アベンジャーズのメインテーマに繋げる構成に一番の大号泣。
ここは何回見ても涙を禁じえないね。。。

からの、キャプテン・アメリカの掛け声。
「アベンジャーズ!アッセンブル!!」
これ、原作では有名な決め台詞みたい。
かっこよすぎる!!

その後の戦いはヤバイよ。
アイアンマンとポッツが背中合わせでビーム出すところや、
キャプテン・マーベルがピンチのときにやってきたときのチートすぎる強さとか、
もう身体中の穴という穴から興奮汁出た!!

あと、トニー・スタークにとって、
ピーター・パーカーって特別な存在なんだなって思った。
冒頭から、「坊やを失くした」って言ってて、
途中もツーショットの写真を見て感慨にふけるし、
最後もこの大乱闘の中でハグするから、
すごく思い入れがあるんだなって。

終盤のペッパー・ポッツのセリフも5回見て5回とも泣いた。
「ゆっくり眠ってね」って。
まさに映画史に残る悲しさ。

ラストにおけるトニーの娘の
「チーズバーガー」発言もファンからしたら号泣モノ。
あんたの父ちゃんも好きだったんだよ、それえええ!!って。
ちなみに、この娘が本当にかわいすぎて、
あんなかわいい娘欲しい。。。

ありがとう、マーベル。
ありがとう、アベンジャーズ。
ありがとう、スタン・リー。

3000回愛してる。

ちょっと地味だった『チア男子!!』

2019年05月12日 20時19分35秒 | 映画


2019年公開映画65本中35位。

シンクロやって、吹奏楽やって、新体操やって、チアダンスやったから、
そろそろかなと思ってたら映画化してました。
好きです、スポ根や現実には起こらない夢のようなチームワーク(笑)

中身はまるっと『ウォーターボーイズ』。
誰かが発起人となり、まわりに白い目で見られながら人を集め、
助っ人も現れ、ケンカもしながら仲良くなり、最後は大団円と。

ただ、今回はちょっと地味だったかな。
よくある中間発表での大失敗や、
練習試合での大敗によるチームとしての大きな挫折がないから、
最後もあんまり感動がなかったし、
人数も7人とこれまでの同ジャンルの映画と比べると少なく、
ちょっと寂しい。
むしろ戦隊感あった。
(確かに横浜流星と中尾暢樹は戦隊だし、瀬戸利樹は仮面ライダーw)
こういうのは人数多い方が映える。

そのうちドラマ化しそうだけど、
多分ドラマの方が尺が長い分面白くなりそうな気がする。

まさかの展開だった『轢き逃げ -最高の最悪な日-』

2019年05月12日 20時17分42秒 | 映画


2019年公開映画64本中34位。

轢き逃げをしてしまった2人の青年が罪の意識に苛まれる、、、
だけでは終わらない、意外な展開の映画。
前半まではタイトル通りの話なのだけど、
途中から方向性が変わって、ちょっとびっくり。

まさに「嫉妬」の感情が生み出した悲劇なんだけど、
作中でも言ってたように、
嫉妬に駆られてさらに高みを目指すのか、
嫉妬に取り憑かれて負の感情に押しつぶされるのか、
ってのは紙一重なのかもしれない。

そして、知らず知らずのうちに、何の悪気もなく、
ただ普通に暮らしているだけで、
誰かを傷つけてしまったら(今回でいうと嫉妬を与えてしまったら)、
その人に責はあるのかってのは考えさせる内容だなと思った。

水谷豊がその轢き逃げ事故で娘を亡くした父親役なのだけど、
一般人の割には刑事の真似事っぽいことするから、
そういう役好きなのかなと思った(今回、監督も脚本も水谷豊で、製作もテレ朝なのでw)

でも肝心の轢き逃げの瞬間が綺麗すぎた。
『ファイナル・デスティネーション』のようなシーンになるのかなと、
ビクビクしながら見ていたから(笑)
そういう意味ではエグい描写のまったくない映画でした。

A級サメ映画『JAWS/ジョーズ』

2019年05月12日 20時14分43秒 | 映画


『午前十時の映画祭10-FINAL』にて。
1975年のアメリカ映画『JAWS/ジョーズ』。

言わずと知れたサメのパニック映画。
小さい頃、父親にこのテーマ曲に合わせて、
手でがぶりとされ、キャッキャしていたことは記憶に新しい。
(まあ30年以上も前の話だけど)

ちゃんと見たのは初めてだけど、サメの怖さヤバい。
今ほどテクノロジーも発達していない時代に、
限られた手法でサメと戦うシーンが圧巻。
当時はCGもなく、サメもロボットなのに、とても生々しく、
食いちぎられる人間の泣き叫ぶ姿や、
飛び散る血肉がリアルですごく怖かった。

その怖さをより際立たせているのがあのテーマ曲なので、
ジョン・ウィリアムズの功績は凄まじいと感じる。
そもそもこの映画のせいで、
昔から現在に至るまで海で泳ぐのは好きじゃない。。。
来週、新島で1500m泳ぐ気が失せる。。。

今でこそサメの映画はB級感あるけれど、
それはこの映画のヒットにより、
動物が人を襲う映画が大量に作られて、
しかもそのほとんどが面白くなかったからだとか。

ロボットの故障や、
カメラに少しでも余計なものが映ると即取り直しなどで日数オーバーし、
予定の3倍以上の予算がかかって、
危うく頓挫するところだったらしいけど、
無事に公開されて、
当時28歳のスティーブン・スピルバーグの名を
世に知らしめることとなったのは感慨深い。

主人公が特に何もしない『僕に、会いたかった』

2019年05月11日 21時04分46秒 | 映画


2019年公開映画63本中62位。

ポスターが長谷川博己かと思ったらTAKAHIROでした。
海難事故で記憶をなくしたTAKAHIROが、、、TAKAHIROが、、、
特に何もしない話。
漁師として、日々海に出て、
島留学してきた高校生の世話をして、、、
ん、これ何の映画だ?と(笑)

最後のオチとか、年齢的にけっこう厳しいなと思うし、
面白みがまったく感じられない映画だった。

唯一よかったのは、海いいなってことぐらい(笑)

90年代のB級映画感満載の『オーヴァーロード』

2019年05月10日 23時51分14秒 | 映画


2019年公開映画62本中27位。

戦争×ホラーという異色作。
第二次世界大戦におけるノルマンディー上陸作戦が開始された後、
主人公らは敵の通信網を破壊するべく敵地に赴くのだけど、
そこにはナチスが科学実験で生み出したモンスターが待ち構えていた、、、
というB級感全開(笑)

何の予備知識もなく行ったから、
最初は普通の戦争モノかと思ってたんだけど、
途中から急に怖くなってよう、、、
俺、ホラーダメなんだよう。。。

とはいえ、ジャパニーズホラーみたいな感じではなく、
どちらかと言えばスプラッター系なので、
そこまで怖くはない(笑)
その分、血は出るし、足はとれるし、
頭は吹っ飛ぶし、なんか、いろいろ出ちゃってるけど。

ただ、最近思うのは、
スプラッター系の映画よりも
高須クリニックの手術動画の方がよっぽど怖いと思う(笑)

そんなわけで、『バイオハザード』に出てきそうな
人型のモンスターとドンパチやりながら逃げ惑う、
まさに90年代のB級映画のようでした。

薬物依存の日常を淡々と描いた『ビューティフル・ボーイ』

2019年05月07日 08時51分43秒 | 映画


2019年公開映画61本中39位。

薬物中毒の息子を救おうとする父親の話。
感動的とかそういうことはなく、
薬物依存者の日常が淡々と描かれていて、
ある意味衝撃的であった。

なぜなら、その息子はごく普通の家庭に生まれた子で、
悪いやつらとつるんでるとかではないのに、
日常生活で薬が手に入り、
多くの人が若気の至りで軽く摂取する中で、
彼も同様に摂取し、依存していくからだ。

何も特別なことがない中で、
そうなってしまうのは(まあ日本でも最近そういう事件あったけど)、
基本この国ではあまり見ないからな。。。

さらに、父親や更生施設の支援もあり、
本人も悪いことだと自覚していて、
何度も心を入れ替えて薬を止めると宣言しているにも関わらず、
気づくとまた摂取してしまうのだ。
もう何回も、止める宣言と再発を繰り返していて、
これが薬物依存なんだなと思うと恐ろしい。

アメリカでは50歳以下の死因第1位が
薬物の過剰摂取とエンドロールにあったけど、
本人だけでなく、まわりの人も不幸にするなと改めて感じました。

息子役のティモシー・シャラメがすごくイケメンなんだけど、
日本人に置き換えたら成田凌かなって思った(笑)

顔と声がとにかくやかましいだけの『映画 賭ケグルイ』

2019年05月06日 15時37分32秒 | 映画


2019年公開映画60本中54位。

ギャンブル能力だけが評価される学園を舞台にしたギャンブル映画。
(もはや学園の意味あるのかって気もするけどw)

原作もドラマも触れてないけど、
映画は『PRINCE OF LEGEND』と『カイジ』を足して2で割って、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』に似た曲を流す、
顔芸満載の内容だった(笑)

肝心のギャンブルは心理戦とかも特になく、
けっこう先の展開が読めてしまうぐらいには易しい展開。
もはやギャンブルよりも、
顔壊れるんじゃないかってぐらいの表情と
叫び声ばかりのやかましさが目立つ映画で、
まったく面白くない(笑)
特に福原遥の怪演だけが見もの。
原作やドラマに触れていればもっと楽しめたのだろうか。

あと、ロケ地が『カメラを止めるな!』と同じ場所だった(笑)