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笹井宏之「ひとさらい」うすくみたす

2012-07-08 07:04:52 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
わたがしであったことなど知る由もなく海岸に流れ着く棒

流れ着いたものの前の姿に思いを馳せる。そしてそれは「わたがし」であったと決める。そしてそれを知らないまま海岸に流れ着いた棒。この「わたがし」もそうだ。ふわふわとしていて口に入れるとすぐに消えて甘い。元々、存在が危ういのだ。

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