自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

流石山~大倉山縦走・・・花に囲まれて

2015年07月14日 | 日記
平成27年7月8日(水)曇りのち雨


自主ハイク

参加者5名(男3、女2)車1台


天気予報は、雨であるが、この時期、花を観るためには

雨を覚悟せねばならない。

とにかく、行ってみようと小生が決断して出かける。


会津に入ると、空が明るくなってきているではないか。

一同大喜び。


百花繚乱の中を、美しい花に感動しながら、写真をたくさん撮って、

楽しい山行となった。


いつも、那須から眺めていた稜線が美しい山々にこんなにたくさんの花が咲くとは

想像以上である。


<コースタイム>

高根沢グリーンパーク6:00===大峠林道終点P(1300m)8:50・・・大峠9:50

・・・流石山(1812m)11:24・・・大倉山(1885m)12:26-45(昼食)

・・・流石山13:32・・・大峠14:25・・・林道終点P15:20・・・入浴

・・・グリーンパーク18:00



では、写真をどうぞ!!


地図です。林道終点から大倉山までピストンします。


林道終点の石柱。しかし、現在、車は、この手前までしか入れない。歩いて10分程度。


ヤグルマソウがお辞儀してお出迎え。


5分ほどで鏡が池との分岐。我々は真っ直ぐ大峠に向かう。


ひんやりと涼しくて気持ちがいい。


倒木を越えて、


急坂を登る。


ウラジロヨウラクだ。


そして、ハクサンフウロ。


ニッコウキスゲに


ノアザミと花達が歓迎してくれる。


登山口から約40分で大峠に着く。危ぶまれた天気も心配なさそうだ。


これからピークを2つ越えて流石山に向かう。一つ目のピークが急な登りで待ち受ける。


花を愛でながらゆっくり登ろう。トリアシショウマの小さな花がきれい。


ミヤマオダマキの赤紫と淡い黄色もいい。


オヤマボクチはまだ蕾。


ミヤマウスユキソウが群生している。


アップで。綿毛の風情がいい。


一面のニッコウキスゲが圧巻だ。丁度、最盛期だ。


コメツツジは盛りを過ぎているようだ。


シモツケソウの赤が鮮やかでひときわ目立っている。


キスゲと端正な旭岳(福島の山)。


キスゲに埋もれてみんな満足。


自然に溶け込んでいい感じ。


一つ目のピークを越えるとゆるやかな稜線です。

ゆっくり花を眺めながら冗談を言いながらの山行です。


普通のノアザミよりも花がとても大きいんですが・・・


曇っていますが、視界はあります。2つ目のピークに向かいます。


何か見つけましたか?


ウサギギクですね。大きくてきれい。


後ろは、大峠から那須の主峰・三本槍岳への稜線です。


キスゲと三本槍岳。


涼しくて気持ちがいい、ルンルン気分で花畑を歩む。


茶臼岳を見上げるキスゲ。さっきより高度感が出てきました。


ヒメシャジンも終わりかな。


ネバリノギランを見つける。まだ蕾だ。触るとねばねばする。


写真で見るアルプスの山を歩いているような感じだ。(アルプスの山を一度是非歩いてみたいものだ。)


キスゲの引き立て役が並ぶ。(失礼!)


モミジカラマツもあちこちに咲いている。


トリアシショウマの小さい花が星のようにきれい。


コバイケイソウが出現。高さによって植生が変わってくることを実感。


茶臼岳を眺めるコバイケイソウ。


三本槍岳を眺めるコバイケイソウもある。


花畑を独り占め。


一転、急な登山道を登ると


茶臼岳が同じ目線となる。


また、なだらかな尾根歩きとなる。三本槍岳の高さに近づいてきたかな。

写真ばかり撮っているので、歩みは非常にのろい。


いい写真を撮るためには・・・・


写真を撮り疲れて、しばしのくつろぎの時。


正面のもう一つのピークを越えて、一番右奥が流石山である。


ハクサンシャクナゲが咲いている。植生がまた変わってきている。


ナナカマドも満開。柔らかい黄緑が目に優しい。


ウラジロヨウラクの花の赤が鮮やか。茶臼岳を見下ろすキスゲ。


流石山はまだ。この稜線の一番右の山がそれだ。


曇りのわりには、周りの山々がきれいに見えている。ホントに涼しくて快適だ。


シャクナゲの蕾は赤が濃くてきれい。


突如、ハクサンシャクナゲの群れが一帯に広がる。


シャクナゲは雪の多い山なので背が低いのだろう。視線の下に来るので、花が一望でき、その群生に感激する。


マルバシモツケも風流に咲いている。


やっと流石山山頂に着く。コースタイム1時間のところ、なんと1時間30分もかかってしまった。

しかし、それは花と戯れながらの有意義なそして貴重な時間でもある。


休憩もほどほどに、大倉山に向かう。

ナナカマドの花も近くでよく見るとその小さな花の一つ一つが美しい。


流石山を過ぎると花の数が激減する。


中央が大倉山、一番右が三倉山。やさしさを感じさせるなだらかな稜線が続く。


また、シャクナゲが群れている。


大倉山への稜線が伸びる。


流石山を振り返る。絵に描いたような美しい稜線だ。


今度は、コバイケイソウ一色の花畑だ。遠くに深山ダムが霞む。


足元には、登山道に沿ってアカモノが並んで咲いている。


コバイケイソウが咲き乱れる花畑で微笑む美少女(?)


深山ダムを眺めるコバイケイソウの睦まじいカップル。


シナノキンバイの彩度の高い透明感のある黄色がが緑に映える。


トキソウがよたよたしている。


どうです。茶臼岳がちょうど雲間に現れた瞬間、雰囲気の良く出ているいい写真でしょ。Yさん提供の写真です。


Yさん、ここまで撮ってくれました。


気の早い赤とんぼが飛んでます。


キスゲ小沼です。キスゲはあまり咲いてないんですが・・・


考え事をしてもいいですが、飛び込まないようにお願いします。


サンショウウオなどの卵(?)もありますから・・・


キスゲ小沼を後に大倉山に向かう。


キンバイとキスゲなどの花畑。


今度は五葉の泉(沼)です。やはり、モリアオガエルやサンショウウオの卵らしきものが沈んで見えます。


池の岸辺にミツバオウウレンが咲いています。


流石山からの稜線を振り返る。五葉の泉があんなに小さくなりました。あんなに歩いてきたんだなァ~。


またシャクナゲの群生地です。


シャクナゲ畑を過ぎると間もなく、大倉山山頂です。


ここで昼食にします。ガスで周りが見えなくなってきました。三倉山は断念することにしました。


下山途中のガスの中に白く浮かぶコバイケイソウです。幻想的な風景です。


雨に濡れたキスゲは持ち前の鮮やかな黄色をより、際立たせているようです。




高さによって花の植生が、まずニッコウキスゲ、次にコバイケイソウそしてハクサンシャクナゲと、

こんなに劇的に変化していくということを実感して、あらためて自然の摂理の神秘に

畏怖の念を感じた次第です。


また、花の時期に登りたい山です。今度は天気のいい時に・・・


今回はこれでおしまい。







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コメント (1)
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