タイトルの通りである。
まさかだったけど、ここにきて『過保護のカホコ』が一番面白いかもしれない、
と思い始めたのだ。
特に前回の第3話、この流れが大きかった。
個人的には、ドラマの面白さは「変化の過程」にあるように思う。
主人公の成長だったり、喜劇で始まったものが悲劇に変わるといった空気の変化だったり。
(これはドラマに限らず、映画やRPGなどあらゆる物語に言えるかも)
それでいうとカホコはその変化が誰が見てもわかりやすい。
母親に依存してなにひとつ自分で決められなかった彼女が、
竹内涼真との交流を通じて自主性を身につけて行くからだ。
1話ごとに彼女は母親の束縛を断ち切り、
自ら選択する意思を手に入れて行く。
このわかりやすい成長は見ている方にも、
「次どうなるのか」という期待を持たせてくれる。
そしてこのドラマは、
第1話の時点でイラつくところが多かったのもポイントだと思う(笑)
カホコの自分で決められない性格、
自分の考えを娘に押し付ける母親、
何も言えない父親、
なにかとすぐ集まる親戚たち。
見ただけで「この家庭環境は無理w」と思ったけれど、
このイライラポイントがどう変わっていくのかも楽しみになる。
第3話でカホコがついに母親にプッツンし、
予告を見ると、あさっての第4話では父親が声を荒げている
(これはお決まりの父の妄想シーンかもしれないけどw)。
これまで続いてきた環境が徐々に変化してきているのだ。
カホコの生きるスタンスが変わることによって、まわりにも影響が出始めている。
さらにこの先どう展開していくのかがいい意味で読みづらい。
だから、このドラマは最終回までその著しい変化の連続を楽しめるところが素敵な気がしている。
同様に先の展開がわからない『愛してたって、秘密はある』も面白いし、
もう日テレドラマ最高だと思う(笑)