Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

香取慎吾史上最もダークな映画『凪待ち』

2019年06月30日 16時21分46秒 | 映画


2019年公開映画103本中44位。

香取慎吾史上最高にダークでバイオレンスでクズな映画かも。
ポスター見たとき、パッと見、新井浩文にも見えるけど(笑)

ギャンブル依存性の香取慎吾が、
再起を図るために宮城に移住するも、
結局抜け出せないばかりか、
パートナーの女性も亡くしてしまう、
踏んだり蹴ったりな内容。

とにかく金ができると、
すぐに競輪につぎ込んでしまうクソっぷりは、
ある意味清々しい。
それでいて、キレやすく手のつけようがないところも、
これまでの香取慎吾の役を思い返すと新鮮。

人って環境を変えようが大切な人が亡くなろうが、
そうそう変わるもんじゃないよねっていうのが身に染みる映画でした。

『孤狼の血』と同じ白石和彌監督だけど、
あの映画よりはもう少し柔らかいかな、
バイオレンス度合いは。

キャラ弁がコミュニケーションツールだった『今日も嫌がらせ弁当』

2019年06月29日 22時56分33秒 | 映画


2019年公開映画102本中67位。

反抗期になった娘の態度を改めさせるために、
高校3年間、ほぼ毎日キャラ弁を作り続けた母親の話。

個人的にはそこまででもなかったけど、
笑えるし泣けるし、バランスのいい映画なんだと思う。

あの篠原涼子みたいなお母さん、欲しいわ。
ノリが面白いし、作るキャラ弁がすごすぎる。
まあ、反抗期の娘からしたら、ウザさMAXだと思うけど(笑)

ウザいと言いつつも、
毎日ちゃんと弁当を完食してくるところがかわいい。

このキャラ弁が、手紙とかLINEに変わって、
普段話せないことを話すための
コミュニケーションツールとなっているのがうまいなと思った。

だから、毎日作る意味が生まれる。
途中でやめたら、ただの気まぐれと思われて終わっちゃうわけだし。
そして、コミュニケーションツールとなっているからこそ、
毎日作り続けることで、結果として娘の態度も改まるんだよね。

最後の弁当は感動。

過酷すぎる状況に見入ってしまう『八甲田山』

2019年06月29日 20時56分40秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1977年の日本映画『八甲田山』。
当時の日本映画の第1位らしい。

時は明治。
将来的なロシアとの戦争を見据えて、
寒冷地での訓練をしようと、
真冬の八甲田山を登る話なんだけど、
実話ベースかつ、
近代の登山史における世界最大級の山岳遭難事故とのこと。

高倉健と北大路欣也がそれぞれ隊を率いて八甲田山を目指し、
結果的に高倉健の部隊は全員生還するものの、
北大路欣也の部隊は人が多かった上に、
天候の急変や指揮系統の乱れなど複数の要素が絡み合い、
210人中199人が死亡するという大惨事に。

あまりにも過酷すぎる環境で発狂する人が現れるなど、
かなり痛ましい映像だった。。。

北大路欣也は、遭難の責任を取って、
舌を噛み切って自決するんだけど、
それによって、出発前に高倉健と交わした
「八甲田山で落ち合おう」という約束は果たされず、
変わり果てた姿で再会したのは、
とても悲しいシーンだった。

でも、もっと悲しいのは、
ここでの生還者は、
2年後の日露戦争における黒溝台会戦において、
マイナス20度の極寒を戦い抜き、
全員戦死したこと。。。
そのおかげで、
後の奉天会戦は日本の勝利に終わったけれど、
その背景にこの遭難事故があったと思うと感慨深い。

2015年に『エベレスト 3D』という映画を見たけど、
それ以上に過酷さが伝わってくる内容だった。
実際のロケも真冬の八甲田山で行われたので、
かなり大変だったらしい。

ちなみに、当時の北大路欣也と加賀まりこが
今の自分と同い年だったと知ってびっくり。
22歳だった秋吉久美子もかわいかった。

シーンのつながりが支離滅裂な『劇場版パタリロ!』

2019年06月29日 00時52分57秒 | 映画


2019年公開映画101本中98位。

軽い気持ちで見に行くと後悔する映画ですね(笑)
もう、何が起こってるのかわからなさすぎて。。。
スパイダーマンと比べてしまうと、
範馬勇次郎じゃないけど、
「上等な料理にハチミツをブチまけるかのごとき」
という比喩がぴったり当てはまる(笑)

予告を見ると、『翔んで埼玉』と同じ作者だし、
面白そうなギャグ映画かと思ったんだけど、
もっと斜め上をいってたよ。。。

父が亡くなり、主人公パタリロが新しい王となるための戴冠式を向かえる
という大まかなストーリーはわかるものの、
とにかくシーンのつながりが支離滅裂すぎる。
「Hey, Siri」つったら、「滅裂です」と返ってくるぐらい、
理解しがたい世界が広がってた。

イギリスにいたはずなのに、気づいたら埼玉にいるし。
唐突に謎な歌を唄い出すし。
CGはプレステ2時代のクオリティだし。
「考えるより感じなさい」という声が聞こえてきそうな内容。

しかも、BLなんだよね。
男同士のチュッチュペロペロが多い。
女性同士でもそうなんだけど、
同性愛モノがまったくわからない身としては、
もうなんか、、、、なんだろうなと(笑)

ただ、舞台俳優が多く出ているので、
歌はみんなうまいし、セリフも力強い。
普段一方向な舞台のカメラワークをいろいろ変えて、
無理矢理映画化しましたっていう感じがする。

唯一、タマネギ部隊のくだりは面白かったけど、
それ以外は僕の理解を超えてしまって、
ほぼ知覚できなかった。

原作ファンか、それぞれの舞台俳優のファンじゃないと、
ちょっとキツイかもしれないなあ(笑)

本当にファンを大切にするなと思った『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』

2019年06月28日 03時10分21秒 | 映画


2019年公開映画100本中5位。

世界最速で見てきました。
記念すべき100本目をスパイディにすべく、
年始から綿密な鑑賞計画を、、、
立てるわけもなく、好きなものを好きなように見て、
たまたま100本目にこれが当たるという奇跡。

今年は新作200本見ると年始に密かに決めたので、
ギリギリオンスケ(笑)

マーベル・シネマティック・ユニバース第23作品目。
そして、フェイズ3のラスト。

やられたよ、あの展開。
いやね、ウィキペディアをチラッと見て、
なんとなくの知識は仕入れていたんだけど、
どうも予告と合わないなと思ってて、
それが、、、まさか、、、ね。。。

牧歌的な青春ストーリーで、
『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見た後だと、
まさにデザートみたいな感じ。
変に壮大にもド派手にもせず、
スパイダーマンの世界観を崩さない姿勢が好感持てた。

「これ、あのときのあの人か!」という発見や、
スパイダーマン自身の他キャラクターへのオマージュの入った言動など、
MCUを全部見てるとわかる「あ!」っていう要素もしっかりあって、
本当にファンが喜ぶことしてくれる心遣いが気持ちいいし、
作品全体に“親愛なる隣人”
というスパイダーマンのスタンスが込められている気がして心温まるわ。

トニー・スターク亡き後の世界において、
遊び盛りのピーター・パーカーが、
「やりたいこと」と「やらなくちゃいけないこと」の間で
葛藤しながら成長していく姿は、
邦画のどの青春映画よりも青春だった。

そんな姿を見て、彼をとても応援したくなるのは、
「世界の孫」の異名を持つトム・ホランドだからこそなせる技。

いい締めくくりでした。
フェイズ3の。

そして、これは、、、続くね。。。
ただ、次に何が来るのかまったく見当がつかないけど(笑)

MCUはもう正のスパイラルに入ったと思ってる。
作品単体の面白さももちろんのこと、
その作品がユニバース全体の中で
どういう位置付けになるかを考えるだけで楽しい。
これが、ただのシリーズ続編だと、縦にしか繋がらないけど、
ユニバースという形によって横の繋がりも生まれ、
影響する他の作品もさらに楽しめるという相互作用が発生する。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』が素晴らしい終わり方をしたからこそ、
その熱量はさらに加速していくと思うんだ。

だからこその今日の映画館の混みようは納得。
0時開始であんなに混んだ館内は初めてかもしれない。

でも、トニー・スタークのいない世界はやっぱり寂しい。
死んだばーちゃんのいない世界が寂しいのと同じぐらい寂しいよ。

サイコパスすぎる『ハウス・ジャック・ビルト』

2019年06月26日 22時59分08秒 | 映画


2019年公開映画99本中79位。

軽い気持ちで見に行くと後悔する映画。
殺人鬼の話だってのは何かで見たのだけど、
ちょっと量が多すぎたよ、、、死ぬ人のね。。。(笑)

実話ベースの話らしいけど、
ストーリーはほぼなく、
静寂の中でひたすら人を殺しまくるサイコパスな話。

殺す相手はほぼ女性だったのだけど、
ジャッキで顔面を執拗に殴打したり、
首を絞めたり、ライフルで家族を銃殺したり、
トラックで背後から轢き殺したり。
一番痛々しいのは豊満で綺麗なおっぱいを
生きたままナイフで切り取るところ。
しかも、そのおっぱいを財布がわりに使うという狂気。

で、遺体はすべて冷凍倉庫にて保管。
意味がわからない(笑)

ただ、意外とコメディなシーンもあって。
犯人は潔癖症なところがあるから、
2人目を殺して車に戻った後、
「あれ、カーペットの下に血痕あるかも、、、?」
と思って、戻って確認するけど何もなく、
安心して車に戻るも「あれ、あそこにも、、、?」
と何回も同じ行動を繰り返すのがお茶目だった(笑)

「殺人鬼×潔癖症」とか面白い掛け合わせだなと、
その一瞬だけ思ったんだけど、
本当にそこだけで、後はもうぐっちゃり。

そんな内容だけど、
意外にも建築や芸術と結びつけているのが印象的だったりする。

最後はけっこう精神世界的なところに入って行くから
(僕はあれは死後の世界か本人の内なる世界だと思ってるけど)、
わからない人にはわからない世界観だろうなと思った。

他人の命を奪うことに何の躊躇もないどころから、
むしろ呼吸するように人を殺す人っているんだな。

現実でもよく12年間も捕まらなかったな。。。

主役のわがまま甚だしい『パーフェクトワールド』

2019年06月26日 12時42分16秒 | ドラマ
公式サイト

「いつかこのドラマが、ただのありふれたラブストーリーになりますように」
って始まりだったけど、いいドラマだった。
今期2番目に面白かった。

障害者と健常者の恋物語だけど、
映画版より断然よかったね。
尺が長い分、登場人物の秘められた想いや
葛藤・対立が数多く描かれていて、
より人物が深掘りされてるから感情移入しやすかった。

映画だと、メインの杉咲花と岩田剛典にしか焦点が当たらずに、
物語に大した起伏も感じられなかったけど、
今回はそれに加えて、
幼馴染役の瀬戸康史や、
ヘルパー役の中村ゆりもフィーチャーされまくってて、
それぞれが届かぬ想いを抱えていたから、
すごく見ごたえがあった。

だからこそ、最後よかったねえなんて全然思わなかったわ(笑)
誰かの幸せは誰かの不幸せの上に成り立つものだということを示していたから。

瀬戸康史が切なすぎるだろ。。。
山本美月に30年片想いで、
ようやく婚約までいけたのに、
結局破断という。。。
それも山本美月と松坂桃李のわがままだし。
さらに、そこから飛び火して岡崎紗絵も切ないというね。

というか、ラブストーリーって、
大体は主人公の幸せのために、
他の脇役が不幸せになる構図か(笑)

それでも、今期一番泣いたわ。
瀬戸康史の切なさや、
松坂桃李が山本美月と別れを決めるときのやるせさや、
松重豊がずっと反対してた結婚を認めるところは、
ぐっときた。

あと、主題歌を歌ってる菅田将暉が最後チョロっと出てた(笑)

両親や親友との絆が泣ける『SANJU/サンジュ』

2019年06月26日 00時16分38秒 | 映画


2019年公開映画98本中37位。

ボリウッドのスター俳優サンジャイ・ダット(通称サンジュ)
の半生を綴った映画。
陽気なインド映画を想像していったら、
確かに笑えるシーンはあるものの、
陽気さはあんまりなく、
どちらかというとシリアス寄りな映画でした。

サンジュは日本では知名度は低いけれど、
インドでは有名らしく、
彼が薬に溺れたり、
1993年のボンベイ連続爆弾テロ事件との関与を疑われたりと、
かなり踏んだり蹴ったりの人生の中、
彼を支えた両親や親友との絆を描いた話。

流れとしては、
サンジュが武器の不法所持で有罪判決を受けてしまい、
収監されるまでの間に、
彼の本当の姿を伝記にして欲しいと、
妻が有名作家に依頼するのが始まり。

その作家がいろいろ調べていくうちに、
サンジュと父親の関係、
薬に手を出した背景、
親友との出会いから決別、
武器を所持した理由などが明らかになるんだけど、
親友とのエピソードが一番泣けた。。。
いろんな経験を共に乗り越えたからこその、
最後のあのシーンはずーんとくる。

彼は薬物依存に陥ったり、
308人もガールフレンドがいたり、
親友の狙っている女性を食べちゃったり、
なかなかクズなところが多いんだけど、
それゆえか、ちょっと真面目なことをするだけで、
好感度上がるんだよね。
普段怖い人がちょっと優しくするだけで、
メチャクチャいい人に思えちゃうアレ。
ある意味ズルい。

ただ、サンジュ自身もそうだし、
テロ事件についても、
日本ではなじみがないから、
インドの内輪的な感じにも映るんだけど、
この映画の記録がけっこうヤバイ。

この作品は2018年のものだけど、
インド国内では『バーフバリ 王の凱旋』や
『パドマーワト 女神の誕生』、
そして『バンジュラギおじさんと、小さな迷子』を抜き、
ボリウッドの歴代の映画興行成績の中で第2位になったらしい。

確かに笑いと涙の両方があって感情の振り幅が大きいし、
インドにおいてスターの伝記映画ともなれば、
国内の盛り上がりはすごそうだ。

あと、やっぱりインド人の女優さん、メッチャ綺麗。

仕事とは何かを考えさせられる『わたし、定時で帰ります。』

2019年06月25日 23時49分06秒 | ドラマ

今期3番目に面白かった。

働き方改革が推し進められる中、
その働き方に焦点を当てたタイムリーなドラマ。
仕事に対するいろんな人の価値観が入り交じり、
時に衝突しながらも業務を遂行していくのは、
まさに社会人にとっては共感できる内容だった。

自分のペースを守りつつも、
何かといろんな調整役に駆り出される吉高由里子が、
いい意味で目立ってなくてよかった。
あくまでも人間関係のクッションや潤滑油みたいに機能していて、
『集団左遷!!』で何かと前面にしゃしゃり出てきた
福山雅治とは真逆というか、
個人的には吉高由里子の方が
いっしょに働きたいなと思ったわ(笑)

僕も一応ウェブ系の部署にいるので、
ドラマの中の業務の進行や出てくるセリフなどが、
まさに自分の仕事まんまでリアルだなと思って毎週見てました。

仕事に対する考え方や置かれている状況は人それぞれだし、
一律で統一するよりは、
その人の好きなようにやればいいじゃんとは思うものの、
あの会社がWeb系の会社だからこそ、
比較的自由なのかなとも思った。
ある程度は、
お互いの働き方の違いを認め合えていた気がする。

吉高由里子の「何のために働くのか」という問いに対しても、
みんなからいろんな答えが出ていたけど、
最終的にこれだと決めつけなかったのは、
そんなの人の数だけ答えがあるということなのだろう。
(僕はある意味「罪」だと思ってるけどw)

ただ、終盤の向井理と吉高由里子のくだりはイマイチピンとこなかった。
向井理は散々仕事の鬼と化していたのに、
急にあんなにバーっと想いの丈を告げられてもね。。。(笑)

あの『アナ雪』の、、、続編じゃない『アナと世界の終わり』

2019年06月24日 23時46分40秒 | 映画


2019年公開映画97本中39位。

設定勝ちでしょ、これ。
『アナと世界の終わり』というタイトル。
アナセカ。
ディズニーが贈る雪国の姉妹愛の続きかと思ったら。。。

ゾンビ×ミュージカルでした。

まさかの対極を成す2つを掛け合わせるとはね。
ありそうでなかった。

話としては、ウィルスが蔓延して人々がゾンビ化していく中、
主人公たちが戦いながらも逃げ惑うという
オーソドックスな流れなんだけど、
ミュージカルだからさ、歌うんだよ。
荒廃した、世紀末みたいな街の中で。
悲しみを、闘志を、愛を、歌うんだよ。

だから、ゾンビ映画なんだけど、ほとんど怖くない。
むしろ、笑えるシーンも盛り込みつつ、
ヒロインと父親のくだりは普通に泣けるし、
意外と笑いと涙のバランスがいいなっていう。

なのに、ゾンビを倒すときだけ派手にグチャグチャしてて、
そこだけものすごくB級感あるから、
ちょっと笑っちゃうんだよね。
「雑ww」って。

いやー、びっくり。
こんな世界あるんだと思って。
さすがに、ゾンビは歌わなかったけど、
相反する要素をうまく合わせたなと思った。

しかも、知らない役者ばかりだったんだけど、
歌も踊りもすごくうまいんだよ。
3月に見た邦画の『少年たち』とはレベルが違った。
海外は日本よりもミュージカルの文化が根付いているからなのだろうか。

そして、ディズニーミュージカルとの差もわかった気がする。

この映画は、けっこう何でも歌にしてたけど、
ディズニーはここぞというときにしか歌わないから、
歌の意義が大きい。

さらに、ディズニーの方が口ずさみやすくて、
メロディーを1回聴いただけでも
何となく覚えてしまうぐらいにはわかりやすい。
この映画の歌はかっこよかったけど、
なんか覚えづらかったんだよね。

『カメラを止めるな!』もそうだけど、ゾンビって扱いやすいのかな。
「ゾンビ×◯◯」でけっこういいブレストできそう(笑)

福山ましゃしゃ治だった『集団左遷!!』

2019年06月24日 00時50分02秒 | ドラマ

あんまりハマれなかった。。。

福山雅治が銀行員として奔走しまくるドラマだったけど、、、
どこに行っても福山雅治ばかりで。

主役なんだからそりゃそうだろって話なんだけど、
これだけキャストがいたら、
いくつかは脇役を主軸に添えたエピソードがあっても
おかしくないかなと思ってたんだよね。
そんなんおかまいなしにオールウェイズ・マシャ・オン・ザ・ステージ。
どんだけしゃしゃるんだと。
福山ましゃしゃ治かと。

それでいて、スタンスがただ「がんばる!」
という精神論野郎だったから、
こんなの上司にいたら面倒臭そうと思ってしまった(笑)

さらに、後半は上層部の不正を暴く探偵ごっこみたいな感じになり、
本業をほぼやってなかったから、
銀行っぽさをあんまり感じずに、
池井戸潤作品との差を感じてしまった。。。

とはいえ、あの福山雅治が、
クールな役が多い福山雅治が、
一心不乱に全力疾走しまくる姿はちょっと面白かったし、
自らが正しいと思う銀行の在り方を追求する
熱意の大きさは素敵だなと思ったけれど。

そして、最終回の新聞社のロケ地が、
『白衣の戦士!』の映画館のロケ地と同じで、
内装次第でこんなに変わるんだとちょっとびっくりした(笑)

いろいろ考えさせられる脱獄映画『パピヨン』

2019年06月24日 00時36分56秒 | 映画


2019年公開映画96本中37位。

これは壮大な脱獄映画。
しかも、実話というから見ていて辛かったわ。。。
朝から飲まず食わずで、映画4本はしごした身からしても、、、
いや、だからこそ、この疲労感が囚人たちの満身創痍を感じるには
ちょうどよかったかもしれない(笑)

無実の罪でフランス領ギアナにある流刑地に送られた
主人公パピヨン(チャーリー・ハナム)が、
そこで知り合ったルイ(ラミ・マレック)と共に脱獄を試みるって話。

脱獄するには相応の準備が必要なんだけど、
それにはお金が必要。
ルイがさ、ケツの穴に詰めてるんだわ。
お金を。
どういう経緯で入れたのかはわからないんだけど、とりあえず入ってる。
痛いだろって。
途中、下痢で流れ出てるからね。。。
汚いだろって。
でも、生きるためにはそうせざるを得なかったんだよな。。。

さらに、この映画、
1発で脱獄してイェーイ!じゃないんだよな。
1回目にミスって、そのペナルティで2年間独房に入れられ、
2回目もミスって今度は5年間独房に入れられ、
3回目でようやく。。。

もう心身共にズタボロのはずなのに、
それでもうまくいくかどうかわからない
3回目の脱獄を選択するパピヨンは、
自由への渇望さが凄まじかったということなのか。

ルイは3回目は島に残る選択をしたからね。
彼はもう諦めの方が強かったんじゃないかな。
もともと真面目で大人しい性格だし、
足も悪くしてたし、親友の足手まといにならないため
ってのもあったんじゃないかなと思う。
あのとき、2人がお互いに何を想ったのかを想像すると涙が出てきたわ。

2017年の映画なのに、今やってるということは、
『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットで
ラミ・マレックの知名度が上がった結果なのではとか考えてしまうけど(笑)

あと、知らなかったんだけど、
この映画は1973年にもやってるんだよね。
しかも、パピヨンをスティーブ・マックイーンが、
ルイをダスティン・ホフマンが演じるという名優中の名優(笑)

邦画では滅多に見れないド派手アクションの『ザ・ファブル』

2019年06月24日 00時29分02秒 | 映画


2019年公開映画95本中62位。

天才的な殺し屋である岡田准一が、
1年間「普通の人」として過ごすはめになるものの、
結局トラブルに見舞われるという話。

主人公のちょっと常識はずれな行動は笑えるけど、
殺しの腕はピカイチすぎる。
銃で狙ったら外さないし、
肉弾戦もまるでジャッキー・チェンのような
素早い身のこなしはとてもかっこいい。
邦画にしてはかなりド派手なアクションで、
そこが一番の見どころ。

とはいえ、それ以外に何かあるかというと
そういうわけでもないので、
ハリウッドでさらにド派手なアクションに慣れていると、
少し物足りないかなという感じでした。

柳楽優弥はチーマー顔だよなとつくづく思う(笑)
この前の『泣くな赤鬼』と180度違う役柄にびっくりするけど(笑)

ぬ~べ~感ある『きみと、波にのれたら』

2019年06月24日 00時05分39秒 | 映画


2019年公開映画94本中64位。

ぬ~べ~案件かなと。
死んだ彼氏が、ある歌に反応して
水の中に限定して現れる地縛霊みたいになるから、
ぬ~べ~に相談した方がいいかなと思った映画でした。

半分本気でそんなこと思ったけど、
実のところは、彼氏を亡くしたヒロインの成長物語です。

前半でもんのすごいラブラブしてたもんだから、
彼氏が亡くなって落ち込んで、
地縛霊になって現れて喜んで、
でもいつまでもそんな状態じゃいられないから、
ある事件をきっかけに一人立ちするという感動話。

キャラ絵が緩かったせいか、
ほとんど感情移入できなかったけど、
声優としての川栄李奈の演技は想像以上によかったし、
ラストの終わり方は好きです。

アニメの水って、ものすごくとろみがあるよね。
あんなとろとろしてて、サーフィンできるのかと思った(笑)

感動ストーリーにFFのBGMがマッチしまくってる『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』

2019年06月23日 23時49分52秒 | 映画


2019年公開映画93本中9位。

昨日ドラマ版も見たけど、これすごくいい。
すごくよくて、とてつもなく『FF14』をプレイしたくなる話。

主人公が息子であることを隠して、
『FF14』の世界に父親を誘い、
いっしょに冒険をすることで、
親子の関係性をよくする壮大な親孝行物語。

初めてのオンラインゲームで、
右も左もわからずアワアワしてる父親の姿が笑えるし、
そこにしれっと近づいて、
自然な形でフレンドになり、
行動を共にすることで、
これまで見えなかった父親の人間性を再発見する過程も泣けるし、
笑いと涙のバランスがよかった。

感動的なストーリーに、
FFのBGMに、主題歌がGLAYだから、
僕の好きなものの詰め合わせみたいな感じでした。

でも、最後の正体を打ち明けるシーンのBGMは、
『マトーヤの洞窟』よりも
『FFⅠ』のエンディングテーマの方がしっくりくる気がする。

ドラマ版と映画版は少し設定が違うけど、
どちらも面白いし泣けるのでオススメです。
ドラマ版は24分✖︎7話なので、
映画とそんなに尺も変わらないし。
今ならNetflixで見れます!

ちなみに、大のFF好きな僕でも、
オンラインの『XI』と『XIV』は
買ってインストールまでしたものの、
キャラクター作成までしかやってません。

理由は廃人になりそうだから。。。(笑)

高校生のときに『リネージュ』という
オンラインゲームをプレイしたのだけど、
これが楽しすぎて。
遠いところにいる人たちとリアルに同じ場で冒険できるし、
初心者の自分にいろいろ教えてくれて、
「オンラインゲームの人たち、温かい」
と感動したんだよね。

ところが、いつ行っても誰かしらいるから、
気づいたら朝の3時とか4時とかまでプレイしちゃって、
翌日は平気で遅刻するぐらいになってしまったので、それ以来オンラインゲームはやってません(笑)
(あとは、最近は知らない人だと気を遣うのがめんどくさかったりw)

でも、これ見ると『FF14』やりたくなる。。。