4月1日、スマートフォン向けの放送局「NOTTV」が開局した。解像度720×480ドット/フレームレート30fpsというDVD並みの高画質、放送を端末内に蓄積できるタイムシフト再生への対応など、モバイル向け放送としてさまざまな機能を盛り込んでいるのが特徴だ。
また、NOTTVでは幅広いジャンルを取り込んだ3チャンネル体制で放送を展開する。今回、対応端末を借りて1週間ほど視聴したので、その使い勝手が画質などについてレポートしたい。
■対応端末にプリインの専用アプリで視聴
NOTTVは、対応端末にプリインストールされている専用アプリで契約・視聴する。なお非対応機種にNOTTVアプリをダウンロード・インストールすることはできない。
契約についてだが、月々のケータイ料金と合算して支払えるSPモード経由と クレジットカード払いの2種類になる。契約時はメールアドレスとパスワードを登録。「マイページ」を見る際などに必要となるので、かならず控えておこう。
さて、アプリを起動させると放送画面とコンテンツの双方が表示される(縦位置の場合)。これがホーム画面で、番組表やジャンル検索、ヘルプなど全てのゲートウェイになる。
チャンネルは3つ。「nottv1」「nottv2」そして「nottv NEWS」だ。nottv1およびnottv2はスポーツからドラマ、音楽、アニメ、バラエティといった様々なジャンルを網羅した総合編成チャンネル。オリジナル番組にも力を入れており、「AKB48の”あんた、誰?”」をはじめとして、押切もえさんや加藤夏希さんらが司会を務める「notty★LIVE 7時間!」、ソーシャルメディア連動の「ソーシャル@トーク#エンダン」「スマホのトリセツ」といったモバイル端末で楽しむ放送ならではのコンテンツも充実している。米国の人気ドラマ「アンダーカバー」、ラジオでおなじみの「オールナイトニッポン」、アニメ「エウレカセブンAO」といった幅広いジャンルの人気番組を集めた。
また、スポーツ中継はプロ野球やJリーグなどを積極的に扱っており、録画も朝などに放送している。「中日対横浜」「オリックス対日本ハム」といった地上波ではまずお目にかかれない対戦も中継で見られる。CSなどを契約していない野球ファン/サッカーファンにとってはありがたい。
■画質でワンセグを大きくしのぐ
では実際に放送を見てみよう。気になる画質だが、ワンセグと比べればその差は歴然だ。さすがに地デジ(12セグ)放送並みとは行かないが、ブロックノイズはそれほど気にならないし、30fpsのフレームレートなので動きは非常になめらかだ。
電波の受信感度については、圏内であれば電車などの移動中でもワンセグと同程度を確保しているという印象だ。
厳密に比較したわけではないが、端末のアンテナを伸ばせば、多少混み合った場所でもかなり粘って電波をつかんでくれる。ビットレートの高い放送なので、アンテナはかなり長く伸びる仕様になっており、AQUOS PHONE SH-06D本体で最大伸張時約12センチ、同梱される横置きスタンドでは約25cmだ。
なお視聴可能エリアだが、関東圏の場合、東京北東部にある東京スカイツリーから電波を出している関係で、都心から埼玉・千葉方面はかなり広く覆われている。横浜市や川崎市南部もエリア内だが、川崎市北部や神奈川県や東京都西部はまだ圏外。2015年には関東・東海・関西・福岡・沖縄エリアで世帯カバー率90%を目指すという。
■各種ジャンル取りそろえた番組ラインナップ
またスマートフォン/タブレットで見る放送ならではの利便性やエンタメ性も特徴だ。とくに番組さがしは楽で、電子番組表(EPG)に加えてジャンル別、またフリーワード検索に対応するなど、好きな芸能人やアーティスト、気になるテーマで目的の番組を探すといったことが可能。番組の解説も充実している。
ソーシャルメディア連携も特徴で、FacebookやTwitterのアカウントと一度連携させてしまえば、投稿やタイムラインの表示は簡単。放送と通信の同時処理は端末に負担がかかるためか、文字入力や画面遷移、タッチ操作などのレスポンスが若干重いのが気になった。
■ぜひ活用したいタイムシフト
NOTTVの大きな特徴であり、個人的にもよく活用したのがタイムシフト視聴(蓄積型放送)だ。これはあらかじめ予約した番組を深夜時間帯の放送休止時間に受信し端末のmicroSDHCカードへ保存。これにより電波の届かない場所でも番組が見られるというもの。手動での受信予約のほか、NOTTVおすすめの番組を自動受信することも可能。昼間はなかなか放送を見る時間がないという人には最適なだけでなく、端末内に保存されているので電波環境に関わらず見ることができる。
このように非常に便利な蓄積型放送だが、願わくば保存できる番組をもっと増やして欲しいし、また視聴期限をもう少し伸ばして欲しい(現状では多くのコンテンツで受信翌日朝からの24時間)。なお保存時のデータ容量だが、30分の番組で約300MBだった(データサイズはコンテンツや映像により異なる)。蓄積データは他のスマートフォンや契約端末以外では見ることはできず、視聴期限が切れると自動で消去される。
視聴時の電力消費はAQUOS PHONE SH-06Dの場合、最大輝度でおよそ2時間だった。長時間視聴する場合は電源は必須だろう。
■無償貸し出しキャンペーンも
最後に対応機種について触れておこう。現状ではNOTTV対応機種はNTTドコモから出ている「AQUOS PHONE SH-06D」と「MEDIAS TAB N-06D」の2機種。またドコモでは上半期だけで7機種が登場することをアナウンスしている。
SH-06Dは、防水機能やおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信などを搭載し、アンテナ内蔵の卓上ホルダが同梱の全部入り端末。また液晶は裸眼3Dに対応し「NOTTV」の3D対応番組を専用メガネ不要で楽しむことも可能だ。ディスプレイは4.5インチ高精細HD液晶、同梱されているアンテナ付卓上ホルダにより、充電しながら横向きフルスクリーンで映像を視聴できる。
MEDIAS TAB N-06Dは、7インチのディスプレイを持つXi対応の防水タブレットだ。薄さ約9.9mm、重さ約350gのボディに。WXGAディスプレイの高精細液晶を採用しており、音響技術「Audyssey」と、ダイナミックなサウンドを実現する「SRSサラウンド」を搭載する。ワンセグ・赤外線通信・おサイフケータイ・音声通話機能も備えている。
NOTTVでは、上記2機種を無償で貸し出す「NOTTVモニターキャンペーン」を受け付けているほか、初回契約者には30日間無料で視聴できるキャンペーンも実施。さらに、対応端末購入と同時に店頭にて「NOTTV」に申し込むと、「NOTTVオリジナルイヤホン」が成約プレゼントとしてもらえるなどのプロモーションキャンペーンを積極的におこなっている。
人気アイドル集団、AKB48からの卒業を発表した前田敦子(20)が、AKBメンバーで初の自動車運転免許取得を目指すことが10日、分かった。28日スタートのフジテレビ「AKB自動車部」(土曜深夜1・35、関東ローカル)で、今月から教習所に通う前田が免許を取得するまでを追う。今年1月のAKBの成人式では20歳の目標を「車の運転をしたい」と掲げたあっちゃん。卒業を前に“20歳の夢”に向かって歩き出す。
AKB48からの卒業を決めたあっちゃんが“20歳の夢”を叶える。
「車の運転をしたい。AKBではまだ誰も免許を持っていないので、一番最初に取りたいです」
1月9日に行われたAKBの成人式で20歳の目標をこう掲げた前田。それが現実に向かって動き出すことになった。
成人式での誓いにヒントを得て企画した同局制作サイドによると、番組は全編ロケで行われるドキュメント。教習所の申し込み段階から普通自動車免許を取得するまでの前田に密着する。運転免許は18歳以上が取得可能だが、現在、AKB内での取得者はおらず、前田がメンバー初のドライバーとなるか注目だ。
卒業を決心した“教え子”の成人式での言葉が印象に残っていたというAKBの総合プロデューサー、秋元康氏(55)もサポート。「14歳からAKB48に青春のすべてをかけてきた前田の卒業にあたり、その願いを叶えてあげようと企画しました」と“親心”をのぞかせコメントした。
さらに、秋元氏はインターネットの「グーグル+」で免許取得を希望するメンバーの声を紹介して“部活”の発足をほのめかしていた通り、「忙しくて、遊ぶ時間もないAKBの他のメンバーにも、車やドライブの楽しさを味わってもらおうとAKB48自動車部を作りました」と説明。
他のメンバーも“部員”として登場し、MCの役割を担う“部長”には峯岸みなみ(19)を任命した。前田や峯岸ら“部員”たちはドライブロケにも参加し、免許を持つ著名人ゲストから車の魅力を教わる。
前田は「20歳になってからの夢でもあったし、まだ免許を取っていない同世代の人たちに免許を取りたいというきっかけになればいいと思います」と気合い。運転が待ち遠しいようで、「学生のとき部活動も十分にできなかったので自動車部に所属できてとてもうれしい。車に乗る自分をイメージしながら頑張ります!」とコメントした。
◇ア・リーグ レンジャーズ11―5マリナーズ(2012年4月9日 アーリントン)
強力打線の援護を受けての勝利に、米メディアの評価も分かれた。全国紙USAトゥデー(電子版)は「荒れた滑り出しから立て直した」の見出しで、3回以降の立ち直りを評価。
一方、スポーツ専門局ESPN(電子版)は「レンジャーズはダルビッシュのメジャーデビューに1億1200万ドル(約97億円)を費やした。少なくとも初回はがっかりした。期待は大きかったが、制球力はなかった」との辛らつな書き出しで、序盤の乱調を評論した。次戦14日(日本時間15日)のツインズ戦では「技術的な修正ができるか、確かめる必要がある」とした。