2016年7月18日(月)
友人に県立美術館へ行こうと誘われた。
行ってみると、「こどものための展覧会 海の不思議ないきもの」展をやっていたけれど、
取り敢えず、館長さんの「美術館トーク」の時間になったので、そちらから。
今日は、祭日で、お子さんが多いかと、お子さん用の原稿と、大人用の原稿を
用意したそうですが、大人ばかりなので、大人用の原稿でいきます、と。
細かい心遣いをして、用意してくださっているんだなあ・・。
まずは、緑の美しい漁村の絵の前でのお話。
のどかなこの漁村、なんと、70数年前の津田沼の辺りの風景ですって・・!
絵は、当時の風景、生活、開発状況の変遷を見せてくれるものでもあるそうですが、
日本の原点の風景のような美しい風景だった。
館長さん曰く、
「自分の内面を突き詰めていく画家は、概して短命で、我が道を行くという画家は、長命です。
この方は、90歳まで生きられました」と。
のびやかな絵だなあ・・。(^^)
それから、バルビゾン派と浅井忠の絵のお話。
フランスの農村を描く派で、ミレーなどもいたそう。
ミレーの絵は、羊が草を食べているところで、羊たちの可愛いお尻が沢山描かれていたわ。(^^)
そこに浅井忠が留学し、その後、作品を描きながら、広く後輩を育てたそうです。
館長さんは、ミレーの「種をまく人」の絵(←もちろん本物ではない)を2枚だしてきた。
あの、岩波書店のマークね。
本物は、ボストン美術館と、山梨県立美術館にあるんですって。
ミレーは、一枚目の「種をまく人」を描いた後、ちょっと納得がいかなくて、
二枚目の「種をまく人」を描き、こちらが、サロンに入選したそう。
だから、二枚目のほうが、評価が高い。
そこで、天下のボストン美術館と、山梨県立美術館、どちらが、二枚目の「種をまく人」か、
激論があって、結果、山梨県立美術館の所蔵が、二枚目と判定されたそうです。(^^)
そして、クイズ。どちらの絵が、二枚目の絵ですか・・?
良く似ているけれど、そうねえ、左のほうが、撒いている種の数が多いので、ウィステは、そちらにしたわ。
そう、それが正解でした~♪
もっとも、館長さんは、「こちらの種の撒き方の方が、エネルギッシュ」だそうです。
最後に、「海の不思議ないきもの」のコーナーへ。
すると、館長さんは、
「作家さんがいらしているのに、しゃべりにくいなあ・・」
作家の小暮奈津子さんが、いつの間にか、私たちのグループの後ろに立っていらした。
若い女性で、
「自分がおもしろいと思ったことを続けて来て、辿りついたのが海の生き物を新聞紙で作り、
色を塗って、作品を海岸で撮影すること」だったそう。
1つの作品では、600個も生き物を作ったそう。カラフルな魚たちが、どれも8本足なんだよね!
色も形も自由で、ウィステは、赤塚不二夫のはちゃめちゃな漫画の世界を思い出したわ。
それが、実写の海岸の風景の手前で、動いたり、走ったりしているんだ。
進化の過程がひょっとすると、地球は、こんな生き物たちで、あふれていたかもしれない。
それは、結構平和な世界のような気がする。
・・・という、不思議な世界に紛れ込んでしまった。
そうそう、どの魚たちも、目がちょっと離れていて、人が好さそうな、陽気な印象で、
どこか、作者に似ていたよ。(^^)
と、海の日らしい一日でした。
帰りには、焼肉屋さんで、お肉の日でした。(^^)
友人に県立美術館へ行こうと誘われた。
行ってみると、「こどものための展覧会 海の不思議ないきもの」展をやっていたけれど、
取り敢えず、館長さんの「美術館トーク」の時間になったので、そちらから。
今日は、祭日で、お子さんが多いかと、お子さん用の原稿と、大人用の原稿を
用意したそうですが、大人ばかりなので、大人用の原稿でいきます、と。
細かい心遣いをして、用意してくださっているんだなあ・・。
まずは、緑の美しい漁村の絵の前でのお話。
のどかなこの漁村、なんと、70数年前の津田沼の辺りの風景ですって・・!
絵は、当時の風景、生活、開発状況の変遷を見せてくれるものでもあるそうですが、
日本の原点の風景のような美しい風景だった。
館長さん曰く、
「自分の内面を突き詰めていく画家は、概して短命で、我が道を行くという画家は、長命です。
この方は、90歳まで生きられました」と。
のびやかな絵だなあ・・。(^^)
それから、バルビゾン派と浅井忠の絵のお話。
フランスの農村を描く派で、ミレーなどもいたそう。
ミレーの絵は、羊が草を食べているところで、羊たちの可愛いお尻が沢山描かれていたわ。(^^)
そこに浅井忠が留学し、その後、作品を描きながら、広く後輩を育てたそうです。
館長さんは、ミレーの「種をまく人」の絵(←もちろん本物ではない)を2枚だしてきた。
あの、岩波書店のマークね。
本物は、ボストン美術館と、山梨県立美術館にあるんですって。
ミレーは、一枚目の「種をまく人」を描いた後、ちょっと納得がいかなくて、
二枚目の「種をまく人」を描き、こちらが、サロンに入選したそう。
だから、二枚目のほうが、評価が高い。
そこで、天下のボストン美術館と、山梨県立美術館、どちらが、二枚目の「種をまく人」か、
激論があって、結果、山梨県立美術館の所蔵が、二枚目と判定されたそうです。(^^)
そして、クイズ。どちらの絵が、二枚目の絵ですか・・?
良く似ているけれど、そうねえ、左のほうが、撒いている種の数が多いので、ウィステは、そちらにしたわ。
そう、それが正解でした~♪
もっとも、館長さんは、「こちらの種の撒き方の方が、エネルギッシュ」だそうです。
最後に、「海の不思議ないきもの」のコーナーへ。
すると、館長さんは、
「作家さんがいらしているのに、しゃべりにくいなあ・・」
作家の小暮奈津子さんが、いつの間にか、私たちのグループの後ろに立っていらした。
若い女性で、
「自分がおもしろいと思ったことを続けて来て、辿りついたのが海の生き物を新聞紙で作り、
色を塗って、作品を海岸で撮影すること」だったそう。
1つの作品では、600個も生き物を作ったそう。カラフルな魚たちが、どれも8本足なんだよね!
色も形も自由で、ウィステは、赤塚不二夫のはちゃめちゃな漫画の世界を思い出したわ。
それが、実写の海岸の風景の手前で、動いたり、走ったりしているんだ。
進化の過程がひょっとすると、地球は、こんな生き物たちで、あふれていたかもしれない。
それは、結構平和な世界のような気がする。
・・・という、不思議な世界に紛れ込んでしまった。
そうそう、どの魚たちも、目がちょっと離れていて、人が好さそうな、陽気な印象で、
どこか、作者に似ていたよ。(^^)
と、海の日らしい一日でした。
帰りには、焼肉屋さんで、お肉の日でした。(^^)