サザエさんの漫画にこういうのがある。
(細部の記憶は、違うかもしれないが、大筋は正しいと思う)
マスオさんが、
町を歩いていた。
ある若い女性が、ハンカチを落とした。
マスオさんは「ハンカチ、落としましたよ」
と言う。
女性は「あ、どうも、ありがとうございます」と言う。
次にマスオさんは、女性のスカートを見る。
そして「ファスナー、開いてますよ」と言う。
女性は赤い顔をして、「ま、ありがとう」と言って、
ファスナーを上げる。
マスオさんは、
もっと女性を喜ばせようと思った。
で、「ストッキングのラインも、ずれてますよ」と言う。
すると女性は、一転して、憤然となる。
「あなた、余計なお世話よ!」と怒り出す。
マスオさんの気持ちを考えてみよう。
「俺は、女性の服装の乱れを注意してあげた。
もし俺が注意しなければ、
女性は、大衆の中で、大いに恥をかくだろう。
だから、俺の行為は正しいはずだ。
俺は女性のためを思って、注意したんだ」
だからマスオさんから見ると、女性の怒りは心外だ。
しかし女性から見ると、どうか?
女性は思う。
「そんな細かいことまで注意をしないでよ!
男のくせに!」
ということになる。
男女はセックスをしたい。
内心では、たいていの男女は思っている。
でもセックスをすると、
主導権を失うことも多い。
女は男に抱かれ、意のままにされる。
男の命令にも、従わないといけない。
逆に・・・
男は女のために、金を使わねばならない。
女からのメールもときどき面倒だ。
女の嫉妬も嫌なものだ。
つまり、セックスは好きだが、
主導権を失うことは嫌だと言うことだ。
最近、鈴木紗理奈が離婚したのは、
主導権・・・という点から見てみると、
すぐにわかるだろう。
読者たちよ!
あなたたちの過去の異性との出会いと別れも、
いろいろな理由はあろうが、
煎じ詰めて言えば、
要するに、セックスと主導権の問題だったことに気づくことだろう!
ただし、この葛藤を止揚するものがある。
それが真の愛だ。
しかし真の愛は、必ずしも、セックスを求めない。
ここがセックス好きな女性にとっては、つらいところだ。
さあ、どうする?