ウィキペディアより転載しました https://ja.wikipedia.org/wiki/東大話法
東大話法(とうだいわほう)とは東京大学(東大)の学生・教員・卒業生たちが往々にして使うとされる「欺瞞的で傍観者的」な話法のこと。東大教授の安冨歩が著書『原発危機と「東大話法」』(2012年1月出版)で提唱した。
東大話法規則一覧[編集]
- 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
- 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
- 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
- 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
- どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
- 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
- その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
- 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
- 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
- スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
- 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
- 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
- 自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
- 羊頭狗肉。
- わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
- わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
- ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
- ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
- 全体のバランスを常に考えて発言せよ。
- 「もし◯◯◯であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。
安冨は、福島第一原子力発電所事故をめぐって、数多くの東大卒業生や関係者が登場し、その大半が同じパターンの欺瞞的な言葉遣いをしていると考えた。彼は原発がこの話法によって出現し、この話法によって暴走し、この話法によって爆発したと考察し、まず「言葉を正す」ことが必要だと考えた。
安冨の示した東大話法の概念は、「常に自らを傍観者の立場に置き、自分の論理の欠点は巧みにごまかしつつ、論争相手の弱点を徹底的に攻撃することで、明らかに間違った主張や学説をあたかも正しいものであるかのようにして、その主張を通す論争の技法であり、それを支える思考方法」[1]というものである[2]。
「東大話法」は相手を言いくるめ、自分に従わせるための、言葉を使った暴力と説明される。この話法は東京大学の教授や卒業生だけが使う技術というわけではないが、使いこなせる能力を有する人物は東大に多く集まっているともいう。学者、官僚、財界人、言論人に、この話法の使い手や東大話法的思考をもつ人が多いと安冨はいう。権力の集まる場所にいる人の多くが東大話法を操っており、その技術が高い人が組織の中心的役割を担う、これは国民にとって大変な不幸である、と安冨は述べている[3] 。
書評としては、奥村宏(会社学研究家)は『週刊東洋経済』(2012年2月18日号)で、「実にユニークで興味深い本」と紹介した[4]。また佐々木力(環境社会主義研究会会長)は『図書新聞』(2012年2月18日:3050号)で、「国策大学としての東大が欺瞞的に延命を図っていることを痛烈に叩いている」と紹介した。
神保哲生が代表をつとめるビデオニュース社のインターネット番組『マル激トーク・オン・ディマンド』は、安冨をゲストに招き、「東大話法に騙されるな」と題する放送を行った(2012年02月04日公開)。神保とともに番組のホストをつとめる宮台真司(東大OB)は安冨の話を聞いて、何度も同感の意を示した[1]。
『サンデー毎日』(2012年3月4日号)は、「東大から起きた『原子力ムラ』内部批判」という記事を掲載し、その中で「キーワードは『東大話法』」として細かく紹介した。
『東京新聞』(2012年2月25日)は「こちら特報部」で、「東大話法」について二面にまたがる大きな紹介記事をのせた。
以上、2012年2月26日現在まで。その後の反響については明石書店の『原発危機と「東大話法」』広告・パブリシティ情報を参照。
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♫ 東大話法なる物の存在は知りませんでしたが、毎日のように菅官房長官のテレビでの会見は、すべてこの話法でしょう。そしてアベバカチンの国会での質疑もそうですね。
すり抜ける、平気で話をそらす。名人ですね。そして記者も追及しませんね。仲間ですから。
東大話法というものなんですね。首相の発言にもこの話法が多く使われています。聞いている方は、釈然としないのですが。なぜなのか、そこがわかりませんでしたが。このように並べてみると、よくわかります。
今後の菅官房長官の会見は、すべてこの話法であることが、わかるでしょう。
国民を煙に巻くことが、うまいのが彼です。ポーカーフェイスでもあるのですが。すべて記者の質問ははぐらかして、国民を騙しています。
東大へ行くと、ろくな事をしない人間になるってことが、わかりますね。
これで、相手を煙に巻いて、自分は頭がいいと思う軽薄なことには、全く気付いていません。知性がないからです。
頭脳明晰でも知性のない人間は、ダメですよ。ロボットのような人間になるだけです。
このような話法を知っているのが東大卒の誇りだと思っているのなら。低級すぎますね。
また東大卒でなくても、この方法を知ってしているアベバカチンをみれば、よくわかるでしょう。
これを作った人は、間違いなく田布施sですね。