ヤクルトの由規が「マエケン体操」でケガの再発を防ぐ。右肩痛の影響で昨季はプロ入り後初めて1軍登板なしに終わった右腕は、宮城県仙台市内で自主トレ。年末年始に、広島・前田健が肩の可動域を広げるために投球前などに行っているストレッチや下半身の使い方を動画サイトで研究したことを明かし「あそこまで柔らかくなるのが理想。下半身も柔らかいので、フォームのバランスが崩れても修正できる」と体の柔軟性を高めていきたい考えを語った。
この日は、約40メートルの距離でキャッチボールを行うなど、右肩の回復も順調だ。「2月1日のキャンプインにはブルペンに入りたい気持ちはある。年下も出てきてうかうかしていられない。力ずくでローテーションを獲りにいく」と背水の覚悟を口にした。
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レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスが3日の練習後に記者会見を行い、リーグ再開初戦となる6日のソシエダ戦での必勝を誓った。リーグ戦は首位バルセロナに勝ち点16差を付けられているが、「リーガ優勝は難しいが、不可能ではない。僕らはそれぞれのタイトルに向け、試合ごとに戦い続ける義務がある。僕らは多くの勝利を勝ち取り続けなければならず、ソシエダ戦からそれをやり始める以上に良い方法はない」と力説した。
「物事がうまく行かないときは僕らはより団結しなくてはいけない。年の初めを勝利でスタートする以上に良い方法はなく、去年にあった通常の状態を取り戻すように僕らは望んでいる」
昨年12月22日のマラガ戦(2-3)でGKカシージャスがベンチを温めたことについては「レアル・マドリーでは毎日いろんなことを教えられる。イケル(カシージャス)が以前言ったように(ベンチ待機は)戦術的な判断で、僕らがすることは何もない。同様に僕らはロボットでも機械でもない。良い時期も悪い時期もある。戦術的な判断は何よりも重要なことで、それ以上言うことはない」と話すにとどまった。
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦で対戦するマンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司については「彼は偉大な選手」と言及。「チャンピオンズリーグは世界中を熱狂させる大会だけど、2月の対戦までは先が長く、今はリーガに集中しなければならない」と、目の前の試合に集中した。
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阪神・福留孝介外野手=前ヤンキース傘下3Aスクラントン=の入団会見が5日、大阪市内のホテルで行われた。背番号は「8」に決定。南球団社長、和田監督と会見に臨んだ福留は、「一番自信のあるライトのポジションで勝負したい。(打順は)中心をしっかりと打てるように準備をしたい」と抱負を述べた。
詰め掛けた多くの報道陣を前に、引き締まった表情で率直な思いを語った。「(PL学園、日本生命時代に)関西でプレーして、一度プレーした場所という思いで(阪神が)一番、すんなり入っていけると思った」。慣れ親しんだ土地。それに加えて「すごく熱心に誘ってくれた」。阪神の誠意、熱意が入団の決め手となった。
昨シーズン12球団ワーストの411得点、リーグ最低の58本塁打に終わった阪神は、得点力不足の解消に向けて、昨季終了直後から福留獲得に動いた。DeNAと激しい争奪戦となったが、2度の直接交渉、電話交渉で熱意を伝え、昨年12月25日に入団が決定した。
初詣ででは、チームの優勝を誓った。「個人のことよりも、チームのことで優勝しようとお願いしました」。6年ぶりの日本球界復帰となる福留は終始、言葉の節々に固い決意をにじませていた。
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第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC=3月2日開幕)に出場する侍ジャパンの山本浩二監督(66)が4日、東京・世田谷の桜神宮で行った初詣で、おみくじで「大吉」を引き当てる強運ぶりを発揮した。2月15日から始まる代表合宿では、選手の勝負勘を引き出すためにミーティングを最低限にとどめる方針も掲げた。運+勘という「無形の力」も武器に、3連覇へ向け突っ走る覚悟だ。
こいつは春から縁起がいい…いや、良すぎるくらいだ。おみくじを広げた浩二監督の顔にも、みるみる笑みが広がった。「うれしいもんよ。気持ちも乗っていけるやろ」。報道陣にどや顔で見せたおみくじには、「第八番 大吉」の文字が鮮やかに記されていた。
「八」は末広がりで幸運を呼ぶ数字であるのに加え、浩二監督の代名詞的ナンバー。現役時代は「8」を背負い、侍の指揮官となってもそれにちなんで「88」番を選んだ。くじには「思いのまゝに幸せは来る」との文言もあった。吉兆ずくめだった。
幸運という見えない後押しをもらった。侍たちからは「勝負勘」という見えない力を、最大限に引き出す。3・2開幕の1次ラウンド(R)の相手のうち、昨年11月に対戦したキューバは別として、残りのブラジル、中国は未知数。すでに手元には初戦であたるブラジルの映像資料も届いているが、2月の宮崎合宿では、データの詰め込みはしない。「食事会場で映像は流したりするけど、ミーティングはそんなに数多くやらないと思う」と、方針を明かした。
短期決戦で相手を知ることは重要だが、先入観に凝り固まるのは危険だ。「頭でっかちになってはいけない。球種とかは頭に入れないといかんけど、打席に入ると、その日の状況がある。データはデータで大事だけど、それにこだわり過ぎてはいかん」。現役時代は読みの鋭さに定評があった。走者の有無、相手の調子、気象条件…あらゆる要素を把握した上で、勝負勘は働く。侍には橋上戦略コーチ(巨人)らデータ分析のエキスパートもいるが、データを押しつけるのではなく、選手が自主的に生かすことを理想としている。
絵馬には「皆でアメリカへ!」としたためた。選手全員に送った年賀状にも、同様のメッセージを添えた。「何をお願いしたか? 家族の健康とか…へっへっへ。でもやっぱり神様お願いします、ってなるわな」。もちろん祈願したのはV3。勝負のWBCイヤーに、最高の第一歩を踏み出した。
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[1.5 全国高校選手権準々決勝 作陽1-2桐光学園 三ツ沢]
第91回全国高校サッカー選手権は2日に準々決勝を行い、ニッパツ三ツ沢競技場の第一試合では、作陽(岡山)と桐光学園(神奈川)が対戦した。前半35分にDF大田隼輔(3年)のゴールで先制した桐光学園は、後半に作陽の猛攻に遭う。ゴール前で懸命な守備を見せたが、後半35分に途中出場のMF永松達郎(3年)に同点ゴールを許した。このまま試合はPK戦にもつれ込むと思われた。作陽も186センチの長身GK末藤敬大(2年)を送り出す。しかし、その直後、スローインの流れからFW野路貴之(3年)が決勝ゴールを叩き込み、土壇場で桐光学園が勝ち越す。このまま2-1でタイムアップのときを迎え、桐光学園が決勝に名乗りを挙げた。
セカンドボールへの寄せが早い作陽が、序盤から押し込む展開が続く。前半5分にはFW松本啓佑(3年)がPAからゴール左上隅に放ったシュートを皮切りに、桐光学園ゴールに迫っていく。同6分にもPA外へ飛び出した桐光GK長津大裕(2年)がクリアーしたボールを松本が無人のゴールへダイレクトシュート。しかし、ミートできずにチャンスを生かせない。
桐光学園も前半12分にロングボールをFW市森康平(3年)が落としたボールをFW野路貴之(3年)がダイレクトでゴールを狙い、反撃に出る。MF松井修平(3年)のダイレクトパスを起点に2トップを走らせてチャンスをつくり出す。前半12分には大田のスローインを市森がヘッドで流し、PA内でボールを受けたFW野路貴之(3年)がシュート。しかし、ボールは作陽GK太田純貴(2年)の正面を突き、ゴールにはならない。
作陽もMF平岡翼(2年)とMF横川矩久(3年)を中心に攻めたが、先制したのは桐光学園だった。前半35分、松井のFKをDF諸石健太(3年)がヘッドで折り返したボールをDF小松勇樹(3年)がシュート。これがファーサイドに流れたところに詰めていた大田が押し込み、桐光が1点をリードして前半を折り返した。
後半の立ち上がり、作陽がボールを回す展開が続く。しかし、桐光の守備を崩し切れずに、なかなかシュートに持ち込めない。後半17分に作陽は、松本を下げてFW三野草太(3年)をピッチに送り出す。同22分にもMF佐々木宏太(2年)に代えて、MF永松達郎(2年)を起用し、平岡をFWに上げた2トップに変更する。同25分には平岡がドリブルで切り込み、シュートを放ったがDFにブロックされた。同27分には三野が高い位置で大田からボールを奪うと、そのままシュートに持ち込む。DFにブロックされたが、桐光学園に圧力を掛け続ける。
後半28分にもDF渡部健士朗(3年)が左サイドからゴール前に入れたクロスが、こぼれたところを三野が拾ってシュートに持ち込む。しかし、これも桐光学園DFにブロックされた。同32分にも作陽はPA内までボールを運んだが、三野と渡部がボールを譲り合ってしまう。最終的には三野がシュートを打ったが、攻撃が遅れたことでフィニッシュはブロックされた。
作陽の攻撃が、ようやく実ったのは後半35分だった。平岡がドリブルで右サイドを突破し、ゴール前に折り返す。これを受けた永松がPA内にドリブル。右足でシュートをゴール左に決めて、試合を振り出しに戻した。
追い付かれた桐光学園も後半38分、MF多田八起(3年)を下げて、MF佐藤健太(3年)を起用する。さらに同40分にも市森に代えて、FW田中昇平(3年)をピッチに送り出した。後半ロスタイムに入ると、作陽はGK太田を下げて、GK末藤を送り出した。
その直後だった。大田のロングスローから、PA内でこぼれたボールを、野路がシュート。これがゴールに決まって、桐光学園が勝利。PK戦に入る直前のゴールで勝利した桐光学園が、MF中村俊輔(現・横浜FM)を擁した96年以来となる国立に駒を進めた。
※引用しました。