ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

第6部完 GXエンジン復活への道程 待望の復活

2023年01月22日 11時59分00秒 | ヤマハ GX
眠れる獅子が目覚める日がやってきました\(^o^)/


今日は雨も降らなそうなので一気にエンジン換装と乗り出しの調整までしようと思います(`_´)ゞ

先ずはキャブレターを取り外します。





相変わらずブローバイミストでオイルだくだくです(ー ー;)



キャブレターを全バラ洗浄&組み立てたらハーネスやマフラー、フューエルタンク等色々取り外してエンジンオイルを抜きます。
少しずつ中身がスカスカのバイクになって行きます。



キャブレターの分解&洗浄&組み立てを含めてここまでで1時間ぐらい掛かりました(・・;)
広いスペースの確保と使用した工具はその都度所定の位置に戻しながらの作業がオススメですd( ̄  ̄)
XS Heritage Specialエンジンを下ろしたら自転車より役に立たない二輪の完成です( ̄▽ ̄)



フレームに傷が付かない様に適当に養生したら眠れる獅子ことGXエンジンの登場です。





準備が整いました。
エンジンを搭載します( ̄^ ̄)ゞ



成功しました\(^o^)/
エンジンを下ろす・積むだけの作業なら5分ぐらいで出来ると思いますd( ̄  ̄)
GXやXSは二気筒なのでパーツが少なくてメンテナンスし放題です(*´-`)
例えば、スパークプラグはプラグキャップを引っこ抜けば簡単に取り外せますd( ̄  ̄)
フューエルタンクを取り外さなければスパークプラグにアクセス出来なかったり、マフラーを取り外さなければタイヤ交換が出来ない様な車両はズボラな私には向いていません( ̄▽ ̄;)
後は取り外したパーツを元に戻して点火タイミングを仮合わせして始動します。

果たして私に超弩素人O/Hをされたエンジンは掛かるのでしょうか(・・;)?
何度か空キックをしてエンジンオイルを循環させたつもりになったら…
チョークを引いてスタータボタンを押してみます。

「キュルッ…ドルルルーン!
ドッドッドッドッ…」

スタータボタン一発で掛かりました♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
暫く暖機運転をします。



何というか、贅沢かも知れませんが…
前回のエンジン換装の時と比べると感動が少ない様に感じます(・・;)

寧ろ始動して当然(どこから来るのか不明な絶対に近い自信)、動かなかったら原因不明(サービスマニュアル通りに組んだ)&原因追求する気力ゼロ(考えるの面倒)→もう完全にお手上げ\(^o^)/
私天狗さん?それとも諦めが早すぎるタイプ?σ(^_^;)

前回のエンジン換装の時と比べると感動が少ない様に感じたのは…
オークションで購入した中古エンジンが始動出来たので、「購入した中古エンジンは壊れておらず無駄な買い物では無かった事が証明された」と言う感動が大きかったのでしょうd( ̄  ̄)
何方に対しての証明かは不明ですが( ̄▽ ̄;)
…ただ少しタペット音が鳴っている様です∑(゚Д゚)
サービスマニュアルの規定値弩真ん中に合わせたのですが…(・・;)
恐らく気温が低過ぎて本来の調整気温に届かず、金属の膨張が足りなかったのでしょうd( ̄  ̄)
取り敢えずエンジンが掛かっている状態で点火タイミングの最終調整をします。
エンジンが掛かっていない時に点火タイミングを合わせても、いざエンジンを掛けて点火タイミングを確認するとズレている事が殆どです(・・;)
なのでエンジン停止中の点火タイミング調整は取り敢えずエンジンを始動する事だけが目的の仮調整?ではないでしょうか(・・?)
その為、エンジンの性能をフルに発揮する為にはエンジン始動中の点火タイミング調整が必須となると私は考えますd( ̄  ̄)
間違ってたらすみません( ̄▽ ̄;)
また、このエンジンにはリタードがありません。
なのでアイドリングを規定値の1,200r/minに設定して手動でB.T.D.C10°に点火タイミングを合わせたら、スロットルを開けて2,150r/minからアドバンス開始、3,100r/minでB.T.D.C36°の所でアドバンスが終了するかを確認するだけの放ったらかしでOKですd( ̄  ̄)
何てメンテナンスフリーなんでしょう(*´∇`*)
クランクシャフトの回転数と点火タイミングのアドバンスがシンクロしていなければもちろん原因追求しますが( ̄▽ ̄)
そんな時はガバナーの固着や摩耗、ウエイト・スプリング等の状態を確認しましょうd( ̄  ̄)
GXの点火パーツはCDIやトランジスタに比べると格段に安く、構造もシンプルです。
それに機械式なので徐々に機能が低下して行く事はあったとしても…CDIやトランジスタに使われてている半導体の様に、急に寿命で壊れる事は殆どないと思います。
その為、旧い車両になればなるほどポイント点火方式は安心出来ると思います(´∀`*)
なので私にとってポイント点火は一番安心な点火方式ですd( ̄  ̄)
万が一パーツがダメになったらCDIやトランジスタと違って、見た目が良さそうな中古パーツに交換するだけでも抜群に調子が良くなる事も考えられます。
私の様にコンピュータ音痴の人間にとって、機械式の点火パーツはトラブルシューティング〜メンテナンスが気楽で良いです\(^o^)/
暖まったエンジンを切り、数時間放置して完全に冷却されたらバルブクリアランスを0.01mmだけ詰めてみますd( ̄  ̄)
果たしてエンジンの掛かり具合とタペット音はいかがでしょうか…(・・;)

「キュルッ…キュッ!…ドッドッドッドッドッドッ…」



エンジン冷間時ですが、スタータボタン一発でエンジンが掛かりました\(^o^)/
アイドリングは500r/min程で安定して回っています。
そして…無事にタペット音も消えていますd( ̄  ̄)
ただ、あまりアイドリングが低いと油圧が心配なので、スロットルを開けて2,000r/min程にして暖機運転します。
キャブレターの同調調整が終わったら試走に出かけてみますε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

シフトもローからトップまで全てスムーズに入ります。
それに何だか排気音が違います。
まだ慣らし運転が終わっていないから?(・・?)
加速時の排気音の高域の音の雑音が静かになった気がします(・・;)
エンジンのフィンのアブソーバの数が増えたからでしょうか(・・?)
何故か振動も減りました♪( ´▽`)
シリンダーとピストン・ピストンリングが1ST O/Sに変わって、ピストンクリアランスが適正値になったからでしょうか(・・;)
それともクランクシャフトのプレーンベアリングの選定を正しく直したからでしょうか∑(゚Д゚)
はたまたフリクションプレートとクラッチプレートの交換をしたからでしょうか(・・?)
考えれば考える程謎が深まります(・・;)
取り敢えず加速も減速も問題ありませんd( ̄  ̄)
寧ろ出だしと加速が力強くなりました\(^o^)/
きっとこれが新車のGXの乗り味なのでしょう╰(*´︶`*)╯
ミッションも全てバラしましたが、エンジンは完全に組めていた様です( ̄^ ̄)ゞ
たまたま偶然組み方が合っていたのでしょうか?
否( *`ω´)!
ミッションの組み立て時から理屈を深く考えながらシフトの入りを何度も確認して組み立てたので偶然ではなく必然な気がしますd( ̄  ̄)
サービスマニュアルを見れば当たり前かも知れませんがσ(^_^;)
エンジン換装を朝からやってここまでで半日近く掛かりました(ー ー;)
目出たくGXエンジン、ついに復活です\(^o^)/
走行距離を記録します。



6,155kmです。
XS Heritage Specialのエンジンに換装してから4,031km走行後、A.C.ゼネレータと同時に新品のスピードメーターに交換してからの距離になります。
という事はXS Heritage Specialのエンジンに換装してからは10,186km、車両購入からは11,528kmしか走行していなかったという事になりますσ(^_^;)
O/Hをしていない中古のエンジンに換装する予定のライダーの皆様方は、何キロ走行しているエンジンか明らかな個体が良いかもですd( ̄  ̄)

今回の超弩素人メンテナンスでGXも全てのパーツ(ASS'Yの分解もネジ1本まで)に於いて分解・清掃、もしくは交換を行ったので、全箇所超弩素人の手が入りましたψ(`∇´)ψ
ブログに掲載出来ていない様な細かい所もあるかも知れませんが…σ(^_^;)

∑(゚Д゚)!?
もしかして私…
GXで分解整備?特定整備?をやったのではないでしょうか(・・;)
ついにオートバイメンテナンス超弩素人を卒業して、初級入門者としての一歩を踏み出そうとしているのかも知れません(*´ω`*)
まぁ、メンテナンスのやり方は合っているか分かりませんが…σ(^_^;)

そしてついに前回のGXエンジンをXS Heritage Specialエンジンに換装した時の目標も果たせました( ̄^ ̄)ゞ

これからは自称GX限定オートバイメンテナンス初級入門者として、暫くは我慢の慣らし運転&メンテナンスの勉強ですd( ̄  ̄)
エンジンを超弩素人O/H?されたGX、まだまだ永く乗れそうです。
それではお昼でも食べに行って来まーす\(^o^)/

ヤマハGX整備第6部 ちょっとしたメンテナンスと自己満足 完



GXエンジン復活への道程⑧

2023年01月17日 17時45分00秒 | ヤマハ GX
今回は過去の記事https://blog.goo.ne.jp/wish1800_0141_0925/e/507992ca597e7a1c362d22154799fbf5
にもありますが、シリンダーやシリンダーヘッドのフィンとフィンの間に使われているゴム製のアブソーバを押し込みます(`_´)ゞ
XSのHeritage SpecialのエンジンとGXのエンジンを比べると、何故かGXはアブソーバの数がかなり多く、全部で64個も使われています∑(゚Д゚)



工具はピックアップツールとか何でも良いですd( ̄  ̄)



結構キツいので無理矢理押し込みます。




入りました\(^o^)/
エンジン組み立て完成ですd( ̄  ̄)
今日は寒いのでお昼にラーメンを食べに行きますψ(`∇´)ψ







とっても美味しいです(≧∀≦)
スープを全部飲むと…



美味しく完食した後は真っ直ぐ帰宅します。
近々GXのエンジンに換装するので、今回でXS Heritage Specialのエンジンも乗り収めになりそうです|( ̄3 ̄)|



GXエンジン復活への道程⑦

2023年01月15日 17時34分00秒 | ヤマハ GX
今回はバルブクリアランス調整をします。



やり方はとても簡単ですd( ̄  ̄)
1番シリンダー、2番シリンダー共にINとEXの両側を圧縮上死点でバルブアジャスティングスクリューとバルブステムエンドの隙間を規定値に合わせるだけです。
先ずは1番シリンダーからです。
クランクシャフトを左回りに回転させ、1番シリンダーのエキゾースト側のロッカーアームが動き出して上に上がって止まったら排気が完了します。
その後にやってくる上死点は排気上死点です。



1番シリンダーが排気上死点の時、カムシャフトのピンは真下に来ます。
この時1番シリンダーはオーバーラップ中の為、ここでバルブクリアランスを調整してはいけませんd( ̄  ̄)



1番シリンダーのインテーク側のロッカーアームが動き出して上に上がって止まったら吸気が完了します。
その後にやってくる上死点が圧縮上死点です。



1番シリンダーが圧縮上死点の時、カムシャフトのピンは真上に来ます。



ここで1番シリンダーのバルブアジャスティングスクリューとバルブステムエンドの隙間にシックネスゲージを差し込んで規定値の弩真ん中に合わせます。

IN側


EX側


次に2番シリンダーです。
同様にクランクシャフトを左回りに回転させ、 2番シリンダーのエキゾースト側のロッカーアームが動き出して上に上がって止まったら排気が完了します。
その後にやってくる上死点は排気上死点です。



2番シリンダーが排気上死点の時、カムシャフトのピンは右側に来ます。
この時2番シリンダーはオーバーラップ中の為、ここでバルブクリアランスを調整してはいけませんd( ̄  ̄)



2番シリンダーのインテーク側のロッカーアームが動き出して上に上がって止まったら吸気が完了します。
その後にやってくる上死点が圧縮上死点です。



2番シリンダーが圧縮上死点の時、カムシャフトのピンは左側に来ます。



ここで1番シリンダー同様に2番シリンダーのバルブアジャスティングスクリューとバルブステムエンドの隙間にシックネスゲージを差し込んで規定値の弩真ん中に合わせます。

IN側


EX側


4箇所全てのバルブクリアランスが調整出来ました。
時間は10分程しか掛からないので1年に1回ぐらいのバルブクリアランス調整はオススメですd( ̄  ̄)

メンテナンスが終わったらドライブに出かけます(^^)
以前から気になっていた、千葉県の印西市にある千葉ニュータウン中央駅にイルミネーションを見に行きました。











チーバくん?


いんザイ君?







雨が降ってて寒かったのですが、とても綺麗なイルミネーションでした(*´꒳`*)

GXエンジン復活への道程⑥

2023年01月05日 19時34分00秒 | ヤマハ GX
今日は昨日の続きをやりますd( ̄  ̄)



このGXの系統のエンジンはA.C.ゼネレータの配線の出口からオイル漏れする弱点があります。
クランクケースの内側も外側もA.C.ゼネレータの配線の出口のグロメットに液状ガスケットをてんこ盛りにしておきます。





これでオイル漏れは無いでしょうψ(`∇´)ψ
クランクケースカバーを取り付けて配線も取り付けます。







A.C.ゼネレータの配線の出口は液状ガスケットで完璧です(`_´)ゞ
次はカムシャフトです。
1番シリンダーを上死点に合わせます。



カムシャフトのピンが真上になる様にカムシャフトを回転させて調整します。


サービスマニュアル指定の角度でカムスプロケットを取り付けます。
カムチェーンをカムスプロケットに嵌めたらカムチェーンガイドとカムチェーンテンショナを取り付けます。
カムチェーンガイドは新品のストックがあったので使う事にしました\(^o^)/



新旧のカムチェーンガイドを比較してみると…



形が全然違います:(;゙゚'ω゚'):
折れる寸前だった様です( ̄▽ ̄;)
新品のカムチェーンガイドをストックしておいて良かったです(・・;)
カムチェーンガイドを取り付けたらカムチェーンテンショナを取り付けます。
カムチェーンテンショナのスリーブを指で奥まで押し込んで、スリーブが出て来ない様にピンポンチでロックして規定トルクで取り付けます。


出来ました\(^o^)/
シリンダーヘッドカバーを仮組みしてみると…
シリンダーヘッドカバーをシリンダーヘッドに被せるとガタガタします∑(゚Д゚)
フロント側のカムチェーンガイドがキチンと挿入されていなかった様です。
一度カムチェーンガイドを取り外して再び挿入します。
順序としては合っていますが、リヤ側のカムチェーンガイドとカムチェーンテンショナとを先に取り付けるとカムチェーンが張る為、フロント側のカムチェーンガイドの挿入が難しくなるのできちんとした位置に挿入しないとダメな様です(・・;)

Before


After


上手く挿入出来ました(^^)
それでもシリンダーヘッドカバーはガタガタします(・_・;
今度はクランクを少しずつ回しながら蓋を閉めて行くとピッタリと閉まるポジションに嵌りました\(^o^)/
カムシャフトとタコメーターのドリブンギヤが上手く噛み合って無かったのでしょうか(・・;)
これでもうシリンダーヘッドカバーを組み付けて大丈夫でしょうd( ̄  ̄)
液状ガスケットを薄く塗ってシリンダーヘッドカバーを規定トルクで締め付けます。






締まりました\(^o^)/
勿論クラッチプッシュロッドやシフトペダル、ドライブアクスルのオイルシールは全て新品に交換済みですd( ̄  ̄)



スレッドコンパウンドを塗ったスタッドボルトをダブルナット法で取り付けます。



ふとオーバーホール作業を思い返してみると、各ボルトの締結順番・締結トルクが頭に入っています∑(゚Д゚)
今ならGXやXSのエンジンならクランクケースやシリンダー、シリンダーヘッド等の面が綺麗に出ていてその他にトラブルも無ければ全バラからでも1時間ぐらいあれば組み立てられそうです。
シリンダーにピストンがすんなり入ればもっと短縮出来るかも知れませんd( ̄  ̄)
今日はジェネレータの配線出口の液状ガスケット盛りに10分ぐらい掛かるトラブルがありましたが…(・・;)
残りの作業は後日時間が出来たらやる事にします(`_´)ゞ

GXエンジン復活への道程⑤

2023年01月04日 19時15分00秒 | ヤマハ GX
去年は怪我や病気等も無く無事終わりました(^^)
超弩素人バルブシートカット&バルブの擦り合わせも終わって気持ち良く新年を迎えたので、早速エンジンの超弩素人中途半端オーバーホールの続きに取り掛かります(`_´)ゞ



クランクケースをセパレートして灯油でガンガン洗浄します。









洗浄とガスケット剥がし・面出しが終わったらクランクシャフトのジャーナルやコネクティングロッドのベアリングの選定を確認します。
Heritage SpecialもGXも偶然にクランクケースハウジング部番号が「444」、クランクジャーナル部番号が「212」だったのでクランクシャフトプレーンベアリングは左から黒、茶、黒がセオリーの筈ですが、GXのクランクケースは左から茶、黒、黒になっていました:(;゙゚'ω゚'):
間違われて組まれています(ー ー;)
GXのエンジンは一体どなたが組んだのでしょうか(・・;)
各ベアリングに傷はありません。
剥離も酷くはないので再利用してみます
とりあえずプレーンベアリングをキチンと並び替えしました(`_´)ゞ
コネクティングロッドのピストンピンを入れる穴に少しカジりがある様ですが…
替えが無いので取り敢えず見て見ぬふりをしておきますε-(´∀`; )
コネクティングロッドのベアリングは問題無い様です(^^)
コネクティングロッドの締結ボルトやナット、各ベアリング・ジャーナル部、クランクピンにYAMAHA純正二硫化モリブデンを塗布します。



準備が整ったら全てバラしてからの組み立てになるので、クランクシャフトやミッションにYAMAHA純正エンジンオイルを塗りたくって組んで行きます。
ミッションにシフトフォークが噛む位置を間違えずに組み上げます。



コネクティングロッドの大端部のスラストすき間を確認します。



0.20mmのリーフは入りますが0.21mmのリーフは入りません。
結果、標準すき間の弩真ん中の値でした(^^)
次にシフトチェンジがスムーズに全てのギヤに正常に入るか、各ギヤのドッグの当たり・クリアランスを確認します。
キチンと6速まで正常に入りました\(^o^)/
クランクケースを締結します。
サービスマニュアル指定のヤマハボンドNo.4はもうとっくの昔に生産中止となっています(T_T)
今回はThreeBondの1215を使って張り合わせて規定トルクにて締結します。
カムチェーンがクランクケースの中に落ちない様に外に出しておきます。
針金があると良いらしいのですが、その辺の工具を使って適当に引っ掛けておいても大丈夫ですd( ̄  ̄)


1stO/Sピストンに1stO/Sピストンリングを嵌めたらピストンをコネクティングロッドに組み付けます。
もちろんエンジンオイルを塗りたくります。
紙ガスケットにはいつもの魔法の液状ガスケットを薄く塗っておきますd( ̄  ̄)



各ピストンリングの合い口をサービスマニュアル指定の角度に合わせたらシリンダーを取り付けます。



ピストンやカムチェーンも特に異音や異常な動きも無くスムーズに動くのを確認したら、カムチェーンをクランクケースに落とさない様に注意しながらシリンダーヘッドを取り付けます。





一気にエンジンらしくなってきました( ´ ▽ ` )
次にスタータモーターを組み付けたら、スタータモーターカバーとブリーザーカバーをガスケットを忘れずに取り付けます。
今度はクラッチ側です。
キックスタータとオイルポンプを取り付けます。
オイルポンプはアイドルギヤとプライマリドライブギヤの間に0.04mmのシックネスゲージを差し込んで、左側にオイルポンプASS'Yを押しつけながら規定トルクで締め付けます。
締め付け終わって手を離せばシックネスゲージを差し込んでもスカスカになります。
指でアイドルギヤを左側に回転させればシックネスゲージはキツくなります。
締め付けに失敗している訳では無さそうです。
何故シックネスゲージを使った作業が必要なのでしょうか(・・;)



クラッチスプリングやボール、フリクションプレート・クラッチプレートは全て新品に交換します。







全てエンジンオイル塗れにしますψ(`∇´)ψ



1枚ずつ表裏や刻印を確認しながら丁寧に組み付けて行きます。





クランクケースカバーの紙ガスケットを貼り付ける前に、クランクケースカバーに魔法の液状ガスケットを薄く塗ってから取り付けます。



各ボルトを規定トルクにて締め付けます。



ここまでで4時間ぐらいでしょうか(・・;)
朝から作業を始めて、殆ど休憩無しでやってしまいましたσ(^_^;)

家事もあるので残りの作業は明日に回しますd( ̄  ̄)