僕の中にはうずうすむずむずぐすぐす虫が飛んでいて
七月になろうとする日曜の晩、夜の公園に向かった
大阪の夜空は相変わらず星が少なくて
蚊に刺されながらベンチにごろり横になった
手を雲に向かって伸ばす
届かない
当たり前だ
けれど遮るものはない
その事実が悲しい
ほんと、僕は誰かを傷付けなければ生きられない
誰かはきっと僕が嫌い
梅雨の名残の雨が降る
誰かを守ることで誰かに守られる
幸せは不幸せな時間に実感する
あなたに会いたい
会いたくて仕方ない
でも僕は蚊の集中砲火と
雨に打たれて
痒くて
痒くて
目尻が冷たくて温かい
雨が強くなる
家に帰れなくて軒下で
この詩をあなたに向けて綴る
よければ心のなかで返事をくれないか
星がなければ道が分からない
大人の迷子は間が抜けて
恐ろしいほどの雨に
一生この軒下で立っているのか
あなたの乳房の美しさ
瞳の寂しさ
口中の温かさ
僕はこのまま一人でこの場所で
スイカ、ブドウ、ナシ、メロン、マンゴー、
好きなフルーツ
あなたはどのフルーツが好きだったのか
もう聞くことは出来ない
世界はまた閉ざされて
僕は女の温もりが欲しくて
今日も周り続ける
七月になろうとする日曜の晩、夜の公園に向かった
大阪の夜空は相変わらず星が少なくて
蚊に刺されながらベンチにごろり横になった
手を雲に向かって伸ばす
届かない
当たり前だ
けれど遮るものはない
その事実が悲しい
ほんと、僕は誰かを傷付けなければ生きられない
誰かはきっと僕が嫌い
梅雨の名残の雨が降る
誰かを守ることで誰かに守られる
幸せは不幸せな時間に実感する
あなたに会いたい
会いたくて仕方ない
でも僕は蚊の集中砲火と
雨に打たれて
痒くて
痒くて
目尻が冷たくて温かい
雨が強くなる
家に帰れなくて軒下で
この詩をあなたに向けて綴る
よければ心のなかで返事をくれないか
星がなければ道が分からない
大人の迷子は間が抜けて
恐ろしいほどの雨に
一生この軒下で立っているのか
あなたの乳房の美しさ
瞳の寂しさ
口中の温かさ
僕はこのまま一人でこの場所で
スイカ、ブドウ、ナシ、メロン、マンゴー、
好きなフルーツ
あなたはどのフルーツが好きだったのか
もう聞くことは出来ない
世界はまた閉ざされて
僕は女の温もりが欲しくて
今日も周り続ける