元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

北野武の「全思考」を読んだ。<第五章>

2011年12月25日 00時24分44秒 | アレコレ鑑賞
「ナイナイ岡村、テレビで結婚前提交際宣言」

 無理に結婚しなくても良いと思うけど。結婚という制度に向かない人もいるのだから。たとえばダルビッシュとか。

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 北野武の「全思考」を読んだ。<第五章>は映画の問題に関して。この章では北野武監督の映画に関しての想いが書かれていた。この章もふんふんと読んでいた。気になったのはひとつだけ。

 描き慣れるということに関して書かれていた。例えばゴリラの絵を描く。最初はよく分からないから脳みそをフル回転して頑張って描くがどうにも上手くいかない。これを2回目3回目と続けていくと当然上達し、脳みそも描き方を覚えていく。しかしそうすると絵としては上手いのだが、どうしても面白みにかけてしまう。という話。

 僕は邦楽バンドを少々聴くが、好きなミュージシャンの作品で好むのは初期のアルバムであることが多い。デビュー当初の作品だと演奏が下手だなぁなんて思ったりすることもあるのだが、それでも楽曲が良いなぁなんて思ったりする。

 それはミュージシャンが音楽理論とかを覚え始め、楽曲が型にはまってしまったため、ありきたりでつまらなくなるのではと思っていた。映画なんかでも「こうすれば売れるよね」と熟知しているハリウッド映画は面白いけど、なかなか良い作品として心に残らなかったりする。

 色々な作品は作り方を覚えると面白くなくなるものなのだろうか。まぁそうじゃない作品もあるので、なんとも言えないけど、まぁそんなことを思った。


 とりあえず「全思考」を読んで自分の考えていることを文字に置き換えたのは良かったかと思う。数年後に読んで赤面できると良い。赤面できるということは考えが変わったということだから。まだ書き足りないこととかもあるが、とりあえずこれでエンド。
コメント
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