終戦から60年。終戦記念日もすっかり過ぎてしまいましたが、ちょっと戦争の話を書いておきます。
うちには、今年102歳になる ひいおばあちゃん がいます。
今は亡き、ひいおじいさん は、戦争を体験され、そのときの話をこの ひいおばあちゃん が聞かせてくれたのです。あまりの壮絶さに、これは語り継がなければならないのでは??・・?と思い、書いてみることにしました。
ひいおばあちゃんの言葉通りに書きます。
「おじいちゃんは、満州に渡って戦争に参戦してたんだよ。お前たちにも、知っておいてほしい。
ある日、上官に「○○!(ひいおじいさんの名前)外の偵察してこい!」と言われ、敵がどこにいるかもわからない外の偵察にでたそうな。
おじいさんは、崖のしたに行ったところで隠れていた敵に太ももを撃たれ、うずくまってたんだそうだ。
しばらくして、帰りの遅いおじいさんを心配して様子を見に来た仲間が「○○~○○~~~」と名前を呼んだんだと。だけど、もしここで敵にみつかったらとどめをさされてしまうと思ったおじいさんは、ホントは助けを呼びたかったんだけど、声が出せなかったんだと。せっかく助けにきた仲間の声も遠ざかってしまったが、どうやら敵はもその場を離れたらしいことがわかり、おじいさんは、撃たれた足をどうにか引きずりながら、銃を杖に必死に崖を上り、自力で部隊に戻ったのだそうな。
その怪我がもとで、内地の戻ることが決まったのだが、その帰りもつらかった。
撃たれた太ももが、化膿して、虫がわいてそりゃ大変だったそうな。
命からがら、帰ってきたんだよ~。戦争はいかんね。ホントにいかんね。。。。。」
衝撃的でした。
子どもができてなお、平和を祈らずにはいられない
うちの上の息子は、2歳と4歳のときの2回、同じ話を聞いたのですが、やはりかなりの衝撃だったようだ。
私からみたら、小さいからわかるかな?と思ったのですが、彼の心に、何かが残っているようだ。
戦争を知らない世代。こんな話は、やはり、ちゃんと語り継がなければならない気がした。