俳優の岡田将生と剛力彩芽が18日、都内で行われた新ドラマ『未来日記-ANOTHER:WORLD-』(フジテレビ系)制作発表会見に出席。岡田相手に初のキスシーンに挑んだ剛力は「緊張しました。自分から(キスを迫って)行ったので、相当ドキドキしました」と初体験を振り返って赤面。岡田は「初めて公園で歯磨きしましたよ」とその時のエピソードを明かして笑いを誘った。
「未来のことが書かれた携帯日記(未来日記)」を手にし、未来を賭けた究極のサバイバルゲームに巻き込まれた7人の所有者たちの運命を描く同作。毎日をなんとなく過ごす大学3年生の星野新太を演じる岡田は、役作りについて「共感できるとこがあって、昔の自分を見ているみたい。やりやすいです」と語ると、剛力は「似てますよね。ゆるい感じとか」としみじみ。剛力の指摘に岡田も「そうね…ゆるキャラかな…」と不本意ながらもうなずいてみせた。
オールロケでアクションシーンも多いといい、岡田は「走ってるシーンも多かったので、何回か足をくじいて病院に行きました。僕の太ももが破裂しそうでした」と爽やかな笑みを浮かべていた。
新太を盲目的に愛している古崎由乃役の剛力は、未来日記が実際にあったらと質問されると「私は、いらないですね。自分で未来を切り開きたいし。わからずに苦難を乗り越えて、楽しんでいきたい」ときっぱり、強い意思を示していた。
柴咲コウのニューシングル「ANOTHER:WORLD」が主題歌に起用されたドラマ『未来日記-ANOTHER:WORLD-』は4月21日(土)から毎週土曜午後11時10分より放送。
「広島3-0DeNA」(17日、呉球場)
伸び盛りの若武者が、ノンストップで走り続けた。広島・堂林が2安打を放ち、6試合連続安打をマーク。打率も・341まで上昇し、この日終了時点でリーグ首位に立った。
二回には4球目の直球を中堅左へライナーで運ぶ二塁打。七回には2球目のスライダーをコンパクトに捉えて左前打と、同じ3年目の国吉を完全に打ち砕き、「三振もありますけど、振りにはいけてます」と胸を張った。“首位打者”に関しては「関係ないです」と即答。「1年続くようなら本物でしょうけど、まだ1カ月もたっていないから」と、浮かれる様子はなかった。
開幕から全試合に出場し、疲労も蓄積される中、試合前に外野フェンス際で行う素振りは欠かさない。「もう終わってもいいぐらいの気持ちでやっていきたい」と堂林。“プリンス”の甘いマスクに、プロの気迫が加わってきた。
U―23代表の関塚隆監督(51)が17日、都内のJFAハウスで取材に応じ、五輪本大会でのオーバーエージ(OA)と海外クラブ所属選手の招集に強い意欲を示した。24日のロンドン五輪組み合わせ抽選会(ロンドン)前後にはFW宮市亮(19)=ボルトン=、DF酒井高徳(21)=シュツットガルト=、FW宇佐美貴史(19)=バイエルン=の視察が決定。最強チームでのメダル獲得を宣言した。
関塚監督が、最強メンバーでの金メダル獲得を目標に掲げた。「(年齢制限のある)五輪はサッカー界にとっては通過点かもしれないけど、僕にとっては集大成。参加するだけで意義があるということはない。アジアはメダルに手が届いていないし、そこを目指していきたい。そういう目標がなければ頂点もない」
壮大な目標に向け、積極的に動く。21日に宮市の出場するボルトン―スウォンジー戦視察を手始めに、28日は宇佐美と酒井高の日本人対決へ。「酒井はブンデスでコンスタントに出ている。今どんな状態なのかしっかり確認したい」と、層の薄い左サイドバックの有力候補としてチェックする。宇佐美は出場の可能性が少ないため、翌29日にはバイエルンBの試合にも足を運ぶ。24日の抽選会後には試合会場の視察を行う可能性もある。
これまで五輪には招集の強制力がなかったが、今回は国際サッカー連盟(FIFA)が各クラブに拒否権がないことを通達し、海外組招集の障害がなくなった。宮市は6月のW杯最終予選に選ばれる可能性もあるが、日本協会は状況次第では五輪との兼務も容認する意向。5月23日から始まるトゥーロン国際にも「海外組はシーズンも終わっている。本人たちの状況を見て決めたい」と招集に意欲を見せた。
OAに関しては「(五輪に)出場経験がある選手が入るだけでも変わってくる。みんなが初めてというよりも、1人入るだけで違う」と、五輪経験者の招集を熱望。メキシコ五輪以来44年ぶりのメダル獲得へ、やれることは全てやる。
レッドソックスを率いるボビー・バレンタイン監督(61)の発言が、大騒動に発展している。ことの発端は、本拠地に戻って3連勝した15日、地元テレビ番組に出演した同監督が主砲の一人、K・ユーキリス内野手(33)について「肉体的にも精神的にも、試合に気が入っていないようだ」とコメントしたことだ。
一夜明けた16日、ユーキリスは「毎日一生懸命やっている」と猛反発した。D・ペドロイア内野手も「ボビーの発言は理解できない。我々はみんな必死で戦っている」とチームメートを援護。報道陣から「監督は発奮をうながしたのでは」と聞かれると「(ロッテ時代のような)日本式のやり方は、ここでは通用しない」とバッサリ切り捨てた。
試合前に会見した指揮官は「言葉足らずで誤解を招いた」と釈明。ユーキリス本人に謝罪したことを明らかにした。さらにペドロイアとも話し合ったと“一件落着”を強調したが、メディアはメッツ時代から世間を騒がせてきた“舌禍”が、またあだになったと大騒ぎしている。
地元メディアにはかつての問題児、マニー・ラミレス外野手(現アスレチックス)を「Manny being Manny」(マニーはマニー)と揶揄(やゆ)したように「Bobby being Bobby」という見出しも掲載された。
チームは0―1でレイズに敗れ連勝が「3」でストップ。ちなみにユーキリスは股関節を痛め欠場した。7回2死満塁で、100球を超えてストライクが入らなくなった先発D・バードを続投させたが、押し出し四球。「継投がワンテンポ遅れた」と指揮官は反省した。
この日はマサチューセッツ州の休日で、ボストン・マラソン開催のため午前11時5分に開始。勝てば借金完済となった試合を接戦で落とし、今季のレッドソックスの先行きに暗雲が垂れこめてきた。
◆Rソックス、昨季の内紛 2度の世界一に導いたT・フランコーナ監督は選手の自主性を尊重。そのため昨季終盤には、選手から緊張感が消え、先発投手が登板日以外に、試合中のクラブハウスでの飲酒が報じられるほどだった。プレーオフ進出を逃しフランコーナ監督が退任、新監督選びもオーナーとチェリントン新GMの確執で、バレンタイン監督決定は12月1日と30球団で最も遅かった。