書店でバイトしていると必ず負う傷、
それは切り傷。
ハサミやカッターも使うけれど、
それ以上に紙で指を切ることがたまにある。
そして、紙で切った傷は
刃物で切った傷より何倍も痛い。
なぜだろうか。
紙は木から出来ている。
木は生き物だ。
おそらく木の思念がこもっているのだろう。
人間の手によって切り倒されるその瞬間、
「この恨み、はらすべし」という強い想いがそのまま残り、
加工されても消えずに、
紙になっても常に人間に仕返しすることを忘れないでいる。
紙と人間の体が触れ合った瞬間、
「チェックメイトーーーー!!!」
の掛け声でこれまでの恨みを傷口から体内に注ぎ込むため、
いつまでたってもジンジン痛みが残るのだろう。
実際俺の親指の切り傷は、
5時間たった今でも血が出続けている。
恨みや憎しみが込められた妖刀のようである。
きっと学校のトイレットペーパーも
そんな恨みがあるからこそ、
ふいたときお尻が痛いのだろう。
おそるべし、ペーパー。
それは切り傷。
ハサミやカッターも使うけれど、
それ以上に紙で指を切ることがたまにある。
そして、紙で切った傷は
刃物で切った傷より何倍も痛い。
なぜだろうか。
紙は木から出来ている。
木は生き物だ。
おそらく木の思念がこもっているのだろう。
人間の手によって切り倒されるその瞬間、
「この恨み、はらすべし」という強い想いがそのまま残り、
加工されても消えずに、
紙になっても常に人間に仕返しすることを忘れないでいる。
紙と人間の体が触れ合った瞬間、
「チェックメイトーーーー!!!」
の掛け声でこれまでの恨みを傷口から体内に注ぎ込むため、
いつまでたってもジンジン痛みが残るのだろう。
実際俺の親指の切り傷は、
5時間たった今でも血が出続けている。
恨みや憎しみが込められた妖刀のようである。
きっと学校のトイレットペーパーも
そんな恨みがあるからこそ、
ふいたときお尻が痛いのだろう。
おそるべし、ペーパー。