ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

「猫を棄てる」

2020-11-23 | 読書
2020年11月23日(月)

我慢の3連休と、言われていて、ウィステも予定が無く、家に籠っていた。
でも、喉も痛く無くなったし、友人から借りていた本、
村上春樹の「猫を棄てる 父親について語るとき」という短編の本を
返しに行った。
お天気も良く、歩いて行くと、空気がとても爽やかで、いろんなお宅の
庭に柿がたわわに実っていた。(^^)

本は、ご自身のルーツ、お父さんについてのノンフィクション。
忘れられないエピソードとして、お父さんと海岸に猫を捨てに行くことになったことがあった。
当時の戦後の風潮としては、今ほど、道徳に反する行為とはとらえられて
いなかったそうだけれど、猫を棄てて、自転車で急いで家に戻ったら、
当の猫が、「ニャー」と、二人を出迎えたんですって。
自転車より早いって、どれほど素早かったんだろう・・。
その時、お父さんは、驚いたとともに、どこかほっとしてしる様子だったそうで、
猫はそのまま、ずっと家で飼われたと・・・。

お父さんは、在学中なのに二度も兵隊にとられるなど、なにかと、
ままならない人生だったそうだけれど、それでも、こつこつと真面目に
生きた方だったそうで、ウィステは、ままならないことの多い中でも、
こんなふうに、思いがけないささやかな出来事に心を支えられることも
あったんだろうなあと思ったわ。(^^)

本は、メモを付けて、友達の家のポストに入れてきた。
その帰り道、大通りのハンバーグ屋さんに暖簾がかかっていて、
「たすけてください」と、書かれていた・・!
うわっ、どうしよう。
飲食店が厳しいと言われているけれど、その暖簾をみて、
なんとも言えない、思い・・。
でも、一度も入ったことの無い馴染みの無いお店で、
気になりながら、戻ってきた。
せめてもと、お店で何か買ってきた方が良かったんだろうか・・?
と、もやもや・・・。
う~ん・・。

テレビでは、GoToの一部見直しとか、コロナ第三波への対応などを
やっていて、それをナンプレをしながら見た。
まだまだ、というか、これからが、本番のようで、籠るしかなさそう・・。


コメント
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