なぜ重ね煮をするのか?
お鍋の中でいろいろな材料を重ねて煮ることによって
材料同士がそれぞれの持ち味を醸し出し味も美味しくなる。
一本の大根を例にとってみると
葉っぱは上に向かって伸びていき緩める方向の働きを、
根っこは下に向かって伸びていき引き締める方向の働きをする。
これを料理する時に「わら」の重ね煮では、
お鍋の下に葉っぱを、その上に根っこである大根をいれます。
これにふたをして弱火にかけると、
上に上がろうとするものと、
下に下がろうとするものの性質がなじんで
お鍋の中でまるごとの野菜たちが仲良くなる。
できた時には重ね煮でなければ出せない
甘味とうまみがででくる。
重ね煮の特徴
① 砂糖も化学調味料も使わないで
野菜が本来持っている「うまみ」を
引き出すことができる
ごぼうのアクもうまみにかわり
丸みのある味を引き出してくれる
② 水を一滴も入れないで作るので
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