俺は、短大で教えていた。
だから若い女の子の気持ちがわかる。
またSNSで、多くの中年女性たちとも、
交流した。
そういう経験で言うのだが、
今の日本、
「中年女性よりも、若い女性の方が、大人かもしれない」
と、ときどき思うことがある。
むろん、これは一般論であり、
精神レベルの高い中年女性もたくさんいることは言うまでもない。
その根拠であるが・・・・
① 若い女性は、ボランティアの精神がある。
ヒット大地、若い女性を見て、感心するのは、
ボランティアの精神があることだ。
俺は、ボランティアを「その女性が大人であるかどうか」の大きな判断材料にしている。
かつて俺の属したSNSでは、カリスマと呼ばれる人がいて、
その人が、東北大震災のとき、
ボランティアを呼びかけた。
すると、30名以上の中年女性たちが、「賛成!ぜひやりましょう!」とコメントを載せた。
ところが、実際に、ボランティア活動の話が具体化すると、
参加する女性は、一人もいなかった。
そのショックのせいもあり、そのカリスマさんは、退会した。
実は俺も、SNSでコミュを作った。
「皆でネットのいい情報を交換し合いましょう」というものだった。
25名が集まった。
最初は、俺が、「素晴らしいサイト」を紹介した。
皆は、「素晴らしい」と言ってくれた。
その後、俺は、全員に呼びかけた。
「皆さんも、どんどん紹介して頂戴!」
ところが、賛同する者は2名くらいで、
皆、何度、呼びかけても、完全に無視した。
俺は正直ガッカリした。
「こういう人たちと付き合っていても、時間の無駄」とさえ思った。
「皆で、社会を良くする!」という気持ちが、
今の中年女性には、一部を除いて、ほとんどないようだ。
橋下のような者が現れると、一時的に「支持しよう!」と言うが、
自分からは、ほとんどボランティアの行動はしない。
それでいて、橋下がちょっと失言すると、
すぐに、橋下を悪く言い始める。
自分から行動する者も、政治や宗教がらみが多い。
いわば、金がらみだ。
要するに、義理や金が絡んでいて、
無理やりさせられている・・・というのが、多い。
逆に、若者は、自分の自由意志で、ボランティアする者も多い。
ある女性などは、自分のお金を払って、
福島の除染に出かけていった。
これは、見上げた精神だ。
確かに、家庭を持つと、そういうことは難しい部分もある。
でも、心がけ次第で、中年女性も、いろいろなボランティアができるはずだ。
実際に、アメリカの中年女性たちは、ボランティアを一生懸命やっている。
だが日本の中年女性は、精神的に未熟なので、それができないのかもしれない。
失礼ながら、そう思うときも多い。
② 義理で、がんじがらめの中年女性が多い。
またSNSの話になるが、
SNSは巨大な「義理疲労の場」であると、よく言われる。
ブログを書くと、コメントが入る。
最初は、すごくうれしい。
でも、コメントも、10、20、30と増えてくると、
その返事である「コメ返し」が、大きな労働になる。
その他、「伝言返し」や「メル友への返信」なども、
負担になり、一日で、何時間も、時間が消費せねばならなくなる。
閲覧数の多い人ほど、その疲労はものすごく、
幾何級数的に、増えてゆく。
その結果、閲覧数の多いカリスマたちは、一日中、パソコンに釘付けになり、
眼の病気になったり、
あるいは、結局、退会する者が多かった。
俺も閲覧数がトップクラスだったが、
そのコメ返しのために、
書きたいことが山ほどあるにも関わらず、
じっとガマンしていた。
それが正直ストレスだった。
今は、gooで、好きなように書いても、
コメントはほぼ皆無なので、正直、精神的に、すごく楽な部分がある。
(ただし、素晴らしいコメントは、心を成長させてくれる。
そういうコメントは、疲労も吹き飛ばしてくれるし、とてもうれしい!)
正直言うと、SNSでコメントを書く一番の理由は、
「自分のブログ」も読んでほしいからだった。
でも、そうやって、あるカリスマは、
毎日の拘束時間が、一日8時間ということにも、なっていた。
ミニカリスマでも、拘束時間は一日3時間くらい。
考えてみれば、相当な疲労だ。
ただし、今から考えると、俺の場合は、その疲労も、楽しいものだった。
でも3年半で、円満卒業したから、楽しい思い出なのかもしれない。
SNSで活動して思ったことは、「日本の中年女性たちは、義理第一」という気がした。
眼の前に、「瀕死の他人」がいても、平気だが、
「自分の知り合い」からのコメントにお返しをしないのは、
絶対に避けたい・・・・と思っているようだった。
もっと中年女性がボランティアに目覚めていたら、
俺は絶対に、SNSをずっと続けていただろう。
世の中には、すばらしいものがたくさんあるにも関わらず、
義理疲労のせいで、つまらない人生を過ごしている・・・
それが多くの中年女性の実像のような気がする。
逆に、今の若い女性は、自分で物事を考えることができる。
テレビも、見ない女性も多い。
これが二番目に若い女性の方が、むしろ大人ではないか?・・・と思う理由だ。
③ 性に過敏すぎる中年女性が多い
中年女性は性に関しては極端という気がする。
ある女性たちは、そういう話はヘッチャラ・・・いや、大好きという者も多いが、
逆に、「性の話は、絶対嫌」という女性もいた。
そういう女性たちは、日々、性的に欲求不満の人生を送っているのか、
あるいは、宗教的な理由で、そういう話を受け付けないのかもしれない。
でも、人間にとって、性の話は大切であり、
そういう話から逃げ回っていては、
広い世間を渡っていけないと思う。
そればかりか、
慰安婦問題などでも、間違った判断をしてしまう。
ほとんどの慰安婦は、
「自分が好きで応募した」にも関わらず、
「あの女性たちは、無理やりさせられたんだ」
という間違った見方だ。
こういう女性たちは、自分の中の『性の暴発』が怖くて仕様がないんだと思う。
だから、笠置シヅ子のように、超潔癖症の女になり、
何でも、アルコールで消毒してから、触れるということになる。
他方、今の若い女性たちは、学校で性教育も受けているし、
ネットのサイトなどでも、性の洗礼を受けているから、
性に関しては、寛容で大人という気がする。
④ 中年女性は、社会を知らない「主婦」が多い
大人の女性になるためには、社会で働くことが必須だと思う。
ところが、中年女性たちの多くは、
「主婦」として、これまでの長い人生を生きてきた人が多い。
だから、本当の社会を知らず、勝手に理想論に走り、
男を恨み、社会を恨んでいることが多い。
そういう意見は、参考にはなるが、現実性の低いものだ。
今の若い女性は、ストレートに主婦になるケースは少ない。
結婚適齢期が上がっているので、
結婚の前に、いろいろ社会で働いていることが多い。
また以前の女性に比べ、コンパとかクラブ活動とか、いろいろなことで、
男の交流も多いはずだ。
その分、精神的に成長しているのではないかと思う。
⑤ 中年女性の若い頃は、景気が良かったので、男に経済的に頼っていた
④ともダブルが、今の中年女性の若い頃は、男は頼りになる存在だった。
日本経済の景気が良かったからだ。
ところが、景気が悪くなると、男にも頼れず、
結局自分で頑張らないといけなくなる。
だから資格なども、たくさん持っている若い女性は多い。
その分いろいろな経験をしているので、大人という気がする。
やはり世間を知ることが、大人の女性になるための必須条件だと思う。
⑥ 中年女性は、物事の軽重がわからない人が多い
中年女性にとって、一番大切なのは、「自分+家庭」という感じがしている。
だから、社会にとって、どんなに素晴らしい人間が現れても、
自分の家庭にとってマイナスなら、その人間を「敵」とみなすことが多い。
これじゃ、世の中、良くならないし、
いつまで経っても、政治対立、宗教対立、民族対立は、続くだろう。
また、ごく狭い範囲の善悪しか判断できない。
俺たちは、多少自分にマイナスがあっても、
立派な人間や、立派な社会改革を、きちんと認めるべきだ。
時代は動いている。
レコード針がなくなるのは、運命だ。
柱時計がなくなるのは、運命だ。
木炭や石炭がなくなるのは、運命だ。
過去に執着したい気持ちはわかる。
しかし新しいものを、きちんと認めるのが、
大人の態度だ。
・・・話が長くなるので、この辺で止めておくが、
中年女性は、人生を長く生きてきたわけだし、
妻かつ出産、育児、母親としての経験もある人が多いのだから、
その分、もっと大人になっていいはずだ。
ぜひ奮励を望みたい。
最後の最後に・・・・
女性は最終的には、心なので、
若い女性に外見が劣るからと言って、
絶対に、めげないでほしい!
明るく前向きに生きている女性は、
美しく見えるもんさ!
だろ?