箱根駅伝の山登りの5区で区間賞を獲得した日体大の服部翔大(3年)が、大会MVPにあたる金栗四三杯を獲得した。レース後は自ら「山の星」と命名するなど、来年も5区での走りが期待されるエースだ。
「少し大きなことを言わせてもらえれば、来年は柏原さんの記録に挑戦したい」。4年連続5区区間賞で“山の神”と呼ばれた柏原竜二(東洋大=現富士通)が2012年にマークした1時間16分39秒の区間記録の更新を目標に掲げた。
今年は風速18メートルの強風の中で1時間20分35秒。「風がなければ、78分は切れた。(区間新も)可能性は0じゃない」と、目をギラつかせた。
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日米通算507本塁打を放った希代のスラッガー・松井秀喜氏(38)が引退した。松井氏と関係の深かった人たちが思い出を語る「WE LOVE ゴジラ」、第1回は巨人の高橋由伸外野手(37)。
移動の車中だった。高橋由は知人から連絡を受け、松井に引退の可能性があることを知った。「そうなんだ…」。背もたれに身を預けると、それ以上の言葉は見当たらなかった。
初対面は97年12月。直前のドラフトで巨人を逆指名して迎えた慶大4年時に対談企画で実現した。学年は1つ違いだが、高卒でプロに進んだ松井は3年目には巨人の4番も経験するなど、すでにプロの世界で不動の地位を築いていた。「凄く緊張した。とても1つ上に見えなかった。体も大きかったし、おっさんみたいだった」。学ラン姿の高橋由はその威圧感に衝撃を覚えた。
同じ左の外野手でともに非凡な打撃センスを持つ。外野練習中の自分の真上を何球も、連続でピンポン球のように打球が通過する。「やっぱりパワーが凄かった。常に見ていたけど、こういうのを次元が違うというのかなって思ったよ」。天才と言われた男があきれるほどのパワーだった。バットを借りたこともあったが「細くてノックバットみたいだった」というパワーヒッター仕様。試合では使えなかった。
入団2年目の99年に本塁打王争いを繰り広げながら、高橋由は負傷離脱の影響で34本止まり。タイトルは逃したが、42発の松井は貫禄を示した。翌年、2度目の本塁打王を獲得した松井は日本最後のシーズンの02年には史上8人目の50本塁打を記録した。「松井さんには年々、差をつけられていった感じがする。入ったときの方がまだ、近くに感じたかな」。同年オフにメジャー挑戦。追いかけた背中は縮まることなく離れていった。
巨人で一緒に過ごしたのはわずか5年間。ヤンキース移籍が決まった松井からは「そういうことだから」の一言で選手会長を引き継いだ。
渡米後も年に1度は連絡を取り続け、昨季もシーズン前に会話を交わした。「いつも一緒。昔話とか、たわいもない話だよね。今かけても出ないでしょ。忙しいと思うし」。引退表明後はまだ電話を手にしていない。「お疲れさまでした」と声をかけるのはもう少し先のことになりそうだ。
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元フジテレビで現在はフリーで活動する千野志麻アナウンサー(35)が3日、所属事務所のホームページを通じて、2日に起こした死亡事故について謝罪した。
「この度、私、千野志麻は運転中、自らの過失により人身事故を起こしてしまいました」と報道を認めた千野アナ。「人の命を奪うという取り返しのつかない事態に言葉に尽くせぬ思いでいっぱいですが、まずはお亡くなりになられた方とそのご遺族の皆様には心より深くお詫び申し上げます」と現在の心境をつづり、被害者とその遺族に謝罪の言葉を述べた。
千野アナは関係者にも「深くお詫び」し、「起こしてしまった事の重大さに向き合い、深く反省するとともに、ご遺族の皆様には誠心誠意お詫びの気持ちの限りを尽くしてまいります」とつづった。
千野アナは2日午後5時ごろ、帰省中だった静岡県沼津市の駐車場内で歩いていた男性をはねた。男性は胸を強く打つなどして病院に搬送されたが、死亡が確認された。
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◇第89回箱根駅伝復路(2013年1月3日 箱根・芦ノ湖~東京・大手町)
第89回東京箱根間往復大学駅伝競走は3日、神奈川県箱根町・芦ノ湖から東京・大手町までの復路5区間109・9キロで行われ、往路1位の日体大が復路で1度でもトップを譲らず、総合タイム11時間13分26秒で1983年以来30年ぶり10回目の総合優勝を果たした。
日体大は6区・鈴木悠介(3年)が2位・早大に2分35秒差で復路をスタートすると、高田翔二(4年)、高柳祐也(4年)、矢野圭吾(3年)が区間2位の走りで徐々に差を広げ、3分48秒差で最終10区へ。アンカーの谷永雄一(4年)も安定した走りを見せ、ガッツポーズでゴールを駆け抜けた。予選会からの総合優勝は97年の神奈川大以来、史上2校目。
4分54秒差の2位に東洋大、3位は往路9位から巻き返した駒大が入った。駒大は6区千葉、9区上野、10区後藤田が区間賞を獲得して復路優勝。帝京大、早大、順天堂大、明大、青山学院大、法大、中央学院大がシード権を獲得した。
最優秀選手には5区で区間賞を獲得した日体大・服部が選ばれた。
※引用しました。