おお、まただ!
コンビニに行くと、
タイトルが、
「まだまだ続く・・・50代妻」という
ヌード写真集が売っていた。
このシリーズ、ヒット大地の知る限り、
半年以上は続いている。
「まだまだ続く」ということは、
これまで買う人がいたからだろう。
ただし、わざわざ「まだまだ」と書いてあるのは、
それほど売れ行きは良くなく、
嫌悪している人もいるからかもしれない。
あるいは「出たがりの50代妻はたくさんいますよ」・・・
というアピールかもしれないな。
ヒット大地は思う。
50代の女性だって、
性的にアクティヴでも、何らかまわない。
しかし、「妻」というステータスの女性は、やはり、
他人にヌードを見せるべきではないのでは?
子どもや孫は、どう思うのか?・・・大いに心配だ。
会社や学校で、いじめられる恐れもある。
ヒット大地なら、自分の母や祖母が、
ヌード写真集に登場し、
万人に見られるのは、
とてもイヤだ。
ただし、一部女性の「出たい」という気持ちは、わかる。
50過ぎても、肉体に自信があれば、
「どうだ!」という思いで、
他人に見せたくなる気持ちもあるだろう。
ネットを見ると、
アメリカで、「82歳のストリッパーで大いに盛り上がった」
と書いてあった。
また日本でも、「大阪で69歳のストリップ嬢が逮捕」とあった。
69歳でも、「嬢」なのだ。
昔50歳の、ストリッパーがいた。
もう肉体では勝負できず、
「演芸」で金を稼いでいた。
演芸とは・・・
たとえば・・・
性器に、大根を入れたり、
バナナを切ったり、
性器を使って、書道をやったり、
性器から、ピューッと、吹き矢を飛ばしたりするのだ。
金と才能のある女性たちは、
この演芸を見て嫌悪するかもしれない。
でも、これが世の中の真実なのだ!
その娘が、すごい美人だった。
スタイルも良かった。
彼女は、なぜか母をすごく尊敬していた。
母娘二人暮らしで、ずっと自分を育ててくれたからだ。
娘が20歳になったとき、
娘は、いろいろな職業の中から、ストリッパーを選んだ。
母は、その気持ちを受け入れた。
そして、踊りを熱心に教えた。
デビューの日が来た。
家を出るとき、娘はひどく緊張した。
母は電車の中で、しきりに娘を励ました。
「落ち着いてね!お母さんの言う通り、やればいいんだからね!」
駅に着くと、母子はまず八百屋に寄った。
母はつぶやいた。
「私は、こっち専門だから・・」
そう言って、一番太い大根を、
一本150円で買い求めた。
娘は、ショーの一番最初に、登場した。
楽屋口から、母は娘を見守った。
きごちない娘の踊りを見て、母は泣いた。
母は思い出していた。
二人は、雨の日も風の日も、ずっと、助け合って生きてきた。
ショーで旅に出る日は、家に帰れない。
何度も、娘にさみしい思いをさせた。
そんな記憶が、胸いっぱいに迫ってきたのだ。
涙をハンカチで何度もぬぐっている間、
娘の演技が、なんとか終わった。
「ああ、よかった」
母は思った。
そして、いつもするように、
楽屋の流し台に行き、
大根をゴシゴシ洗うのだった。
ショーの後半、
男たちは、太い大根が、50歳の女の性器に吸い込まれてゆくのを見て、
感嘆するのだった。
・・・このドキュメンタリーを見て、
ヒット大地は感動した。
ストリップショーも、求める人がいる限り、
誰かがしなければならない女性の職業だ。
彼女たちは、女性の中で、ある意味で、選ばれた人たちだ。
ストリップショーには伝統がある。
『古事記』の天岩戸で踊った「あめのうずめ(天宇受売)」以来、
ずっと、行われている伝統ある職業だ。
そして、この厳しい世の中、
一人の娘を、立派に育てたのは、
この職業だ。
女性の裸には、すごいパワーがある。
天照大神も、天の岩屋から、出てきたではないか!
いや、もっと驚くべき事実がある。
多くの有名タレントは、ストリップ劇場出身だ。
渥美清、萩本欽一、ビートたけし(北千太の名で出演)、
由利徹、三波伸介、伊東四朗、東八郎、関敬六、谷幹一、
深見千三郎、斎藤清六、坂上二郎(安藤ロールの名で出演)、
肥後克広、上島竜兵、寺門ジモン、中村有志、
ゆうとぴあ、コント赤信号・・・
だから女性が裸になるときは、覚悟を持ってやって欲しい
・・・ヒット大地は、こう思う。
いたずらに、ヌード写真集などには、出ない方がいいと思うのだが・・・。
最後に・・・
どんな女性も・・・やさしい母親にはなれる・・・
これだけは確かなようだ。
いや、あまり頭のいい女性でない方が、
いい母親になれるのかもしれないな。
最後は、ヒット大地の実感だ。
理由?
見栄っぱりじゃないからだ!