ヒット大地、4歳のとき、
両親が離婚した。
しかも、父は、
俺の母の前にも、結婚していた。
だからヒット大地には、母の違う姉が二人いた。
またその後、父は3度の目の結婚をし、
その相手には、子供がいた。
というわけで、
ヒット大地は、
ものすごく複雑な家庭で育った。
ヒット大地の育った町は
小さかったので、
そういう事情を知っている者だらけだった。
だから、その町に住んでいるときは、
ヒット大地、多少は、同情を受けた。
ヒット大地、世の中とは、そういうもんだと甘く考えていた。
ところが、一歩その町を出ると、状況は全く違った。
ヒット大地、家庭の事情などで、
全く同情も受けることはなかった!
5人に1人くらいは、
関心を示してくれる人はいたが、
80%は、全く無視だった。
内心笑っている者も、少なからずいた。
ヒット大地と似た境遇の有名人が二人いる。
(無名の人なら、無数にいるだろう)
一人は、コメディアンの大村昆。
もう一人は、推理小説家の横溝正史だ。
大村昆も子供ころの、
継母からイジメを受けていたそうだ。
ヒット大地と同じだ。
でも、有名なコメディアンになったということは、
大村は、とても立派な男だと思う。
考えてもみろ。
継子イジメのような強烈な出来事は、
20歳過ぎても、心にトラウマとして残る。
さらにヒット大地の場合、
20歳頃、生母と再会したが、
彼女は、すでに新しい家庭をもっていて、
さらなる醜いゴタゴタが起きた。
そういう心労も、すごくあった。
ところが、複雑な家庭のことチラリと話すと、
ある男は、こう言った。
「20歳過ぎて、家庭のことで悩むのはおかしいよ」
ヒット大地、「バカは死ななきゃ、治らない」と思った。
そう。
人間ってのは皆、自分の生い立ちを中心にして生きているだけなんだ。
他人の人生なんか、わかりゃしねえんだ。
確かに世の中には、ヒット大地よりも、
複雑な家庭に育ち、苦労した人はたくさんいるだろう。
ヒット大地だって、青年期は、
自分の苦しみは、「果てしないものだ」と思ったので、
その人たちの苦しみは理解できるつもりだ。
そういう人に言いたい!
世間の人はよぉ、
あんたたちの苦しみなど、
誰も理解してくれやしねえぜ!
むしろ、心の底では、笑っているかもしれない。
でも、いいか!
神様だけは、あんたの気持ちはわかってくれる!
よく、自殺する人に対し、こう言う人がいる。
「あなたのことを心配している人は、必ずいるはずだ!」
断言しよう!
いない、いない!
そりゃ、よく探せば、少しはいるかもしれないが、
親身になって、相談に乗ってくれる人など、皆無と言っていいだろう。
その証拠に、いわゆる「いのちの電話」だって、
相談者は全員、ボランティアで、やってんだぜ!
無報酬だ!
しかも2年間の研修費用はすべて、自分持ちだ!
ヒット大地が、神を信じるようになったキッカケのひとつが、
家庭の問題だった。
俺は、いつも思った。
「言いたいことは山ほどあるが、
人間ごときに話しても仕様がない」
・・・いつも、そう思って生きてきた。
どうせ、バカな人間には、理解されないからだ。
まして心の狭い日本人は、理解は無理だ。
だから、「大地一人」というペンネームをつけた。
「俺のようなバカが一人になっても、神様だけは、絶対に愛してくれる!」という意味だ。
でも、今から思うと、
少年時代、そういう、つらいことを何度も体験したからこそ、
「一人になっても、神だけは愛す」という覚悟ができて、
本当によかったと思う。
もしマトモな家庭に育っていたら、
金、地位、オッパイの大きな、かわいい女のケツを追いかけ、
勲章もらって、喜んでいるアホになっていたかもしれない。
国民栄誉賞もらっても、Cのように、
八百長相撲やってたんじゃ、最低男だし、
ヒット大地、勲章は、一切いらないから、
一人でも弱者を救って、死にたいと、いつも思ってるんだ。
それが神を、真に愛することだからだ。
最後は、ちょっとカッコ良すぎたが、
バカはバカなりに、
そういう努力を毎日していることだけは、わかってくれ!
最後に言いたい!
世をすねて生きている、
ヤクザ、在日、の諸君!
それから、病気で苦しんでいる諸君!
一緒に、神を信じようじゃないか!
人間にすねても仕様がねえぜ!
社会にすねても意味がねえぜ!
最後は、自分が、地獄に落ちるだけじゃねえか!
だろ?
もっと、自分を大事に、しようじゃねえか!
だろ?
人間、本当の地獄を体験したとき、
支えてくれるのは、神様しか、いねえんだよ!
それが、宇宙の法則だぜ。
南無神愛、南無神愛無限窮!
今日も明るく生きような!
DOTIS!
萩本欽一じゃねえが、
もう、悩み、ナシよ!
DOTIS!