洋傘におも隱すがに歩むとき我の小さきやすらぎはあり
別に恥じなければならない理由などないが、マスクや傘で顔を隠すと安心する。これは自分だけだと思っていたらこの歌に出会った。ひどく個人的に共感を覚える一首である。短歌はそういった個々の些細な心情まで掬ってくれる目の細かい笊だと思う。
別に恥じなければならない理由などないが、マスクや傘で顔を隠すと安心する。これは自分だけだと思っていたらこの歌に出会った。ひどく個人的に共感を覚える一首である。短歌はそういった個々の些細な心情まで掬ってくれる目の細かい笊だと思う。