2016年7月24日(日)
図書館からメールで、林真理子さんの新刊、「中島ハルコはまだ懲りてない!」
の順番が回って来たと連絡があったので、取りに行って、一気に読んでしまったわ。
主人公、中島ハルコは、53歳。会社を経営し、趣味は宝石集め。
自信家で、自己中、ずけずけと周りに物を言う、でも、不思議と頼られるおばさん。
そして、周りから、いろいろと人生相談を受けるんだけれど、その解答がぶっとびものなんだ。
「韓国人の女性で、韓流ブームの時に、日本のマスコミのために走り回ったコーディネーターは、
ブームが去ったら、見向きもされなくなった。
・・・日韓問題に関するノンフィクションライターと名乗って、当時の日本マスコミの傲慢さに
ついて、バンバン書きなさい。美人のあなたが書けば、必ず、売れる。美人は、有効活用しなさい、と。」
「長年の別居中の夫が愛人の子のお受験に合わせて、離婚して欲しいと言ってくる。子供に罪は無いし・・」
・・・あなたの気が済んだとき、たとえば、子供が公立小学校の2,3年生になってから、
離婚に応じたらよろしい。子供に罪は無いと言うけれど、子供は、自分の実力で
中学受験したらいいの」
ウィステは、新聞の人生案内って、つい読んでしまうけれど、これは、大阪のおばちゃんのような
(フィクションの)人生相談で、
「エゲツなく行動して、どこが悪い」って、迫力で、本に巻き込まれてしまう。
でも、中島ハルコは、韓国で150万円の高麗青磁を、100万円まで負けさそうと、
4時間攻防したというエピソードで(←モデルになった人がいるはず)、
・・・側にいるのは、恥ずかしい気がする。(^^;)
中島ハルコの言葉で印象に残ったのは、相続問題で、思い出のある実家を売るかどうかと迷っている女性の話。
「なくなっていくものは、なくなっていくのよ。しがみついていいものもあるけれど、
このうちは違う」
というところに、両親の家を片付け、売った身にとって、しみじみしました。
これだけ、快刀乱麻にばしばし切りまくる小説の中に、しみじみする思いも込められるって、
林真理子さん、脂が乗っているなあ・・。(^^)
図書館からメールで、林真理子さんの新刊、「中島ハルコはまだ懲りてない!」
の順番が回って来たと連絡があったので、取りに行って、一気に読んでしまったわ。
主人公、中島ハルコは、53歳。会社を経営し、趣味は宝石集め。
自信家で、自己中、ずけずけと周りに物を言う、でも、不思議と頼られるおばさん。
そして、周りから、いろいろと人生相談を受けるんだけれど、その解答がぶっとびものなんだ。
「韓国人の女性で、韓流ブームの時に、日本のマスコミのために走り回ったコーディネーターは、
ブームが去ったら、見向きもされなくなった。
・・・日韓問題に関するノンフィクションライターと名乗って、当時の日本マスコミの傲慢さに
ついて、バンバン書きなさい。美人のあなたが書けば、必ず、売れる。美人は、有効活用しなさい、と。」
「長年の別居中の夫が愛人の子のお受験に合わせて、離婚して欲しいと言ってくる。子供に罪は無いし・・」
・・・あなたの気が済んだとき、たとえば、子供が公立小学校の2,3年生になってから、
離婚に応じたらよろしい。子供に罪は無いと言うけれど、子供は、自分の実力で
中学受験したらいいの」
ウィステは、新聞の人生案内って、つい読んでしまうけれど、これは、大阪のおばちゃんのような
(フィクションの)人生相談で、
「エゲツなく行動して、どこが悪い」って、迫力で、本に巻き込まれてしまう。
でも、中島ハルコは、韓国で150万円の高麗青磁を、100万円まで負けさそうと、
4時間攻防したというエピソードで(←モデルになった人がいるはず)、
・・・側にいるのは、恥ずかしい気がする。(^^;)
中島ハルコの言葉で印象に残ったのは、相続問題で、思い出のある実家を売るかどうかと迷っている女性の話。
「なくなっていくものは、なくなっていくのよ。しがみついていいものもあるけれど、
このうちは違う」
というところに、両親の家を片付け、売った身にとって、しみじみしました。
これだけ、快刀乱麻にばしばし切りまくる小説の中に、しみじみする思いも込められるって、
林真理子さん、脂が乗っているなあ・・。(^^)