若い頃から不思議だった。
向こうから美人がやってくると、
ずっと手前からわかるのだ。
なぜか?
テレパシー能力という理由もあるが、
それ以上に、
「美人は、美人のように、振舞うからだ」
歩き方とか、シグサとか、
そういうものが、
「私は美人よ!」
という感じで、歩いてくるので、わかるのだ。
そして、そういう感じで振舞っていれば、
周りの人も、ますます、
「ああ、あの人は、特別な女なんだ」
という評価が定まり、
さらに一層、大事にされるわけだな。
つまり、たいした美人でなくても、
「私は美人よ」という感じで、振舞っていれば、
「特別な女になりうる」わけだ。
ヒット大地の知る限り、
芸能界で、こういう女性が二人いた。
原田知世と小林麻央だ。
二人とも、それほどの美人でもない。
しかし、なぜか、初めて見たときから、
「特別な感じ」がした。
気品というか、清楚さというか・・・
そういうものがあった。
ヒット大地にとって、それは、非常に魅力的なものだった。
じゃあ、なぜ、二人は、そういう気品や清楚さを、身につけてか?
以下はヒット大地の類推だ。
二人とも、姉がすごい。
原田知世の姉・原田貴和子は、すごい美人だ。
小林麻央の姉・小林麻耶は、異常にかわいい。
つまり、原田知世と小林麻央も、
「すごく美人でかわいい姉」を見て育つうちに、
「姉を自慢に思い、自分自身も気品や清楚さを、
自然と身につけた」のだと思う。
ところで、
若い娘が、一番影響を受けるのが、母親だ。
もしも母親が美人で清楚なら、娘も、そのようになるだろう。
いや、外見など、どうでもいい。
温かい心、優しい心を持った母親の娘は、
概して、いい娘に育っている。
ところが、世の中には、「母親嫌い」の娘も多い。
そういう子は、「拒食症」になる可能性が高い。
「母親のようにはなりたくない」・・・と思い、
食べることを拒否するのだ。
すべてそうだとは言えないが、
子供の問題行動は、親に責任がある場合が多い。
親にとって、子供は、自分の鏡なのだ。