(セ・リーグ、広島5-11巨人、5回戦、巨人3勝2敗、26日、マツダ)先発した巨人・大竹寛投手(30=前広島)は、六回途中4失点で降板も打線が18安打11得点し、今季3勝目を挙げた。初めて4番に座ったアンダーソン外野手(32)が、七回に5号2ランを放つなど2安打4打点の活躍で打線をけん引。小刻みな加点で大竹を援護した。
大竹が慣れ親しんだマウンドで、古巣からきつい“お返し”を受けた。五回まで1失点と好投。二回には二死二塁から自ら左中間適時打二塁打を放つなど、投打に渡る活躍を見せていた。だが、7-1で迎えた六回に暗転した。先頭の菊池から一気に5連打され3失点。この回一死も取れず、3点差まで詰め寄られ、なおも無死一、二塁と走者を残して2番手・西村にマウンドを譲るしかなかった。
大竹は「四、五回を抑えてリズムに乗ってきたところで六回の投球が情けないです。積極的に振ってくる打線に対してストライクを集めすぎました。まだまだ反省点が多く練習しなければいけません」と反省しきり。今季3勝目にも手厚い援護点をくれた打線と、救援陣に頭が上がらない様子だった。
※引用しました。
27日の予告先発
◇セ・リーグ
ヤクルト・ナーブソン―中日・カブレラ(神宮)
DeNA・モスコーソ―阪神・歳内(横浜)
広島・前田―巨人・内海(マツダスタジアム)
◇パ・リーグ
日本ハム・大谷―ロッテ・石川(札幌ドーム)
オリックス・吉田一―楽天・辛島(ほっともっとフィールド神戸)
ソフトバンク・ウルフ―西武・レイノルズ(ヤフオクドーム)
※引用しました。
水谷豊(61)主演映画「相棒-劇場版3-巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ」(和泉聖治監督)初日舞台あいさつが26日、東京・丸の内TOEIで行われている最中、同劇場と同じビル内にある東映本社に不審者が侵入し、警察が出動する騒ぎとなった。
午前11時40分ごろ、7階の宣伝部に40代とみられる男が侵入。同社の警備員4人が取り押さえようとしたところ、逃走したため、正門を出た先の丸の内TOEI入り口付近で約20人がかりで取り押さえた。
男は午後0時20分ごろに任意同行を求められ、パトカーに乗せられて同所を後にした。
※引用しました。
カリフォルニア州サンフランシスコで行われている大会の2日目。3打差の3アンダー7位から出たステーシー・ルイスが2日連続の「69」をマークして、通算6アンダーで単独首位に立った。1打差の2位に初日首位のカリン・イシェール(フランス)とリディア・コー(ニュージーランド)が続き、朴仁妃、I.H.リーの韓国勢が並んだ通算3アンダーの4位タイに宮里美香も前日24位から「69」で浮上してきた。
気温14度で冷たい雨にも降られ、全体的にスコアが伸び悩んだ中、午前組で10番から出たルイスは、16、17番の連続バーディからスコアを伸ばし、結局5バーディ2ボギー。前日「66」のロケットスタートを決めたイシェールが「73」でスコアを1つ落とすなど、上位勢は軒並みスコアを落とし、ルイスが首位に立った。
イーブンパーの24位から出た宮里美香は、ルイス同様に午前組の10番スタートで4バーディ、1ボギー。雨で前日よりは止まりやすくなったグリーンを攻め、4つのバーディはすべて1ピン以内につけるアイアンショットの冴えで、チャンスを逃さなかった。
このほかの日本勢は、上原彩子が通算3オーバーの38位タイ。宮里藍は3バーディ5ボギーと出入りの激しい内容で「74」とし、野村敏京とともに通算4オーバー52位タイで予選を突破した。
【主な選手の順位】
1/-6/S.ルイス
2T/-5/L.コー、K.イシェール
4T/-3/宮里美香、朴仁妃、I.H.リー
7T/-2/C.マシュー、B.ラング、S.ペターセン、キム・ヒョージュ ほか5人
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38T/+3/上原彩子、J.インクスター ほか
52T/+4/宮里藍、野村敏京、P.クリーマー ほか
-----------予選落ち---------
83T/+6/Y.ツェン ほか
※引用しました。
日本が世界文化遺産に推薦していた「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県富岡市など)について文化庁は26日、世界遺産への登録の可否を調査する「国際記念物遺跡会議」(イコモス、本部・パリ)が「登録が適当」と、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告したと発表した。世界の絹産業の発展と絹消費の大衆化をもたらした普遍的価値が認められた。今年6月にカタールの首都ドーハで開かれる第38回ユネスコ世界遺産委員会で、正式決定する。文化庁によると、イコモスが登録を勧告した場合、世界遺産委員会でもそのまま認められる可能性が極めて高い。
「富岡製糸場」が正式に登録されれば、日本の世界文化遺産は昨年の「富士山」に次いで14件目。世界自然遺産も含めた世界遺産では国内18件目となる。近代産業遺産では国内初。
イコモスはユネスコの諮問機関で、各国から世界遺産に推薦された案件の価値を評価する専門家組織。富岡製糸場は昨年9月に現地調査を実施した。勧告内容によると「19世紀末期に養蚕と日本の生糸産業の革新に決定的な役割を果たし、日本が近代工業化世界に仲間入りするかぎとなった」などと高く評価された。
富岡製糸場(富岡市)は、1872年に開業した日本初の官営製糸工場で、国内の養蚕・製糸業を世界一の水準に引き上げた。
構成資産は、富岡製糸場のほか▽近代養蚕農家の原形となった「田島弥平旧宅」(伊勢崎市)▽国内標準になった養蚕法「清温育」を確立した「高山社(たかやましゃ)跡」(藤岡市)▽岩の隙間(すきま)から吹き出す冷風を利用した蚕の卵の貯蔵施設「荒船風穴(あらふねふうけつ)」(下仁田町)の3施設。
2003年に群馬県が世界遺産登録を目指す構想を発表し、07年1月に推薦候補を記載した暫定リストに入った。12年、政府がユネスコへの推薦を決定していた。【三木陽介】
◇富岡製糸場
1872(明治5)年、群馬県富岡市に設立された日本初の官営器械製糸場。当時最先端の製糸技術で国内の養蚕業や製糸業を世界一の水準に引き上げ、生糸を戦前の日本の主要な輸出品に押し上げた。1939(昭和14)年から片倉工業が運営し、87年操業停止。2005年に市有となった。養蚕農家の原形となった田島弥平旧宅や荒船風穴、高山社跡とともに遺産群を構成し、主要施設は創業当時のまま、ほぼ完全に残されている。
【「富岡製糸場と絹産業遺産群」のイコモスの評価結果と勧告の骨子】
<評価結果>
・伝統的な生糸生産から急速に最善の大量生産手法に到達したことを表している。
・19世紀末期に養蚕と日本の生糸産業の革新に決定的な役割を果たし、日本が近代工業化世界に仲間入りするかぎとなった。
・保全状況は適切であり、そのための方策も十分である。
<勧告>
・世界遺産への登録を勧告する。
・荒船風穴の保全のため屋根をかけることの利点、欠点を深く考慮すること。
・フランスからの、あるいは国内における、女性たちの指導者・労働者としての役割を通じた技術移転についての調査を実施すること。
※引用しました。