シュトゥットガルトに所属するDF酒井高徳は、13日に行われたブンデスリーガ第31節で、11試合連続フル出場を果たした。7日に行われた第29節のマインツ戦ではアシストを記録し、『キッカー』と『ビルト』のドイツ2大メディアで初めてベストイレブンに選出された。
着実に評価を上げている酒井に対して、地元メディアも注目。ドイツ紙『WELT』では、酒井が日本人の父とドイツ人の母を持つことから、サイドバックに不安を抱えるドイツ代表の問題点を解決するために「我々はいますぐにでも彼を帰化させるべきだ」と伝えた。
同紙では、酒井を「両足を完璧に使いこなし、ボールを巧みに扱い、力強く、ドリブルに長け、安定した守備とオフェンスに優れた選手」と紹介。以前シュトゥットガルトに在籍していた現バイエルンのドイツ代表キャプテン、DFフィリップ・ラームと重ね合わせた。
また記事中では、記者が「もしドイツ代表監督から電話が来たらどうする?」と酒井にインタビュー。酒井は「それは非常に光栄な事ですが、難しい質問ですね」と応えた。
なお、酒井は昨年行われたアジアカップで日本代表に招集されていたが、負傷のため離脱。年代別の代表経験はあるが、A代表の試合には出場していない。