ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

短歌人10月号

2012-10-02 01:06:25 | 結社提出歌
人間は秋に生まれただとすれば最初に秋を失うだろう

ライバルを倒したのちのヒーローの背に吹く風のような性愛

風のない日の帆のようなジャケットを着ていた君の背を忘れよう

七月の大半が梅雨大切な人が他にもいて君を抱く

驚いて首を傾げた鳩みたい写真の君はどの表情も

嫌いとは言わない君が四番目に好きだと言った夏が過ぎ行く

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。