自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

夏の尾瀬(2023年7月)

2023年09月02日 | 日記

令和5年7月26日(水)晴れ

ニッコウキスゲを期待して、夏の尾瀬を周回した。

富士見下駐車場から、富士見峠から八木沢道を見晴まで下り、東電小屋・ヨッピ橋・牛首分岐・竜宮小屋から長沢新道を富士見峠まで登り、富士見下駐車場まで周回する。約30kmの長丁場だ。

所要時間:11時間20分、歩行時間:10時間40分

ニッコウキスゲが全然咲いていないのには驚きだ。

鹿よけの柵が一面に張り巡らされていて、いかに鹿野食害が深刻に

なってきているのを実感した。

下界の猛暑を忘れ、涼しくて、風がさわやかで、やはり尾瀬はいい。

<行程表>

富士見下駐車場(1320m)6:20・・・富士見峠(1883m)8:20・・・

十二曲がり8:54・・昼場9:31・・八木沢橋9:52・・見晴10:25-11:05

・・東電小屋11:36・・ヨッピ橋12:00・・牛首分岐12:42・・

竜宮小屋13:35-45・・長沢14:04・・富士見峠16:00・・富士見下17:38

 

では、写真をどうぞ!!

本日のルートです。

富士見下駐車場。先行者は、1人もしくは1組のみ。

ゲートを越えて出発。

林道を登ること約2時間で、富士見峠に着く。コースタイムろり30分ぐらい早い。

見晴に向かう。左が見晴方面、右は白尾山から、尾瀬沼方面。

けがれのない緑とも表現したいようなシダに出会う。

静かな登山道を下る。この八木沢道は、あまり利用する人が少ないようだ。距離が長いので。

峠から約34分で十二曲がり。これからつづら折りの道が待っているのか。

シラビソの樹林帯を行く。尾瀬の夏は涼しい。樹林帯が続くのでなおさらだ。

燧ヶ岳が顔を出す。見る角度によって山の形は、変わる。五つのピークをもついという山だ。

拓けた場所にやってきた。天気がいいし、いい山行になりそうだ。

一部、崩落個所があった。慎重に。

その後は、なだらかな楽しい山行が続く。

峠から1時間10分で、昼場に着いた。面白い名前だ。昔は、戸倉から尾瀬ヶ原に下りるには、

この富士見下から、見晴に続く八木沢道しかなかったのだそうだ。当時は、この辺がお昼の時間

だったのかもしれない。

鳩待峠に道が出来てからは、利便性から戸倉~鳩待峠~山の鼻が主流となってしまった。

燧ヶ岳が近づく。山々の緑が濃い。時たま吹いてくる風が、涼しくて心地よい。

水場だ。顔を洗って汗を流す。

八木沢橋と清流。八木沢道というのもこの地名にちなんだものなのかな。

マルバダケブキが群生している。残念ながら、まだ蕾である。

なだらかなブナの樹林帯を行く。

見晴のテント場に着いた。

見晴の休憩所で、40分ほどかけて昼食をとった。

ゆっくり、昼休みをして、東電小屋に向かう。

至仏山が見えてきた。このあたりの湿原は、尾瀬らしからぬ雰囲気だ。

中央に景鶴山も見える。足元の枯草は、水不足のせいなのだろうか。

愛らしいネジバナがあちこちに咲いている。

キンコウカとウサギギク。

ギボウシの薄紫が可憐。

このあたりも、これが尾瀬かという印象。

東電橋が見えてきた。

清流に癒される。

入道雲が山にかかってきた。愛嬌のある積乱雲だ。天気が崩れなければいいが。

木道の架け替え工事中。ご苦労様です。

東電小屋が見えてきた。

東電小屋からヨッピ橋へ伸びる木道。

オオウバユリの大迫力。

至仏山が近づいてくる。

ギボウシがきれい。

この辺りは、水芭蕉の群生地だ。大きくなった葉が並んでいる。

枯れたダケカンバが哀れ。

やっと見つけたニッコウキスゲ。この群落を期待して今回の山行を企画したのだが。

トモエソウもあちこちに。

やっとヨッピ橋に着いた。見晴から約1時間。この橋は、比較的新しそうだ。

ヨッピ橋から、牛首分岐に向かう。随分、解放感のある風景になってきた。

キソチドリが慎ましく咲いている。

やっと、尾瀬の風情になってきた。

黄色い花は?

キンコウカの群落です。

ヒツジグサと池塘。

ヒツジグサがたくさん咲いています。

アップで。

2回目のニッコウキスゲです。

湿原と山の境にネットが張り巡らされています。

こちらのも。鹿よけの柵のようです。昔は、尾瀬ヶ原一面、ニッコウキスゲで覆いつくされて

いました。当時、その迫力に圧倒されたことを思い出します。今は、前年は姿です。

カラマツソウ。

ギボウシの花畑を行く。

コオニユリ。

トリカブト。

クガイソウとシモツケソウ。

クガイソウ。

モウセンゴケ。

至仏山が目の前です。

牛首分岐に着きました。

山の鼻に伸びる木道。平日だが、人が少なくて淋しい。

燧ヶ岳方面は雲に覆われている。

これも尾瀬の典型的な風景。風が涼しくて快適。

シモツケソウが群れている。

川辺には、アザミが咲いている。

ここが、水芭蕉の絶景ポイント・下の大堀川。夏はこんな感じです。

水芭蕉の頃は、雪解け水が川一杯に流れて、水芭蕉が可憐に群生しているのだが。

サワギキョウ。

竜宮小屋が見えてきた。

ここで、おいしい水をたっぷり飲んで少し休憩。

ダケカンバのいい感じの道を、富士見峠まで登る。

標高差約480m、距離4.2km、約2時間30分の結構きつい長沢新道を登っていく。

長沢という標柱がある。

竜宮から約2時間20分で富士見田代の絶景ポイント。残念ながら、燧ヶ岳は雲の中。

沼の周りの木道には、ワタスゲが揺れている。

富士見田代から約10分で、富士見峠に着く。

富士見峠を後に、富士見下まで、一気に下る。

途中の水場で、ペットボトル3本に痛い水を詰める。自宅で飲んでも実に美味い。

ヨツバヒヨドリにアサギマダラが遊ぶ。

富士見下駐車場。長い旅は終わった。

久し振りの山行だったので、富士見峠手前の急登で足がつってしまい、難儀した。ツムラを

飲んで、登りきることができた。

尾瀬周回のロングコースを歩けて、また花もいろいろ咲いていたし、

水芭蕉の頃とは尾瀬の違った面を見たようで、満足でした。ただ、ニッコウキスゲは残念。

今回は、これでおしまい。

 

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コメント
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