ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

坪野哲久 碧巌

2010-01-15 05:53:42 | クンストカンマー(美術収集室)
おんなの頸搾めつけるは愛か憎しみか枯れつくしたる樹の下に立つ

愛と憎しみは非常に似ている。まるで異母兄弟であるかのように。そのどちらも深い執着を起源とする。つまりは愛しているのだ。しかし、その果てにたどり着くのは枯れつくした樹の下だ。