ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

圧縮測定②

2018年08月26日 15時31分00秒 | ヤマハ GX
先日圧縮測定をしたGXですが、正しい測定方法も知らずにただ単に測定していただけでした(^_^;)
後日、暇潰しにサービスマニュアルを読んでいると、測定方法が間違っている事に気付いたので再度測定する事にしました。
正しくは、「暖気運転後にスロットル全開で測定」との事でした。
先日は暖気運転をせずに、冷間時にスロットルを「全閉」で測定していました。
今回はキチンと暖気運転後にスロットル「全開」で測定します。



左側


11.0㎏/㎠


右側


11.1㎏/㎠

かなり前回の測定値より上がった様です。

エンジンが温まっていないと金属が膨張していない為に、各パーツのクリアランスは温間時とは異なります。
サービスマニュアルには温間時に計測した値を読み取るように記載してありました。

また、スロットルを全開にしないとバタフライバルブが閉じている為、シリンダーに混合気が殆ど入りません。全開にすればバタフライバルブが開き切る為に大量の混合気がシリンダーに入ります。
その大量に入って来た混合気を圧縮した時の値が正確な値になります。
よって、今回はスロットルを全開にして測定した為に高い値になりました。
適正値は10.5㎏/㎠で、9.0㎏/㎠未満だと圧縮漏れ、11.5㎏/㎠を超えるとカーボンが燃焼室やピストンに堆積している為に、カーボンの除去が必要らしいのですが、今回は範囲を外れていませんでしたのでその必要は無さそうです。
キチンとサービスマニュアルを読んで、理解をしてから整備することの重要さに改めて気付きました(^_^;)
少し圧縮が高いのはカーボンの堆積でしょうか(・・;)
給油の時にヤマルーブPEAカーボンクリーナーを入れて様子を見たいと思いますd( ̄  ̄)

スイングアームのグリスアップ・タペットカバーOリング交換・圧縮測定①

2018年08月19日 18時28分00秒 | ヤマハ GX
今回はメンテナンスを少しと圧縮測定をします。
スイングアームのグリスアップはグリースガンを使って行います。リチウムグリス入りのカートリッジを使いました。





栗きんとん?(•́ω•̀)?




準備が出来たところでグリースニップルから注入します。
反対側のグリースニップルを外して注入するのですが、何か変です。斜めに入っている感じです:(;゙゚'ω゚'):
取り外してみるとグリースニップルのネジ山が潰れていました…orz
前のオーナーさんでしょうか?
こんなに小さなパーツを斜めにネジ込むとは(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
仕方ないのでそのまま使い、気が向いた時に交換する事にします。
手がグリース塗れになって写真を撮れませんでしたσ(^_^;)

グリスアップが終わったら、タペットカバーから少しオイルが滲んでいたのでOリングを交換します。




古いものはぺったんこになっていました。規定トルクでカバーを締めます。

最後は圧縮測定です。
健康診断の様なものでしょうか。


右側







左側





正規の圧縮圧力は10.5㎏/㎠です。
ほんの少し右側が弱い様ですが、まだ放置レベルといったところです。
もう少し落ちて来たらピストンリングの交換でしょうか…オイル交換をきちんとやってなるべく長持ちさせたいと思います(`_´)ゞ

オシャレ?

2018年08月18日 19時04分00秒 | ヤマハ GX
今回はオシャレをします(*´∀`*)
どんなオシャレかと言うと、飾りをつけます。
どっちにしようかなぁ?(•́ω•̀)?





というのは余談です(・ω・)
オシャレと言っても人間ではなくてGXのオシャレです。
飾りと言っても私は純正以外は着けたくありません。
何を着けるかと言うと…
コレです。



髪飾りではなく、純正エンブレムです。
国内で新品を探しても、予想通り見つかりませんでした。
中古でサビサビのエンブレムはあるのですが…
バイクの顔の部分なので、どうせならピッカピカが良いです♪(´ε` )
という事で、海外より新品純正パーツを取り寄せます。
こちらのパーツの出品者は同じ物を2つ出品していたので、1つでも2つでも送料が変わらないならと思い、この際2つ注文します。が、もちろんそのままの価格では購入しませんψ(`∇´)ψ
2つとも半額以下の価格で交渉しました(≧∀≦)
サイドのリフレクターは予め取り寄せておいた純正の新品パーツを使って取り付けます。



Before



After




完成です。
既に自己満足の域に足を踏み入れつつあります(*´Д`*)
ブレーキホースのジョイントやワイヤー、ハーネス等のメカメカしい部分をスッキリと隠してくれました。
しかし簡単に一言で完成と言っても、実はかなり時間がかかりました(・・;)
取り付けにはフロントフォークか、ハンドルクラウンのどちらかを取り外さないと取り付け出来ません。
頭の中でシミュレートして、ハンドルクラウンを取り外して取り付ける事に決めました。
ハーネスやら何やらを上手く避けつつ、エンブレムをフロントフォークに取り付けてハンドルクラウンを元に戻します。
たったエンブレムを着けるだけで、30分間近く掛かってしまいましたf^_^;
それにしても、前のオーナーさんはどうしてエンブレムを取り外してしまったのでしょうか?元々着いていなかったのでしょうか(・・?)
このGXが製造されてから、どの様な旅をして私のところまで来たのか映像で観てみたいものです(*´ω`*)









GXがまた一つ、販売当時の姿に近づきました。
ここ最近普通に乗れるだけで良いという考えから、贅沢にも販売当時の姿に戻す方向(トリプルディスクブレーキ仕様・コンドルハンドルを除く)に考えが変わって来ましたσ(^_^;)

色々なガスケット交換

2018年08月16日 16時06分00秒 | ヤマハ GX
ここ最近エンジンが温まるとアイドリングが少し不安定になり、ガソリンが薄い症状が出る様になりました。恐らくインシュレーターか、どこからか二次エアを吸っているのでしょう。
パイロットスクリューを多目に戻して誤魔化していますが、流石に燃費に響きます。

他にもブリーザーカバーからミストが出て来るので、ガスケットが切れているのかと思い、今回はついでに色々なガスケットを交換したいと思います。
最初にブリーザーカバーのガスケットを交換します。
邪魔なキャブレターを取り外して、ブリーザーカバーを開けます。すると、古いガスケットがこびり付いていたのでスクレーパーで剥がします。





綺麗に剥がれたら、オイルストーンで面出しをします。
ツルツルに平面が出たらガスケットを付けてカバーを締めます。






こちらのブリーザーカバーガスケットは既にメーカーは生産を終了している為、海外より純正品を取り寄せました。
次にエレクトリックモーターカバーを開けてガスケットを交換します。







こちらのガスケットも純正品ですが、NOSの為か少し癖が付いていて、少し縮んでいました。
無駄かも知れませんが、手で揉みほぐして柔らかくしたり、引っ張って伸ばしてから組み付けました。
次にキャブレタージョイント(インシュレーター)を交換します。
ボルトを緩めたら、指で掴んでもぎ取るようにインマニを取り外します。









紙ガスケットが付いていませんΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
これが原因で二次エアーをガンガン吸い込んでいたのではなないでしょうか?
道理でパイロットスクリューの戻し回転数が多い訳です。
こちらもオイルストーンで面出しします。
綺麗に平面が出たら新しいインシュレーターとキャブレターを組み付けて行きます。









元通りに組み付けが完了しました。
エンジンを掛けると、何故か片肺に(T_T)
右側が不発で左側だけで動いている様です。
それでは原因を探ってみたいと思います。

スパークプラグを外して見ると、きちんと火花が飛んでいます。
キャブレターを外してインシュレーターを見ると、ガソリンで濡れています。
では何故不発なのでしょうか(ー ー;)
もう一度キャブレターを取り付けてエンジンを掛けてみます。
回転をある程度上げると急に右側が復活しますが、アクセルを戻すと片肺に戻ります。
たまにバックファイヤーもあります。
キャブレターに何か不具合が起きたのでしょうか?
顔を近づけて見てみると…
キャブレターか、その周囲か、どこからともなくシューシューと音がします。
これはエアーを吸ってますね( ̄▽ ̄;)
私の整備ミスですねψ(`∇´)ψ
とても面倒なのですが、またインシュレーターとガスケットを取り外して見てみます。すると…





何とガスケットがズレて取り付けてありました。手前側ではなく、奥側の方なので見落としていた様です(-.-;)y-~~~
◯で囲った部分は少し破れてしまっていました。
しかも全体的にフニャフニャ曲がっています。
これでは使い物になりません。
余分に取り寄せておいたガスケットを使って元に戻します。





キャブレターを取り付けて、ホース類も取り付けます。
パーツリストを確認すると、インシュレーターにジョイントカバーは付けない様です。
インシュレーターにそのままホースクランプを取り付けました。何故付いていたのかは分かりませんが、念の為に保管しておきます。





エンジンを掛けてみると、片肺は直っていましたが今度はガソリンが濃い症状ですΣ(゚д゚lll)
パイロットスクリューを規定値に戻すとエンジンの回転の上昇がスムーズになりました。
きちんと直った様で、ホッとしました(^_^;)
今回もそんなに多く弄らずに、弄った場所を全て覚えていたので不具合の発見が簡単でした。
また一つ知識が増えました。

やはり、古いインシュレーターは二次エアを吸っていた様です。交換して調子が良くなりました(^^)

ゴムパーツの交換・取り付けとキルスイッチ修理

2018年08月15日 18時50分00秒 | ヤマハ GX
今回は、ゴムパーツを取り付けたり、交換したりします。
GXの購入時からブレーキレバーのカバーが付いておりませんでしたが、特に機能上は問題無かったので放置しておりました。
しかし油を注したりする部分に埃が付いて、どんどん真っ黒になり動きが渋くなる事に気付きました。
という事で、純正パーツを取り寄せましたので取り付けたいと思います。
先ずはこちらのブレーキレバーのカバーです。


Before



After


ただ嵌めるだけです。簡単です。
次はこちらのクラッチレバーのカバーです。こちらも簡単に付きました。
これでワイヤーや可動部を埃から守れます。






次は、フットレストのカバーを交換します。かなり擦り減っているので新品に交換すれば乗り心地が良くなりそうです。




古い物を引っこ抜いて新しい物を押し込むだけです。簡単に交換出来ました。
ゴムパーツは新しいとそれだけで気分が良いです\(^ω^)/

ゴムパーツの交換も終わったところで、以前から気になっていたキルスイッチのユルユルを直したいと思います。
先ずはスイッチボックスを分解します。






ドライバー1本で分解出来ました。次にキルスイッチを取り外します。




これもドライバー1本で取り外し出来ました。更に分解します。




左側の取り寄せた中古のキルスイッチと見比べると、◯で囲った所が欠けたり、→の所にヒビが入っております。
これではユルユルな筈です。
もう使えませんので、そのまま交換して元通り車体に組み付けます。





あっという間に完了しました。
ユルユルも直り、キチンと通電する事も確認しました。
また少し乗り心地が良くなりました(`_´)ゞ