ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

シリンダーのアブソーバ取り付けと点火時期調整

2021年06月28日 20時13分00秒 | ヤマハ GX
暇つぶしにパーツリストを眺めていると…
ふと興味深いパーツに気付きました∑(゚Д゚)



アブソーバ(・・?)
何故今まで気付かなかったのでしょうか…
私のGXには付いていません。
不要なパーツなのでしょうか(・・;)
不要なパーツなどパーツリストに載らないと思うのですが…
気になったので取り敢えず注文してみます。



届いたパーツを見ると、何かのゴムの様な感じです。
どうやって付けるのかネットの画像を探してみると、どうやらシリンダーのフィンの間に詰める様です。
早速私のGXにも付けてみます。
先ずはバラバラにします。



次に1つずつアブソーバをフィンの間に押し込んで行きます。







全部押し込んだらエンジンを掛けてみます。
旧車は少し暖機運転をします。
1分ぐらい経ってエキパイを触ってみると、左側より右側の方がかなり熱いです。
左右で温度が違うのは気になります(・・;)
まぁ良いでしょう。取り敢えず何が変わったのか試しに走ってみると…
エンジンの雑音やエンジン停止後の「キンキン」鳴る音が消えて静かになりました∑(゚Д゚)
もしかしたらフィンの共鳴を防ぐパーツだったのでしょうか(・・;)
恐らく謎が解けたところで帰ろうとすると…

GX「ドッドッドッ…プスッ……」
ローギアで半クラにして走り出そうとした瞬間、エンストしました(〃ω〃)
私、相変わらず下手っぴ(*´∀`)♪

という訳じゃなさそうです。
何かいつもより発進時のエンジンのパワーが弱々しい感じです(・・;)
こんな時は点火時期がズレている可能性大です。
自宅のガレージに戻ります。
片方のシリンダーだけ点火時期がズレているのか、それとも両方の点火時期がズレているのか…
アイドリング中にプラグキャップを外して確認します。
先ずは右側のプラグキャップを取り外して左側のシリンダーを確認します。
アイドリングは続きます。
恐らく左側の点火時期は良好でしょうd( ̄  ̄)
続いて左側のプラグキャップを取り外して右側のシリンダーを確認すると…
すぐにエンストしました∑(゚Д゚)
どうやら右側のシリンダーの点火時期が狂っている様です(・・;)
タイミングライトで確認すると…



案の定ズレていました(ー ー;)
かなりリタードしています。
ブレーカープレートのビスの締め付けトルクもヤマハ発動機のカスタマーコミュニケーションセンターに確認を取っているのですが…
何故ズレるのでしょう(・・?)
右側のエキパイが左側に比べて熱かったのは、コレが原因かも知れません(ー ー;)
コンタクトブレーカーのビスを緩めてアドバンス方向に調整します。



ピッタリ合いました。
念の為に左側も確認します。



やっぱりこっちはズレてませんでした。
最後に片側ずつプラグキャップを取り外して片肺状態でアイドリングが継続するか確認してみます。



片肺にしてもアイドリングはきちんと継続しました\(^o^)/


両側ともプラグキャップを嵌めてるとアイドリングが力強くなります。
また一つ乗り心地が良くなりました(^^)

ブレーキフルード補充

2021年06月27日 18時59分00秒 | ヤマハ GX
今日は雨予報です(・・;)
雨が降って来る前に少しGXに乗ろうと思います。
いつもの様に乗車前点検をします。
リヤブレーキマスターを見るとリザーバータンクの中のブレーキフルードの量がLOWERの線ピッタリぐらいになっています∑(゚Д゚)
今回は特にメンテナンスと言える程ではありませんがブレーキフルードを補充する事にしました。

先ずはサイドカバーを取り外します。


サイドカバーを外したらエアクリーナーを取り外します。


次に8mmのメガネレンチでリザーバーキャップを開けてガスケット、ダイヤフラムを取り外します。








次にブレーキフルードを補充します。





ついでにフロントブレーキにもブレーキフルードを補充します。



ヤマハのDOT3はもう入手出来ません。
DOT4ならヤマハの純正ブレーキフルードがあるのですが…
何故USE ONLY DOT3なのでしょうか(・・;)

補充が終わったら逆の手順でパーツを組み付けて完了です。



乗り心地は特に変わりませんが、安心して乗れる様になりました(^^)

リヤブレーキディスクローター 交換

2021年06月20日 19時18分00秒 | ヤマハ GX
最近、またリヤブレーキが鳴くようになりました。
昨年の夏にリヤブレーキキャリパーのオーバーホール&ブレーキパッドを新品に交換した時は鳴かなくなったのですが…
一時的に直っただけだったのでしょうか?
もしかしたらブレーキディスクローターの摩耗が原因かも知れません(・・;)
今日は雨予報が外れたのとオークションで安くブレーキディスクローターを入手したので交換する事にしました(^^)

リヤホイールの脱着は、車載工具セットの中にあるワイヤーツールという特殊工具を使います。
コレがあればマフラーの取り外しは不要で大変便利ですd( ̄  ̄)



サイドスタンドを立ててリヤシートに乗ってリヤサスを縮めたら、フレームとスイングアームの穴にワイヤーツールを引っ掛けます。





キャッスルナットに工具がアクセス出来る様になりました\(^o^)/
次に割りピンを抜いてホイールアクスルを抜きとります。









ホイールが外れたらロックワッシャーのロックを解除してブレーキディスクローターを取り外します。





外れました(^^)



今までのブレーキディスクローターの表面を触ってみると、すごく波打ってる感じです:(;゙゚'ω゚'):
厚さもかなり薄くなっています(・・;)
新しい方は模様は付いているものの、表面を触ってみても波打ってる感じはなく、厚さも薄くなっていない様です。



残念ながらロックワッシャーは再利用出来なそうです(・・;)
新しいロックワッシャーを使ってトルクレンチで規定トルクで締め付けます。





忘れずにロックワッシャーを起こします。



チェーンの調整をしてキャッスルナットを規定トルクで締め付けます。
最後に割りピンを入れてワイヤーツールを外して完了です。







パッドとローターが馴染むまでは注意して乗ります。
1時間ぐらい走ってみると…
ブレーキは鳴かずにキチンと効くようになりました\(^o^)/

私「うむむむ~~~んんんんんん 予想どおりオークションのブレーキディスクローターはなじむ
このGXに実にしっくりなじんで制動力が今まで以上に回復できたぞ
なじむ 実に!なじむぞ フハハハハハ フフフフ フハフハフハフハ フハハハハハハハハハハハハハハハハ フハフハフハフハフハ フハフハハ フッフッフッ フハハハハ

フッフッフッ、フハハハハ このブレーキディスクローターは42年前の他人のGXのパーツ… 今、取り付けたのは同じ車種、私のGX… そしてわざわざここまでGXを整備したのは私… 私自身だ…クックックッ! ヤマハのGXというのは我が運命という路上にころがる最新のオートバイのように便利なもんだったが… 最後の最後はこの私のGXに利用されるのがオークションのブレーキディスクローターの宿命だったようだ… フハハハハハハハハハ

ンッン〜〜〜♪ 実に! スガスガしい気分だッ! 歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ〜〜〜〜〜 フフフフハハハハ  数日前にブレーキディスクローターを手に入れたが…… これほどまでにッ! 絶好調のハレバレとした気分はなかったなァ… フッフッフッフッフッ オークションのおかげだ、本当によくなじむッ!  最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ」

また一つ乗り心地が良くなりしたψ(`∇´)ψ

APE カウンターシャフトシール オイル漏れ

2021年06月06日 19時55分00秒 | ホンダ APE
APEは小柄な車体なので、駅前や商店街のちょっとした用事に最適なバイクです(´∀`)
今日も乗車前点検していると…
オイル漏れ発見です∑(゚Д゚)



注油していないのにドライブチェーンが潤っています(ー ー;)
恐らくカウンターシャフトシールからのオイル漏れでしょう(T-T)
ガスケットとオイルシールのストックがあったので交換する事にしました。
特にエンジンオイルを抜いたりする必要は無さそうなので、すぐに終わると思います。
左側のクランクケースカバーのボルトを緩めて取り外します。





ボルトが外れたらハンマーで優しくショックを与えてクランクケースカバーを取り外します。




凄い汚れです∑(゚Д゚)



ドライブスプロケットを取り外すと…



やっぱりオイルシールから漏れている様です(T_T)
カウンターシャフトはサビサビですが大丈夫でしょうか:(;゙゚'ω゚'):
ピッキングツールを使って古いオイルシールを取り外します。







オイルシールが外れたら新しいオイルシールと交換します。



オイルシールに傷が付かない様にカウンターシャフトにビニールテープを巻きます。



オイルシールには滑りを良くする為にシリコーングリスを塗って嵌め込みます。



指で押しただけでスッポリ入りました\(^o^)/



忘れずにビニールテープを取ります。



次に古いガスケットをスクレーパーで取り除き、オイルストーンで面出しします。





綺麗に面出し出来たら、ガスケットにいつもの硬化しない魔法の液体ガスケットを塗ります。









魔法の液体ガスケットを塗っておけば次にクランクケースを開ける時に綺麗に剥がれますd( ̄  ̄)
トルクレンチを使ってドライブスプロケットを組み付けます。
最後にクランクケースカバーを閉めたら完了です。





30分もしないで終わりました。
無事オイル漏れが止まった事でしょう(^^)