◇ア・リーグ地区シリーズ第2戦 ヤンキース2―3オリオールズ(2012年10月8日 ボルティモア)
ヤンキースは8日、ボルティモアで行われたア・リーグ地区シリーズ第2戦でオリオールズに2―3で敗戦。イチローは「2番・左翼」で先発し、1回に好走塁で先制の得点を挙げたが、勝利には結びつかなかった。
1回2死一塁、カノの右翼線二塁打で一気にホームを狙ったイチロー。本塁の3メートルほど手前で捕手にボールが返ってきたため、タイミングは完全にアウトだった。それでも本塁手前でスピードを落として捕手のタッチをかわすと、回り込んで右手でベースにタッチ。イチローは「スピードを上げたくなるが、スピードを落とすという発想(が大事)になる。ブレーキをかけることは別に怖くないし、どんな動きをしてもけがをすることがないという自信がある」と長年の経験を生かした会心のプレーを振り返り、「審判がよく見てくれていた」と話した。
※引用しました。
ひょっとすると大ピンチか。巨人・杉内俊哉投手(31)が5日に出場選手登録を抹消された。杉内本人は「クライマックスシリーズ(CS)へ向けての調整です」とけむに巻くが、予想されていたあと1試合の先発を回避した格好。さまざまな憶測を呼んでいる。
杉内は8月に左肩違和感を訴えて登録抹消され、9月7日に1軍復帰を果たしたものの故障前のすごみが影をひそめた。最近2試合は、9月22日のヤクルト戦で3回途中7失点降板、同29日のDeNA戦も6回4失点KOと全く“らしくない”投球が続いている。
そんな杉内が先発を回避し、あえて“ぶっつけ”でCSに臨むのは、故障でもない限り不自然といえる。それとも、予告先発のないCSに向け相手を幻惑させる作戦なのだろうか。
今季12勝4敗、防御率2・04、リーグトップの172奪三振(5日現在)。ピカイチの成績を挙げた杉内の調子が上がらず、最悪登板不能ともなれば一大事である。
一方、スランプにどっぷり漬かっていた村田修一内野手(31)が5日の2打席目に通算33打席ぶりの安打となる右前適時打を放ち、3打席目に中前打、4打席目には12号ソロが飛び出した。
中日の筒井スコアラーは「村田があそこまでヒットが出なかったのは精神的な問題」と警戒する。
短期決戦は、故障者やスランプの選手の出現で大きく様相が変わってしまう。
大独走Vを果たし、CSファイナルステージに1勝のアドバンテージを持って臨む原巨人にとっても“全く別の戦い”が始まるのだ
※引用しました。