ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

プラグギャップ調整とゴムパーツ交換

2018年11月07日 22時30分00秒 | ヤマハ GX
今回はプラグギャップ調整とエアクリーナーボックスのゴムパーツを交換したいと思います。

何故プラグギャップの調整とゴムパーツの交換をするかと言うと…
先日のバタフライシャフトのバルブとシールの交換後にパイロットスクリューを規定値のど真ん中で合わせて調子が良かったのですが、何故か最近規定値のど真ん中+1/4回転戻しでアイドリングが安定するようになりました。
また、ライトをオンにしたり信号待ちでブレーキランプを点灯させているとアイドリングがほんの少しだけ(50rpm程)下がる様になったことに気付きました。
こんな細かい事が非常に気になり、寝ても覚めても原因を考えます(´・ω・`)

仮説①
プラグギャップが狭い為に飛火ミスは起こりにくいが、電極の消炎作用で火炎核が成長しにくくなって着火ミスが発生しやすくなった。

仮説②
プラグギャップが広い為に消炎作用の影響は小さく着火ミスは起こりにくいが、逆にプラグの放電性が悪くなって要求電圧が高くなり飛火ミスが発生しやすくなった。

仮説③
仮説①と②に加えてほんの少し、本当に本当にほんの少しだけどこからか二次エアーを吸い出した為に燃調が薄くなった。



仮説①と②では、プラグギャップと火花についてネットを調べてみました。色々と参考になる事がありましたが、

飛火…中心電極から接地電極に火花が飛ぶこと
着火…火花で混合気が着火して燃焼すること
らしいですσ(^_^;)
今回はここに着目してみたいと思います。


更に色々と調べていると、殆どの方がプラグギャップは広ければ広い方が良い様なニュアンスを記載していました。
取り敢えず規定値のど真ん中の0.75mmに調整していたのですが、しっかり暖機運転をした後にプラグギャップの規定値の上限と下限をそれぞれ試してみたいと思います。


先ずは上限の0.8mmです。


エンジンが掛かり辛くなり、ブレーキランプ点灯でアイドリングが大きく(100rpm程)下がる様になりました。



次に下限の0.7mmです。


エンジンの掛かりが良くなり、ブレーキランプ点灯でもアイドリングが下がらなくなりました。
しかしパイロットスクリューを規定値のど真ん中に調整すると回転数が少し下がってしまいました。

結論(多分)
私のGXはプラグギャップが規定値のど真ん中に調整されていると、イグニッションコイルが要求電圧を用意出来なかった為に飛火ミスが起きていたのかも知れません。これで仮説①と②は解消出来ました。残すは二次エアーです。

次に仮説③です。
パイロットスクリューを規定値のど真ん中に合わせるべく、二次エアーの吸い込み口を探します。
今まで手を入れた所を除外して色々調べていくと…






エアクリーナーボックスのゴムパーツがヒビ割れていました∑(゚Д゚)
もしかしたらこれが原因かも知れません。新しく新品純正パーツを購入しようとパーツリストを見てみると、そもそもゴムパーツが反対向きに取付けられている事に気付きました(-.-;)y-~~~
残念な事に新品純正パーツは生産終了、いつものパターンです。もう慣れていますヽ(・∀・)

海外のオークションサイトを調べてみると…残念な事に今回は見つかりませんでした(TT)
仕方が無くストックのエアクリーナーボックスを倉庫から引っ張り出して来ると、良いゴムパーツが出て来ました( ˆoˆ )/






では、きちんと向きを本来と同じ向きに合わせて交換します。







これできっと良くなるでしょう(^ ^)
早速エンジンを掛けてパイロットスクリューを規定値のど真ん中に調整すると…
良い感じです。アイドリングも約1200回転でフラつかずに安定しています。



試運転に出掛けてみると、加速も良くアイドリングも安定する様になりました。
少し燃費が良くなったかも知れません。
段々とGXのメンテナンスが完了に近づいて来た今日この頃です(^ ^)