休耕地取り残されて立つ案山子どこに行けても僕は行かない
守るより護るに近い真っ白なこめかみに浮く血管を見る
病院は病人のため先生は生徒のためにそれを忘れる
台風の気圧配置はゆっくりと君の額の皺を増やして
台風の天気図を読むようにまた父の額の皺を見つめる
ティッシュ抱くきみの姿に思い出す僕にも鼻がついていること
守るより護るに近い真っ白なこめかみに浮く血管を見る
病院は病人のため先生は生徒のためにそれを忘れる
台風の気圧配置はゆっくりと君の額の皺を増やして
台風の天気図を読むようにまた父の額の皺を見つめる
ティッシュ抱くきみの姿に思い出す僕にも鼻がついていること