自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

夕日岳に登る・・・修験道に風花が舞う

2016年11月12日 | 日記
平成28年11月9日(水)晴れ


参加者6名(男5、女1) 車2台   ザック重量15kg(訓練のため)


平成24年11月4日に宇都宮ハイキングクラブの定例山行で
茶ノ木平から三ノ宿まで歩いた時、山行途中から見た円錐形の美しい山容の
山に魅せられ、いつか登りたいと思っていた山、それが夕日岳である。

東京では、木枯らし1号が吹き、奥日光では風速20m以上の吹雪という
厳しい気象条件の中の山行であった。

強い風が吹き荒れ、時には木々が”ゴウー”というすさまじい音を立てている。
風花が舞い、その風の冷たさは、真冬のようである。

しかし、行者岳から夕日岳の山行は、適度な傾斜となだらかな登山道が織り交ぜられて、
快適な里山歩きを楽しませてくれた。

ただ、復路の林道歩きには、閉口した。2時間半ほどであったが、単調で全く退屈である。
別な道を下りることをお薦めしたい。
蕗平とか大滝に下りるなどした方が楽しいらしい。(小生は未知であるが、経験者の話として。)


<コースタイム>

城山5:30==古峰神社6:10==古峰ヶ原峠6:25-7:00(車回し)・・・行者岳(1328m)7:50

・・・大岩山(1287m)8:30・・・唐梨子山(1361m)9:15・・・ハガタテ平(1281m)9:40

・・・地蔵岳(1483m)10:18・・・三ッ目10:37・・・夕日岳(1523m)11:00-50・・・

・・・三ッ目12:05・・・地蔵岳12:20・・・ハガタテ平12:43・・・林道終点13:35・・・

地蔵岳登山口14:15-14:40(車回収)・・・前日光つつじの湯(入粟野)15:10-16:00・・・城山17:00


では、写真をどうぞ!!


古峰神社駐車場から約5km先にある古峰ヶ原峠に行者岳登山口がある。


すぐに大天狗の大神の鳥居をくぐる。勝道上人が日光開山の折に開拓し、その後も修験者が日光に向かって歩いた
面影を忍ばせる行者道である。


紅葉の残る静かな里山歩きである。


このころは、風もなく明るい日差しの中、暑いくらいである。


対岸の山はカラマツの黄葉が盛りである。


急な坂を登ると、


行者岳到着。登山口から約50分。やや風が出てきた。風は冷たい。


大岩山に向かう。登山道はなだらかで、空気は冷たいので気持ちがいい。


半月山と駐車場が望める。


残り少ない紅葉を楽しみながら、


そして、三角点を確認しながら、静かな山歩きを楽しむ。


紅葉をカメラに収めて、里山の静けさの中にたたずむ。山は実にいい。


青空に映える残り少ない紅葉。最後まで頑張れ!!


紅葉のトンネルをくぐると、


大岩山である。大岩は見当たらないが・・・


地蔵岳が見える。その奥に夕日岳が顔を見せてくれる。地蔵岳のいい山容である。


カラマツの黄葉が目の前に広がる。この頃から、風が強くなり、時たま、ゴーと渦を巻くようなすさまじいうなり声を
上げる。寒い。軍手では指が冷たい。


風に吹かれながらも、みんな快適な里山歩きを楽しんでいる。


唐梨子山(けなしやま)に着く。登山道から2時間15分。


唐梨子山からササの茂った道を下ると、大きな岩の手前に竜の宿の立札が建っている。


あ、ホントに竜がいます。分かりますか?


一番美しかったカエデの紅葉。ダケカンバの枝も真っ白で青空に映える。


霜柱があちこちに立っている。


晩秋というのか、初冬というのか、ややもの寂しい雰囲気が漂う。


更に下って行くと約25分でハガタテ平である。地蔵岳方面と古峰神社方面との分岐である。地蔵岳に向かう。


地蔵岳へは標高差200mとある。急坂を登る。強風に風花が舞っている。寒い。
ザックの15kgは、急登にはつらい。その重量が徐々に足に食い込んでくる感覚である。


やっと 急登から解放されて、なだらかな登山道に出る。風は益々強くなる。風花が舞っている。


再び急登が待っている。


地蔵岳の山頂の手前に地蔵尊が安置されている。手を合わせる。


地蔵岳山頂。寒いので、”万歳”と気勢を上げて頑張ろう。


夕日岳に向かう。地蔵岳から標高差は40mくらいしかない。


男体山に白いガスがかかっている。


風は強いが、快適な里山歩きを楽しむ。


姿のいい夕日岳が見えてくる。


三ツ目に至る。ここは夕日岳と細尾峠への分岐である。禅頂行者道は細尾峠から明智平へと伸びている。


少し下る。


丹勢山方面を眺めると、その手前の山肌は紅葉の海である。


少し登る。


あれが山頂かな。


いや、違う、まだだ。


今度は山頂だろう。


いやまだまだ小ピークが続く。


もういいでしょう。


そうらしい。


山頂到着だ。登山口から4時間かかった。男体山の方から吹いてくる風は強くて冷たい。


しかし、絶景だ。男体山、大真名子山、女峰山は吹雪いているようだ。


夕日岳から少し戻って、風のこない岩陰で昼食。アッツアッツの甘酒で暖まる。


ハガタテ平まで戻って、分岐を古峰神社方面に下る。


林道終点。


地蔵岳登山口に到着。大岩山が目の前に聳える。ここから、行者岳登山口にある車を回収に向かう。


登山道にはたくさんのツツジの木があったので、春には、アカヤシオ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオが
見事な花を咲かせることでしょう。楽しみができました。その時は、蕗平か大滝に下山してみよう。

寒さ厳しき山行は、修験者の修行を少し体験できたのかもしれない。

下山時間が早かったので、入粟野の”つつじの湯”にゆっくり浸かり帰途に。

今回はこれでおしまい。


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コメント (1)
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