いろいろなブログを見てみると、
元・小泉首相を誤解している人が、
とても多いことに気づく。
一番の誤解は、
「小泉のせいで、弱肉強食の時代になった」
「小泉のせいで、格差社会が生まれた」
というものだ。
後期高齢者医療制度や派遣社員制度の強化は、確かに、
小泉政権によって行われた。
(注:派遣社員制度を作ったのは、小泉ではない)
各種規制の緩和も行われた。
しかし、よ~く考えてみると、
それは、全くのウソであると、ヒット大地は思う。
どういうことかと言うと・・・
ヒット大地が思うに、
「世の中の流れが、個性化+規制緩和の方向に流れていた。
それを、小泉政権が、具現化しただけだ」
・・・このように、ヒット大地は考えるのだ。
たとえば、郵政民営化を考えてみると、
それまでは、「特定郵便局制度」が存在し、
これは実質的に世襲制であり、
局長の平均年収は、「自宅の賃貸料」も含め
1300万くらいだった。
仕事は、ヒット大地が見る限り、
とてもヒマそうであった。
彼らと議論をしたことがあるが、
仕事中にも関わらず、
何時間でも、議論に応じる・・・という感じだった。
実際、40分くらい議論した。
(やっぱり、ヒマなんだろうな)
彼らは自民党の集票マシーンという重要な働きをしていて、
それで、長い間、命を保ってきたのだ。
小泉は「自民党をぶっ潰す」と言ったが、
彼の気持ちは、正義・・・つまり、日本をよくするために、
そういう行動に出たのだった。
その他、道路公団の民営化を初め、
各種規制緩和も、それにへばりつき、私腹を肥やす自民党の族議員や官僚は、
たくさんいたわけで、
そういう自民党議員や官僚の反勢力と戦い、
国家の未来を明るくしようとしたわけだ。
公共事業や公務員数を極力、減らそうとしたり、
パンク寸前の医療保険制度を、
後期高齢者医療制度によって、
立て直そうとしたのも、
偏に、国の現状を憂えてのものだ。
ここまで国家のことを考えた首相はいただろうか?
そして、この国家を救う流れは、
もしも正常な首相であれば、
誰でも行うはずであり、
むしろ、何もしなかったほとんどの首相たちが、
無能な愚か者・・・ということになる。
小泉首相も見ていると、
ペニーオークション事件を思い出す。
テレビで謝罪した小森が叩かれ、
ブログで、ちょちょいと詫びただけの多くのタレントが、
免罪されかかっている。
(嵐が止むのを待っている状態)
もし小泉が現れなければ、
国家財政は、更にひどいことになり、
特権階級だけが金をせしめるという構図は、
変らなかったはずだ。
格差社会は、もっと進み、
一般市民の不満は、頂点に達していただろう。
自民党も、もっともっと、国民に嫌われていたはずだ。
ヒット大地は思う。
現在の格差社会は、
日本経済が必然的に、受け入れなければならない宿命なのだ。
その理由は明白だ。
日本の円高により、企業は、海外へと逃げていった。
また日本の独壇場であった車や電化製品の製造部門も、
韓国、台湾、中国、インドが、台頭してきている。
(サムソンなどに、追い越された部分も多い)
・・・そういう必然的な世の中の流れが、
日本の格差社会や派遣切りなどを生んでいるわけであり、
全然、小泉とは関係ない。
思い出して欲しい!
むしろ、小泉政権時代は、景気が良かったのだ。
彼の時代は、株価も上昇している。
(最終的には、1万7000円になっている)
世の中とは面白いものだ。
巨人や阪神が優勝を逃すと、
優秀なコーチまで、無能と悪口を言われ、
解雇される。
ヒット大地は、これと小泉批判は全く同じだと思う。
国家のために、奮励努力した小泉・・・
にも関わらず、
日本経済の必然的な沈没により、
すべてを日本の現状の悲劇を、
小泉のせいにするアホな人たち!
沈没しようとする船を、必死に、
助けようとした人を、
「沈没したのは、アイツのせいだ」
と言っているバカな人たち!
ヒット大地には、そのように思えて仕方がない。