Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

愛と優しさに溢れまくった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』

2019年09月30日 01時05分25秒 | 映画


2019年公開映画158本中2位!
生涯見た映画1232本中8位!
今年の中では『アベンジャーズ/エンドゲーム』を除くマーベル作品、
ディズニー作品を抑えての2位です。
なお、世界におけるインド映画の中で歴代興行収入3位だそう。

かつて、こんなにまで人の優しさに触れた映画があっただろうか。。。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

ひょんなことから母親とはぐれ、
インドに迷い込んでしまったパキスタン人の少女シャヒーダーと、
彼女を家まで送り届けようとするパワン(通称バジュランギ)
との交流を描いた映画。

話の設定からして泣かせてくることは目に見えているし、
オチも想定の範囲内なのに、、、
それでもこんなにまで号泣して感動させてくるなんて、
インド映画マジやばいわ。。。

今作は、シャヒーダーが言葉を話せないというのが一番のポイント。
だから、自分の名前もどこから来たのかも言えないし、
自分の意思すらもうまく伝えられない。

そこで、バジュランギが自分の家に置いて親身になって世話をし、
何とか彼女を家に返そうとするのだけど、
警察は誰も相手にせず、
大使館でも取り合ってもらえず、
残された手段が不法入国しかないという残酷さ。

さらに、バジュランギはバカ正直な性格で、
言わなくてもいいことをペラペラしゃべるもんだから、
何かとトラブルに巻き込まれるという波乱万丈な流れ。

そんな状況を、インド映画特有の歌と踊りに加えて、
笑えるシーンと泣けるシーンをバランスよく混在させているから
面白くないわけないんだよう!!

しかも、このシャヒーダーを演じている子役の女の子がかわいすぎるんだ。。。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の子役の子に匹敵するかわいさだった。

正直、インドとパキスタンの関係なんて、
日本にいると知識としてはあっても、
感覚として共感することは難しいだろう。
それでもここまで感動したのだから、
インド人のおっさんがパキスタン人の少女を
命がけで助けようとする両国の垣根を超えた愛と優しさの物語は、
本国の人たちにはさらに感動的に映ると思う。

インドでの公開は2015年で、
日本では2019年1月にやっていたのだけど、
上映期間中に見逃してしまい、
途方に暮れていたところ、
新宿ピカデリーの爆音映画祭でやっていたので、
もう本当に心から感謝です。

もはや脱出すらしていない『大脱出3』

2019年09月30日 01時00分16秒 | 映画
7

2019年公開映画157本中142位。

いや、もう“大脱出”じゃねえし!((((;゚Д゚)))))))

敵が『1』に出てきたシルヴェスター・スタローンの元相棒の息子で、
逆恨みで復讐しに来た映画。

中国の社長令嬢やらスタローンのパートナーやらが誘拐されて助けに行くから、
もはや“大救出”だよな。。。

マックス・チャンの中国武術がかっこよかったのと、
敵の死に方が無駄にエグいこと意外、
特記事項がない。。。(笑)

『1』はすごく面白かったのに、『2』以降ダメ。。。
なぜ『3』まで作ったのか(笑)

中国要素が増えているのは、
出資してくれるところが中国しかなかったからでは感。。。

玉城ティナの口が悪すぎる『惡の華』

2019年09月30日 00時56分26秒 | 映画


2019年公開映画156本中129位。

伊藤健太郎がクラスのマドンナの
体操着の匂いを嗅いでいたところを
玉城ティナに見られて、
黙ってる代わりにある契約を結ばされるという映画。

基本的によくわからない話ではある。
契約を結んだことで主従関係みたいなのができるのだけど、
単なる奴隷扱いとはちょっと異なるんだよね。

玉城ティナがだいぶ変わった子で、
まあ実際身のまわりにもいたと思うけど、
思春期にあるような、
「何者かになりたい」
「ここではないどこかへ行きたい」
という欲望が爆発しちゃう扱いづらい性格なんだ。

で、伊藤健太郎に同じ匂いを感じたのか、
「おまえはそのままでいいのか?!
 もっとおまえの変態見せろや!!」と、
彼の奥底に眠る変態さを
表に引っ張り出そうとするやっかいな女子(笑)

とにかく、汚い言葉を連発し、
ギャーギャーわめき散らすうるさい映画です。

精神的に人間のグチャミソした部分を見せてくれるのかと思ったけど、
そこまではいかなかったのが個人的に残念なところ。

園子温監督作品のような雰囲気を醸し出していたけど、
玉城ティナが汚い言葉を使うことだけが目立っていて、
精神的グチャミソまでは到達せず。

玉城ティナがそうまでなってしまう背景が
もっと知れたらよかったなあと思います。

伊藤健太郎の役は、玉城ティナとの契約により、
ある程度まではアイデンティティが崩壊していくものの、
結局彼女が求める水準にまでは達しないんだよね。

もともと彼は、シャルル・ピエール・ボードレールの書いた
『惡の華』という本に、中二病的に感銘を受けていたので、
憧れ的な意味合いでがんばりはしたけど、
結局憧れだけで本人の内なる強い意志がなかったから、
人間性が大きく変わるところまではいかなかったのかなあなんて思いました。

ちなみに、映画の冒頭に、
「すべての思春期の人、また、かつて思春期だった人に捧ぐ」
みたいなテロップが出るけど、
こんな思春期過ごす人そうはいないから、
かなり違和感はあったな。。。(笑)

ホテルマンとしての誇りに圧倒される『ホテル・ムンバイ』

2019年09月30日 00時35分33秒 | 映画


2019年公開映画155本中15位。

2008年に起きたムンバイ同時多発テロにおいて、
タージマハル・ホテルに閉じ込められた500人以上の宿泊客と、
彼らを救おうとした従業員たちを描いた映画。

面白いと言うと不謹慎ではあるけど、
「この2時間何回まばたきしただろう」って思うほど、
目をずっと開いたままスクリーンに釘付けになっしまった。。。
それぐらい、惨たらしく、
また事件を知る上で意義のある映画でした。

テロの発生から終結までを描いているけれど、
たまにテレビで海外のテロ事件の報道は目にするものの、
こんなにもあるとき突然始まるんだということにショックを受ける。

平和な日本に住んでいる身からしたら何の説得力もないけれど、
何気ない日常が一瞬にして地獄と化すとはああいうことを言うんだなと。

僕は宗教も犯罪心理学もわからないから、
まだ若い犯人たちが、とにかく「異教徒に奪われたから取り返せ」
と謎の首謀者の声に導かれるまま、
「神に栄光あれ!」と声高らかに叫び、
次々に人を銃殺していくときの心理状態がまったく理解できない。

個人的な私情でムカついてというのなら、まだわかるけれど、
神だの何だのと言うのは、
宗教が強い国ならではの思想なのだろうか。
日本においては、もはや“感覚的に”
その状態を知ることはできないだろう。
(異常なまでにアイドルなどに心酔する心理とはまた違うのかな。。。)

首謀者の言う「今貧しいのは、やつらが奪ったからだ」
という言葉を信じて人々を殺してしまうのは、
先日友達がFacebookでシェアしていた記事の
「今の状況は自分次第でいかようにもコントロール可能である」
といった自責思考とは対極にあるような気がして興味深い。

しかし、犯人のひとりが家族に電話するシーンを見て、
「こんなことしてる子たちもまた、人の子なんだな」と思わせるのは、
犯人たちが根っからの悪ではないということを観客に知ってもらうためなのかな。
それでも彼らのしたことは許されないけれど。

いずれにせよ、こんな残酷な状況において、
「ここではお客様が神様です」と言い、
命がけでお客を守ろうとするホテルの従業員たちの意志や覚悟はとてつもなく尊い。

この映画を観た後だと正直怖いけれど、
タージマハル・ホテルはいつか訪れてみたいものです。

世の中のヤクザがみんなこうならいいと思った『任俠学園』

2019年09月28日 23時32分25秒 | 映画


2019年公開映画154本中61位。

弱小ヤクザが経営不振に陥った高校の立て直しを図る映画。

といってもビジネス的な話は一切なく、
ヤクザたちが理事として高校に赴き、
問題児たちと交流していくコメディ。

理事だけど、ポジションとしてはほぼ教師と変わらないし、
きっちり筋を通す極道の生き方で、
生徒たちを正しい道へ導く流れは、
『GTO』っぽい。
なので、あれが好きな人なら楽しめるかと。

世の中のヤクザみんなこうならいいのにってぐらい
キュートなキャラだけど、西田敏行だけは迫力が違う。
さすが『アウトレイジ』俳優。

スプラッター過ぎる『ヘルボーイ』

2019年09月28日 23時15分17秒 | 映画


2019年公開映画153本中62位。

マーベル・コミックとDCコミックスに次ぐアメコミ会社、
ダークホースコミックスのキャラクター「ヘルボーイ」。
2004年と2008年に映画化したものの、今回からリブートです。

1500年前に封印された魔女が復活したから、
魔界生まれで地球育ちの悪魔の子ヘルボーイが倒そうとするものの、
自分の出生の秘密を知り、
悪魔として破壊の限りを尽くすか、
人々のために生きるか葛藤するというダークヒーロー映画。

なんだけど、中身はヒーロー感皆無で、
ホラー寄りの『ロード・オブ・ザ・リング』。
いや、魔女がミラ・ジョヴォヴィッチだったせいか、
『バイオハザード』感もあったな。

つまり、それだけ気持ち悪いクリーチャーがたくさん出てくるってことなんだけど、
この映画の見どころは、とにかく映像がスプラッター過ぎるところ。

特に、地底から巨大怪物が出てきて街で暴れまわるシーンは
残酷すぎてちょっと引いた。。。(笑)

逃げ惑う人々が頭つかまれて、
ぶどうの皮を剥くように顔面の皮膚をチュルンって剥ぎ取られたり。
両足つかまれて、そのままさけるチーズのように
ベリベリって左右真っ二つに裂かれたり。
そのたびに画面いっぱいに血や内蔵が飛び散りまくって、
まさに『ファイナル・デスティネーション』シリーズのようでした。

「あー、人間ってこんな簡単にグチャミソになるんだ」ってぐらい脆くて、
小さい子供が虫を殺すときの立場が逆転したようなイメージだった。

過去作品はスプラッター感がまったくなくて、
普通にダークヒーロー映画だったのだけど、
今回からこんなに変わるなんてなあ。

そして、話の終わり方がマーベルと同じ(笑)
続き、あるかな?

前作まんまな『帰ってきたムッソリーニ』

2019年09月25日 23時38分31秒 | 映画


2019年公開映画152本中61位。

あのムッソリーニが現代に蘇った!!という映画。
なんだけど、2015年の『帰ってきたヒトラー』のリメイクで、
マジでそのまんまだった(笑)

リメイクだと構成や設定が異なることも多いけど、
今回はほとんど同じ。
大きな違いといえば、ヒトラーよりもムッソリーニの方が、
タイムスリップしたことを受け入れて、
まわりに適応する力が高かったということぐらいかな。

そんなことはさておき、とにかく現代のイタリアにやってきたムッソリーニ。
売れない映像作家が「これはネタになる!」と
彼のドキュメンタリーを撮ろうと行動を共にすることに。
ムッソリーニは「現在の国民の声を知りたい」と、
いろんな人に現在のイタリアについてインタビューするも、
出てくるわ出てくるわ不満の嵐。
(なんか日本っぽかったけどw)

そんな状況の中で、テレビに出て有名になり、
大胆かつ芯の強い発言で多くの人々の心を掌握し、
いつしか再びイタリアを支配しようと考え始める、、、という話です。

基本はコメディなので、
ムッソリーニが現代の街に戸惑う姿は滑稽だし、
他の登場人物とのやり取りも笑える。

と思いきや、政治的な主張は至って真面目で、
彼の言葉は普通に聞き入ってしまうほどの謎の説得力と、
自分に絶対の自信がないと言えないようなセリフの数々が魅力的。

彼の持つカリスマ性がそうさせるのか、
やはり人の上に立つべき人は、
時代が変わっても発揮するパフォーマンスは変わらないということがよくわかる。

ただ、前作のヒトラー版は面白かったものの、
今回はまったく同じ話ということもあり、
新鮮味がない分、前作の面白さよりは劣るかなあ。
(もちろん、設定や人物のやり取り自体は秀逸なんだけど!)

僕は元々世界史専攻でもなければ、
あまり歴史や政治に興味がないタチで、
ムッソリーニもファシズムも名前を知ってるぐらいだから、
これは単なるファンタジー映画としか見れず、
きっとこの映画の機微な面白さには気づけないと思う。

逆に、ムッソリーニの人物像やファシズムが何たるかをわかっていると、
もっと楽しめると思うし、本国イタリアの人には大ウケだそう。

結局、知識や教養があってこそのエンターテインメントなんだよなー。
僕にはそこが欠けているから、大した感想も書けない。。。

てか、日本でも『帰ってきた織田信長』とか、
『帰ってきた坂本龍馬』とか、
普通に作れそうだけどな。

死と真剣に向き合った『監察医 朝顔』

2019年09月24日 00時19分54秒 | ドラマ
公式サイト

ものすごく人の生死に向き合ったドラマだなと思いました。

震災で母親を亡くした上野樹里が、
監察医として日々運ばれてくる遺体を解剖しながら、
事件を究明するだけでなく、
その人の生前の生き方に想いを巡らせ、
残された遺族に対してもしっかりケアしていく姿が印象的でした。

テレ朝のドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』
も同じように遺体を解剖していく話だけど、
そっちはサスペンス寄りだったのに対し、
こっちは完全なヒューマンドラマ。

特に、上野樹里の母であり、時任三郎の妻である石田ひかりが亡くなったことを、
2人共受け入れることができていない状況で、
日々遺体と向き合わなくてはならないのは、
なかなかハードだなと思って見てました。

そんな中で、上野樹里は風間俊介と結婚し、娘を授かり、
着実に自分の幸せをつかもうと進んでいるのもよかったなあ、と。

第1話で、彼女が震災のトラウマで実家の最寄駅から先に進めなかったシーンを思うと、
最終回でそこを超えられたことは、大きな進歩だなと思った。
新しい家族を得たことで、欠けた心が埋め合わされたのかもしれないね。

ただ、これまで一度も大きな弱音を吐いてこなかった柄本明が、
家族団欒の場で娘である石田ひかりがいないことを嘆くシーンは心が痛かった。
本当はその幸せも享受して然るべきだったからね、石田ひかりは。

このドラマを見て思ったんだけど、
監察医と解剖医って何が違うんだ。。。(笑)

セカチューパターンに当てはめただけの『初恋ロスタイム』

2019年09月24日 00時15分34秒 | 映画


2019年公開映画151本中143位。
(この時点で2017年年間映画鑑賞本数タイ)

「あー、うん、そうだよね」って感じの映画(笑)

自分たち以外の時が止まる
「ロスタイム」という時間の中で愛を育む男女の話。
「ロスタイムってか、それ、“ザ・ワールド”じゃないの?」
って思ったけど。

なぜ時が止まるのかはわからないけど、とにかくそういう設定(笑)
ある日、急に時が止まり、
その中で動ける人が主演の2人だったというだけで、
どんどん恋に落ちていくそんなバナナストーリー。

まあでも、まるっと『セカチュー』映画だから、
展開は想定内(笑)
「はい、病気フラグいただきました!」
「はい、お手紙きました!」
っていうwww

今の若い子には刺さるのかわからないけど、
散々この手の映画を見てきた大人からしたら、
あんまり面白くないと思う。

そもそも『セカチュー』以降、
『セカチュー』系映画で、
『セカチュー』以上に話題になった作品あるのかな。
量産はされてるけど、ネタとしては2000年代で大体出尽くした感。

ただ、最近のやつはハッピーエンドが多い印象。
『セカチュー』や『タイヨウのうた』は、最後死んじゃうしね。。。

そんな設定のことばかり気になってしまうけど、
「本当に面白いと感じたら、細かな設定などまったく気にならないものだ。
 だから、設定が気になるのは、そもそもお話がつまらないのだ」
って、前に故・小池一夫さんがおっしゃっていたけど、
そういうことなのかもしれない。。。

今回、メインの2人が2000年代生まれっていう若すぎなことに
おじさんは驚いてしまったのだけど、
高校生キラキラ青春純愛映画も世代交代がきてるのだろうか。

ちなみに、主人公を演じた板垣瑞生って、
どこかで見た顔だと思ったら、
2015年に『ソロモンの偽証』で美少年だった子でした。
あの映画に出てた子、
最近、映画やドラマによく出るようになったと思う。
清水尋也や富田望生など。
2人とも好きな役者さんです。

ヒロインの吉柳咲良は、
どことなく高畑充希っぽい顔だなと思ったら、
やはりと言うべきか『ピーター・パン』やってました(笑)
しかも、声は石原さとみと橋本環奈を足して2で割ったような感じで、
目をつむるとこの2人が脳内再生される(笑)

竹内涼真と石橋杏奈も出てたけど、完全に無駄使いだったな。。。
もはやいる意味が。。。

スピーディーなテンポが最高すぎる『見えない目撃者』

2019年09月24日 00時10分40秒 | 映画


2019年公開映画150本中26位。

これメッチャ面白いじゃん!!
事故で失明した吉岡里穂が
女子高生連続殺人事件の犯人を追う映画なんだけど、
すんごいハラハラドキドキした!

とにかく話のテンポがすごくいいんだよね!!
目が見えないにも関わらず、
事件解決に奔走する吉岡里穂の勇敢な行動も圧巻なのだけど、
もはやそのハンディキャップがあるという設定以上に、
スピード感溢れるストーリーのテンポやリズムがよすぎて、
これは普通に目が見えていたとしても面白い映画だったと思う。

少しずつ事件の真相が解明されていく過程にもワクワクするんだけど、
犯人がマジで怖すぎて。。。
あの猟奇さヤバイ。。。

追いかけるときも走らずにわざわざ歩くってところが
ジェイソンやフレディ感あってさらに怖さ増す。。。

これは吉岡里穂がこれまで出た映画の中で一番面白いかもしれないなー。
酒向芳が『検察側の罪人』で変な犯罪者役だったのに、
今回は真面目な警察官役っていうギャップもいいのだけど、
それ以上に、“あの”ドラマを見ていると、
さらに感慨深く感じる(笑)

ただ、殺人シーンはかなりエグいので苦手な人は注意が必要。。。

元は韓国映画らしいね。
最近、ドラマも韓国ドラマのリメイクが目立つし、ブームなのかな(笑)

人だけじゃなく、人生の選択について考えさせる『アイネクライネナハトムジーク』

2019年09月22日 22時41分55秒 | 映画


2019年公開映画149本中56位。

原作は読んでないけど、普通にいい話だった!
メインは彼女いないマンの三浦春馬が、
ひょんなことから出会った多部未華子と付き合い、
月日が流れて、プロポーズするって話。

いくつかあるエピソードが密接に繋がってるのが面白いのと、
あとは、それぞれのエピソードにおいて、
「相手は本当にこの人でいいのか」、
「この人といっしょになって本当に幸せか」
みたいな疑問を投げかけてて、
それに対する答えがどうなのかってのが、
とても興味深かった。

人に限らず、何を選ぶかも大事だけど、
選んだものを正解だと思えるような人生にするのも大事だなと思った。

ドラマチックな展開はなく、
淡々と進んで行く流れではあるのだけれど、
年齢的にも今の自分に当てはまるようなことも多いので、
とても集中して観ることができました。

矢本悠馬のキャラいいなあ。
あんなパパになりたい(笑)

てか、三浦春馬がプロポーズしたところが、
まさかのウェスティン(仙台だけど)www
いやー、ウェスティンかーwww
「時間」と「オペレーション」の概念がないウェスティンwww
わかる人にはわかる(笑)

オチは早い段階でわかってしまう『3人の信長』

2019年09月22日 22時35分09秒 | 映画


2019年公開映画148本中134位。

織田信長を捕らえたと思ったら、
なんと3人いましたっていう映画。

もちろんどれかは本物で、どれかは影武者なんだけど、
みんな癖や体の傷まで同じなので、
どれが本物かわからない。

その中で、あの手この手で本物を見つけようとする話ではあるものの、
勘のいい人はすぐ気づくかもしれないっていう(笑)

コメディなのかシリアスなのかがよくわからず、
お話としては正直面白くはないのだけど、
織田信長という人物がとても器が大きく、
まわりから慕われているというのがよくわかる映画でした。
まあ、実際に織田信長の人柄がどうだったかはわからないけど(笑)

てか、ロケ地が『たたら侍』と同じじゃんっていう。

LDH系の映画は、個人的にはどれもハマらないな。。。
(『ハイロー』は見てないから何とも言えないけどw)

間違いなく邦画のトップクラスである『砂の器』

2019年09月22日 14時01分56秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1974年の日本映画『砂の器』。

3年前の「午前十時の映画祭7」に続いて2回目の鑑賞だけど、
これはもう、、、
邦画の中でトップクラスを誇る面白さである。・゜・(ノД`)・゜・。

とある殺人事件の犯人を追って行く刑事モノではあるんだけど、
そのジャンルを大きく超越する
犯人とその父親のヒューマンドラマが秀逸すぎるのが、
この映画の一番の魅力だろう。・゜・(ノД`)・゜・。

そもそも話の構成がものすごく絶妙なテンポなのがいい。

刑事役の丹波哲郎と森田健作が、
ひたすら足を使った地道な捜査を続けるも、
最初は操作に全然進展がないのだけど、
いいタイミングで手がかりを入手するんだよね。

で、また捜査が行き詰まるんだけど、
いいところで進展がある。

ちょうどいいタイミングで進展させて、
興味を尽きさせないのが神業だなと。

さらに、終盤で加藤剛の演奏に合わせて、
過去の生い立ちをプレイバックさせる演出も感情が揺さぶられる。

ハンセン病の父親(加藤嘉)と幼き日の加藤剛が、
まわりから疎まれながらも長い旅路を続け、
最終的には離れ離れになってしまうところはとても心が痛む。

そして、その父親がね、成長した息子の写真を見て、
大泣きしながら「こんなやつは知らん!」って言うんだけど、
そのときの心情を想うと辛くて。。。
絶対会いたいはずなのに、
そう言ってしまう親の愛に涙を禁じ得ない。。。
しかも、そのときの演技がすごすぎて圧倒されてしまうほど。
あんな迫真の演技、、、そうそう見れるもんじゃない。。。

その流れを踏まえた上で、演奏中の加藤剛を見て、
丹波哲郎が言う「彼にはもう音楽、、、音楽の中でしか父親に会えないんだ」
というセリフは強く心に残ります。。。

70年代のノスタルジックな雰囲気に、
現代以上にうまい役者さんの演技、
濃厚なストーリーを内包するこの映画は、
まさに邦画におけるトップクラスの作品だと思う。

今期の中ではアクションが豊富だったけど、真木よう子の活舌が悪かった『ボイス 110緊急指令室』

2019年09月22日 00時11分00秒 | ドラマ
公式サイト

まあ、面白かった。

真木よう子がX-MENなんじゃないかってぐらい
異常聴力の持ち主で、緊急司令室にいながら、
被害者や部下からの電話の向こうに聞こえる音を正確に聞き分け、
事件解決に導くという韓国ドラマのリメイク。

毎週起こる事件を
彼女の特殊能力を駆使しながら解決していく流れなんだけど、
このドラマの一番の目的は
彼女の父親と唐沢寿明の妻を殺した真犯人を見つけること。

なのに、黒幕が裏で糸を引いて、
警察内部に裏切り者がいたり、
病院に手引きをしたりと、
現場のメンバーに度重なる困難がやってきては、
真木よう子を始めとして、
熱血刑事の唐沢寿明や相棒の増田貴久たちが
何とか乗り越えて行くってのが面白いポイントだったかな。

途中から、犯人が伊勢谷友介ってのが明るみに出るんだけど、
顔の形や声で1話の時点でもわかる人にはわかるっていうwww
でも、1話からずーーーっと追っていたことが
最終回でようやく決着がついてホッとしました。

ただ、「平凡な日常を送る」という彼にとっての“地獄”が
どんなものなのか楽しみにしてたのに、
あの終わり方はあっけない気もするけど。。。

あと、このドラマは殴り合いや銃撃シーンも多く、
今期のドラマの中ではけっこうアクションがふんだんにあったのもよかった。

特に、最後の伊勢谷友介と唐沢寿明のタイマンはかっこよかったし、
警察署内で唐沢寿明が伊勢谷友介を何発も撃つシーンは、
無言ゆえの迫力があり、
彼のこれまでの怒りがすべて込められていて見ごたえあったと思う。

だからこそ、トドメを刺さない苦しみもひとしおで、
最終回にふさわしい演出だと感じました。

しかし、真木よう子、滑舌がすこぶる悪かったな。。。
これまで感じたことなかったのだけど、
このドラマではセリフが若干言えてなくて聞き取りづらかった(笑)

国家錬金術師なドクター・ストレンジの『HELLO WORLD』

2019年09月21日 21時51分56秒 | 映画


2019年公開映画147本中59位。

『ソードアート・オンライン』っぽい世界を舞台に、
『鋼の錬金術師』と『ドクター・ストレンジ』が
合わさったようなバトルを繰り広げるSF青春ラブストーリー。
これだけで、好きそうな人は好きそう(笑)

主人公の前に、突然10年後の未来の自分がやって来て、
「恋人を失う運命にあるから助けたい」と。
さらに、10年後の自分には別の思惑があり、
それに翻弄されながらも、
恋人を守る戦いに身を投じていく主人公、、、って話。

まあ、割と既視感たっぷりの映画ではあるんだけど、
個人的に設定は好きだった。
未来の自分とか、想いが具現化する武器とか、
中二な人にはたまらんですばい。

その武器も、もともとは特殊な手袋になってて、
物質に触れて強く念じることで、
様々なモノを生み出すことができるから、
見た目が国家錬金術師そのまんま(笑)

しかも、それを応用して、
街の構造を変えたり、道を複雑に組み替えたりする映像は、
まさに『インセプション』や『ドクター・ストレンジ』まんま(笑)
アニメだからね、実写じゃない分何でも作れるだろうということで
驚きは少ないのだけど(笑)

ラブストーリーの部分も
ちょっと泣いちゃうぐらいには感動したし、
よかったと思う。

ただねー、好きな要素が揃ってるのに、
そこまで響かなかったのは、
舞台となる世界がちょっと微妙だからなんだよね。。。

ややネタバレ入ってしまうので、
知りたくない人はここでバイバイ。










主人公の住む世界がデータによって作られた仮想世界なんだ。
具体的には、歴史の保存を目的として
「アルタラ」と呼ばれているコンピューターの中に
“再現された”過去の京都。

だから、現実ではないんだよ。
その時点で、あらゆる事象は
「まあ、データだし、何でもありだよね」って思っちゃって、
目の前で起こることに変に納得しちゃうから、
あんまりワクワク感がなかった。

でも、二重三重に練られた設定や、
最後のオチなんかはそれなりに楽しめると思います!