10月に入り、立て続けに2人のお笑い芸人がツイッターユーザーから多数の苦情を受け、悩まされるという現象が起きている。
まずドランクドラゴンの鈴木拓。10月7日にフジテレビの人気番組『逃走中』に出演した鈴木は、“ハンター”と呼ばれる追手から逃げ続けることで毎秒アップしていく賞金を、最後まで逃げ切れば全額獲得できるという同番組において、ルール上認められている自首(途中でのリタイア)を選択。自首をすれば、それまでに積みあがった賞金を得ることができ、自首を成功させた鈴木は約130万円の賞金を獲得した。
番組放送後、そんな鈴木のツイッターアカウント宛てに苦情が殺到したのだ。その内容のほとんどは、自首をしたことや番組中に逃走を成功させるために積極的に行動していた他の出演者を揶揄するような発言をした鈴木を非難するもので、当初鈴木はこれらの苦情に対してお笑い芸人ならではの開き直った切り返しをしていたが、12日夜には「諸事情によりTwitterをやめたいと思います」とツイートし、アカウントを削除した。
次にツイッターをやめることを宣言したのは、トータルテンボスの藤田憲右だ。藤田にも鈴木と同様、ツイッターユーザーから多くの苦情が寄せられたわけだが、その内容は、14日に放送されたお笑い番組『日10☆演芸パレード』でトータルテンボスが披露したネタが、人気漫画『銀の匙』の“パクリ”ではないかというものだ。
藤田はこの苦情に関し、ネタが作られた経緯と、“パクリ”と言われるものではない理由を説明。しかし、それでも苦情のツイートは止まず、藤田は「年内でTwitterいや、今月でTwitterやめます。何も楽しくない。自分勝手な理屈っぽい評論家気取りのお笑いフリークが多すぎる」と、ツイッターをやめることを宣言した。
このように、ツイッターとお笑い芸人の相性が悪いと思えてしまうような出来事が続いているなか、反対にツイッターをやめないことを言明する芸人も現れている。
フォロワー数が168万人以上いる有吉弘行は15日、一般ユーザーからの「心ない返信に嫌気がさして、Twitterをやめる芸人さんも多いのに、有吉さんはすごいと思います」という投稿に対し、「物言わぬ支持者がいることを忘れ、挑発的な馬鹿に腹を立てるから辞めてしまう」(原文ママ)とツイート。
また、NON STYLEの井上裕介も同日、「ネタの批判、トークの批判、お笑い批判!! 何でも来いだぁ。『みんなで作ろう、ノンスタ井上』ですもの。 僕は誰のどんな意見でも受け入れるよ。 そして、いつまでもみんなと繋がってたいから、絶対にTwitterはやめない」と、宣言した。
ツイッターにより可視化されるようになったファンの言葉。芸人のなかでも、どう使うか、スタンスは分かれるようだ。
※引用しました。
(セ・リーグ、CSファイナルステージ、巨人2-5中日、2回戦、中日2勝1敗、18日、東京ドーム)リーグ優勝の巨人は、2位の中日に2-5で連敗を喫し、アドバンテージを含め対戦成績は1勝2敗となり、ライバルに先行を許した。一回に先制点を奪うも、中日・伊藤準規投手(21)の前に二回から六回まで走者を出すことができずに完敗。安定感抜群だったデニス・ホールトン投手(33)も自滅し、独走で優勝したレギュラーシーズンの戦いぶりは見られないまま、窮地に追い込まれた。
1点どころか1安打さえ遠い。先手を奪い、継投でリードを守る。圧倒的強さで優勝した巨人が、本拠地で勝ちパターンに持ち込めない。第1戦の大野に続き、この日は21歳の伊藤と、実績のない竜の若武者に続けてひねられた。
「ちょっと(一回に伊藤の)不安定なところをね…。まあ(二回の)2点が大きかったんでしょう。向こうのね」
つかんだかに見えた主導権は、一瞬で相手へ傾いた。一回一死一塁から、坂本の右翼線適時二塁打で1点を先制。なお一死二塁で阿部、高橋由が連続三振。制球の定まらない伊藤を一気に打ち崩せなかった。すると二回、ホールトンが狭いストライクゾーンにいらだち、自らの拙守も重なり2失点で逆転を許した。その後は二回から六回まで出塁さえできず、流れを手渡した。
伊藤に対して、巨人は過去4試合で2勝1敗、防御率5・52と打ち込んでいた。午後3時に右腕が出場選手登録された時点で伊藤の先発を読み、対策も定めていた。しかし、橋上戦略コーチは「シーズンよりもツーシームの割合が多かった。うまく打たされた」と唇をかみしめた。
この2戦のチーム打率は・175。ならば守る。そんな巨人のスタイルも崩れた。ホールトンが四回途中で3失点KOされると、2番手の小山、抑えの西村も失点。第1戦でも山口が失点し、必勝パターンを築いてきたリリーフ陣が崩れた。「(ホールトンは)奇跡的に3点でよく抑えていたなというのが実感ですね。全体的に5点取られたけど、よく5点で収まったという感じ」と原監督も皮肉まじりに話すしかなかった。
ネット裏では、長嶋終身名誉監督が厳しい表情で戦況を見守った。過去4度戦った中日とのCSファイナルステージは、第2戦に勝利した側が必ず日本シリーズ切符を手にしている。データ通りなら痛い1敗。だが、今季の巨人は、最大借金7の苦境からはい上がった。その真価がいま、問われている。
※引用しました。
◇セ・リーグCSファイナルS第2戦 巨人2―5中日(2012年10月18日 東京D)
巨人・ホールトンは自らリズムを崩した。1―0の2回無死満塁で投手・伊藤の当たり損ないの打球は本塁近くでバウンド。阿部は一塁送球を指示したが、助っ人右腕は球審に自打球をアピールして一塁送球が遅れた。同点の走者が生還。この回2点を失い、勝ち越された。
「審判に関してはあまり話したくない。リプレーを見て判断してほしい。何も言えない」。初回には不運が襲った。先頭・大島のゴロがグラブに挟まって抜けなかった。グラブごと一塁へ投げたが、判定はセーフ。「初めての経験。(グラブごと)投げることしか思いつかなかった」。4回にはレギュラーシーズンで一度もなかった暴投も記録。今季最短の3回2/3を3失点で降板した。
「普段起きないことが起きた。難しさはあった」。ホールトンはそう振り返ったが、原監督は2回のプレーを「自分で決めるべきではないでしょうね。奇跡的に3点で抑えた」と厳しかった。
▼巨人・川口投手総合コーチ(ホールトンについて)あれ(2回無死満塁の伊藤の打球)を自分で判断しちゃダメ。ただあの投球で3点に抑えるものは持っている。
※引用しました。
ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦、タイガース8-1ヤンキース(18日、デトロイト)ヤンキースはわずか2安打で4連敗を喫し、1勝もできずプレーオフ(PO)敗退となった。イチロー外野手は「1番・左翼」で出場し3打数無安打、1三振、1四球。マリナーズ時代の2001年に続き、リーグ優勝決定戦で敗れ、世界一には届かなかった。タイガースは2006年以来6年ぶり11度目のリーグ優勝を決めた。
激動の2012年終戦を告げる4本の本塁打が、イチローの頭上を通過した。0-2の四回、一死一塁で三冠王のカブレラが、サバシアの内角直球を捉え、左翼席中段へ2ラン。打った瞬間それとわかる一発に、イチローはほとんど動けなかった。
さらに二死一塁から今度はペラルタ。イチローは打球を追ったものの、左翼席へ飛び込み、サバシアは3回2/3、11安打を浴び6失点でKO。七回にはジャクソンのソロ、八回にはペラルタの2本目となる本塁打を見送った。
イチローは初回、タイガース先発のシャーザーから4球ファウルで粘るも、9球目の直球に押され三飛。0-1の三回、二死二塁は8球目の際どい内角球を選び、四球で一、二塁としたが、スウィシャーは外角直球に見逃し三振で同点機を逃した。
六回、先頭のヌネスがチーム初安打となる左中間への三塁打で出塁したが、イチローは外角高めの直球に中途半端なスイングで空振り三振。続くスウィシャーの右中間二塁打で1点を返した。
八回先頭は、左腕コークのグラブを弾くも投ゴロ。ベンチで終戦を迎えた。
※引用しました。