中山道ひとり歩る記(旧中山道を歩く)

旧中山道に沿って忠実に歩いたつもりです。

・芭蕉の道を歩く
・旧日光街道を歩く

安中宿下の木戸と熊野神社(旧中山道を歩く 89)

2007年04月08日 09時06分38秒 | 3上州(群馬県)の.旧中山道を歩く(66~10


(熊野神社)

(安中宿2)
旧中山道を下野尻の信号から二つ目の信号の右向こう側にある
理髪店の前に、「安中宿下の木戸跡」の標柱があり。その先に
熊野神社参道の看板がある。


(下ノ木戸跡の標柱)


(熊野神社参道)

参道を進むと正面に熊野神社の石段が見える。途中左側に
急な登り階段が見え、柏木義円の墓入り口と書いた標柱に出会う。
あとで、すこし寄り道をしてみようと、先に熊野神社に寄る。

熊野神社は安中市の重用指定文化財になっており、
説明によると、
「熊野神社は、明治以前は熊野大権現とよばれていたが、
明治初期の廃仏毀釈により、熊野神社になり近郊の総鎮守となった。
その期限は、永禄二年(1559)安中越中守忠政が安中城を築城した時、
ここに熊野神社を勧請して、安中城の鬼門の守護神としたのが始まりと言われる。
以後安中藩歴代城主が厚く信仰し、また安中城下の総鎮守として
地域住民の尊崇を集めた。――中略――

社殿は、本殿、幣殿、拝殿からなる。
本殿は切妻作り 妻入り桁行三間、梁間二間の大きさで前面に千鳥破風をつけ、
向拝に流れ屋根をつけた春日造り。
この本殿の七面の板羽目に鳳凰らしい鳥を中心に梅、楓などの樹木や
霞様の雲を配した彫刻を施し、
室町時代風で淡雅であり、写実を特色としている。――以下省略」(安中市教育委員会)


(熊野神社)


(春日作りの本殿見事な木彫に惚れ惚れする)


(七面の板羽目の木彫の二面)


(木彫の三面)


(木彫の二面、計七面)

神社本殿の右横には、天然記念物になっている千年の大欅が龍のように延び出ている。
また、安中市指定重要文化財になっている、絵師として最高位
法眼を授与された狩野永英知信描く、文久元年(1861)の絵馬が
本殿内に飾ってあったが、覗いてみても暗くて良く見えなかった。
しかし、現代の高性能カメラが見事に映し出してくれたので、
紹介しておきます。


(龍のような枝振りのケヤキ)


(国宝級の狩野派の絵馬)

コメント
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