ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

生産終了のSRと双子?のバイクGXのプラグ・プラグキャップ交換

2021年01月31日 12時59分00秒 | ヤマハ GX
最近とても寒いです(*_*)
誕生から43年、大人気のSRが3月15日発売予定の「ファイナルエディション」で生産終了のお知らせを見て更に寒さが増しました(>_<)
SRにそっくりなのに何故か不人気?の誕生から44年のGXはとうの昔に生産終了しています…(・・;)
(GXの初期型のデザインが不人気なのか、2気筒が不人気なのか…不明です)

寒くてもバイクは乗らなければ衰えて行ってしまいますo(・x・)/

前回のエンジン始動日から4週間程経っています(ー ー;)
暖かい格好をしてGXに跨ってエンジンを始動します。

「キュルキュルッ!ドッ…ドッ…ドッ…」

外は物凄く寒いのですが、チョーク無しでスタートボタンに触れた瞬間、一発でエンジンが…∑(゚Д゚)

先日のメンテナンスでコンタクトポイントの交換をして、点火タイミングを合わせたからでしょうか?
それともパイロット系が濃過ぎるのでしょうか?
否、パイロットジェットやパイロットスクリューはデフォルトです。
ではエアー系のジェットの詰まりでしょうか(・・?)

ポイント点火でもGXの場合、きちんとメンテナンスをしていれば始動やアイドリング、走行共に問題ありません。
私のGXはアイドリングを1,000r/min未満に調整してもエンストしませんが、あまり低くすると油圧が心配なのでサービスマニュアル通りの1,200r/minに合わせてあります。

動画ではエンジンが冷え切っている状態なので500r/minぐらいでアイドリングしています。
このまま数分アイドリングをしてエンジンが暖まれば、アイドリングは規定値の1,200r/minになります。
ただ、チョーク未使用でスタートボタンに触れた瞬間、エンジンが掛かったので暖機運転後の調子が心配です(・・;)

そんな事を考えながらエンジンの暖まり具合や、プラグキャップの装着具合を確認していると…

「バチッ!!:(;゙゚'ω゚'):

激痛です(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
指とハンドルバーの間にスパークが出ました。
プラグキャップを摘みながらハンドルバーに触れた瞬間でした。
恐らくプラグキャップからスパークがリークしていて、私の身体を伝ってハンドルバーにアースしたのでしょう…
とにかくビックリしました(*_*)

プラグキャップを見ても肉眼では何も確認出来ませんでした。
ドライバーを使ってリークを確認すると…



シリンダーヘッドのフィンに向かって、しっかりアースしています(ToT)
仕方なくプラグキャップを交換する事にしました。
ついでにプラグも安いのでこの際交換します。

新品のヤマハ純正のプラグキャップASS'Yを使います。


スパークプラグのギャップはサービスマニュアル通り、規定値の弩真ん中に合わせます。






車載工具を使って古いスパークプラグを取り外します。


新品のスパークプラグをサービスマニュアル通り、規定トルクで締め付けます。



古いスパークプラグの焼け具合はいかがでしょうか(・・?)
画像の奥に見える新品のスパークプラグは綺麗で気持ちが良いです(*^^*)
ハイテンションコードの先っぽを数ミリカットしてプラグキャップを取り付けます。




ハイテンションコードにプラグキャップを取り付けたら、プラグキャップをスパークプラグに被せます。


反対側のプラグキャップとスパークプラグも同様に交換します。


残骸セットは何かあった時の為に予備に取っておきます(*´∀`)♪


燃調を確認する為にエンジンが完全に暖まるまで試乗します。
特に燃料が濃過ぎる様な不具合は見られませんでした(^^)
無事、交換終了です( ̄^ ̄)ゞ



インテークマニフォールドガスケットからの二次エアー

2021年01月04日 19時38分00秒 | ヤマハ GX
先日、コンタクトブレーカーASS'Yを交換して調子良くなったばかりなのですが…
今日GXに乗ろうと、エンジンを掛けると…インマニ付近からピヨピヨと音がします∑(゚Д゚)


ヒヨコの鳴き声みたいです∧( 'Θ' )∧
頭の中で二次エアーのフラグが立ちました。
アイドリング中にエンジンとインマニの接合部にブレーキパーツクリーナーを吹き掛けるとエンストしました。
二次エアー確定です(T_T)
恐らくガスケットから二次エアーを吸い込んでいるのでしょう(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
インマニを取り外して確認すると、ヒビは入っていません。

倉庫を漁っていると、ガスケットとインマニが出て来ました\(^o^)/



折角なので、ついでにインマニも新品に交換する事にします。
古いインマニとガスケットを取り外したら、オイルストーンで面出しをします。
ついでにバルブを覗いてみます。





左右共にカーボンも少なく綺麗です。



綺麗に面が出たらガスケットとインマニを取り付けます。
エンジンにガスケットがこびり付かない様に、ガスケットには魔法の液体ガスケットを塗ります。



この液体ガスケットは特殊で、硬化しないのでとても便利ですd( ̄  ̄)
取り付けたら規定トルクで締め付けます。



忘れずに負圧ホースを取り付けます。



もう片方のインマニの負圧取り出し口には…



忘れずにブラインドプラグを取り付けます。





フューエルホースを接続します。



エアクリーナージョイントのバンドを締めたらエンジンを掛けて確認します。

無事、ピヨピヨ音は止まりました(^^)

コンタクトブレーカASS'Y交換

2021年01月02日 18時00分00秒 | ヤマハ GX
2021年、初メンテナンスですヽ(´▽`)/

少し前からタコメーターの針がブレる様になってきました。
恐らく点火タイミングがズレて来ているのでしょう(・・;)
(いつもの事で、メーターのグリース切れでは無く点火タイミングを合わせると針のブレは止まります)
年末の倉庫整理で新品の純正コンタクトブレーカASS'Yが出て来たので、この機会に交換したいと思います。



ブレーカカバーとクランクケースカバーを外します。







次が整備のポイントです。
車体を少し右側に傾ける様にセンタースタンドの左側に板を敷きます。



こうする事で点火タイミングを合わせる為のアイドリング中もオイルが漏れなくなりますd( ̄  ̄)
コンタクトブレーカASS'Yは5.5mmという、特殊なレンチで緩めます。





供回りしない様に2つのレンチで緩めて取り外したら、新品のコンタクトブレーカASS'Yを取り付けます。





新品のコンタクトブレーカASS'Yを取り付けたらドエルタイムを合わせます。
シックネスゲージを使ってサービスマニュアルの規定値の弩真ん中に合わせます。



ビスは微調整をし易い様に少しだけ緩めておいて、赤丸の出っ張りをテコの原理の様にして使ってマイナスドライバーの先でほんの少しずつ調整します。




ドエルタイムが調整出来た所でいよいよ点火タイミングを合わせます。
タイミングライトとドライバーを使いながら左右のブレーカープレートを動かして左側の点火タイミングを微調整します。
左側があったら、左側のプレートを完全に固定したまま右側のプレートを調整します。

左側


右側


点火タイミングがきちんと調整出来た所でクランクケースカバーとポイントカバーを取り付けてボルトを締めます。




取り外したコンタクトブレーカASS'Yは接点に隙間が出来ていました。
これだと十分に蓄電できません∑(゚Д゚)



新品のパーツに取り替えた後は、タコメーターの針はブレる事無く安定して1,200回転を示す様になりました(^^)