自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

尾瀬ヶ原から尾瀬沼まで・・・水芭蕉に会いに

2019年06月04日 | 日記
令和元年5月22日(水)曇りのち晴れ


宇都宮ハイキングクラブ定例山行
参加者19名(男8、女11) 小型バス使用

今年は、4月に入っても雪が数回降ったので、雪の中の山行となった。
また、前日大雨も降り、山の鼻に近い尾瀬ヶ原は湿原というより沼の状態である。
それでも、残雪と水芭蕉、池塘などの風景を見るとやはり世界の尾瀬(誰が言ったのかな)という
感じがします。
水芭蕉は咲き始めなので、小さくて可憐でこの頃が見ごろと小生は思います。
雪中山行もなかなか経験できないもので、また楽しいものです。

<コースタイム>
城山4:30==鳩待峠7:20・・・山の鼻8:40・・・牛首分岐9:25
・・・竜宮十字10:25・・・見晴11:00-30・・・沼尻平13:40・・・
尾瀬沼ビジターセンター15:00・・・三平下15:40・・・三平峠16:00
・・・一の瀬17:00・・・大清水登山口17:40・・・城山20:40

では、写真をどうぞ!!


鳩待峠からスタート。長い一日が始まる。

登山口を下りた途端に雪が一杯残っている。気温は結構低い。

川上川は昨日の雨で激流となっている。

山の鼻に向かって歩いていくと、しばらくして、遠くに水芭蕉が咲いているようだ。

生まれたての可憐な水芭蕉だ!!

今年初めての水芭蕉との対面に”オー、ウワー”という感激の声。

雪があったので、鳩待峠から1時間20分かかって山の鼻に到着。

牛首に向かう。木道の脇の雪がきれいだ。

振り返ると至仏山が雪でまだ白い。至仏山と木道と池塘、まさに尾瀬を象徴するような風景だ。

昨夜の雨で、湿原が大水で水芭蕉が水中花になっている。これも”いとおかし”(徒然草の世界かな)

うつむき加減の美少女。

残雪の至仏山を背に木道を行く。絶景である。

燧ヶ岳に向かって木道が伸びる。

逆さ燧ヶ岳が鏡のような水面に浮かぶ。

しばらく歩くと、ここが逆さ燧ヶ岳のビューポイント。

逆さ燧ヶ岳と逆さ人間?

ついでに、逆さ至仏山も。今日は風がないから水面に山がくっきりと映る。

初々しい群落。

秀麗な水芭蕉。

牛首分岐で休憩。涼しくて快適だ。

姉妹のようにほほえましい。

水辺の水芭蕉の群落と奥に山頂にもはや雪がない景鶴山。

下の大堀川のビューポイントで何人かずつに分けてパチリ。

こちらもいい表情でパチリ。

やはり、最高のビューポイントですね。
ただ、水が多いので残念ながら、水芭蕉が一部水中に沈んでしまっているのが惜しい。

生まれたてから、

満開まで、さまざま。

竜宮小屋の近くには、いつもリュウキンカがきれいに咲いている。

出発から約3時間で竜宮小屋に到着。水場の冷たい水を飲んで、しばし休憩。

見晴に向かう。燧ヶ岳を正面に見ながらゆっくり歩く。

景鶴山が正面に移動してきた。

竜宮から見晴までの間で水芭蕉が見られるのはここだけである。

見晴の弥四郎小屋が見えてきた。

見晴休憩所で昼食。11時から11時30分まで。

きれいな無料休憩所である。

見晴から白砂峠を越えて沼尻平に向かう。これからは雪との戦いである。

まだまだ雪は深い。しかし雪が結構締まっているから踏み抜きはない。気温が低いせいだろう。

急斜面を慎重に下る。

そして最後の難所を無事通過。みんな安堵。山越えが終わった。

淡いブルーの雪が池塘に浮かぶ。

やっと沼尻小屋が見えてきた。尾瀬沼も見える。見晴から2時間10分掛かってしまった。
雪のせいで20分ぐらい遅れてしまった。

やがて大江湿原入り口に着く。大江湿原も雪に覆われていて水芭蕉は咲いていないようだ。

大江湿原入り口から右手に折れて、尾瀬沼ビジターセンターや長蔵小屋方面に向かう。
振り返ると燧ヶ岳が違った表情をしている。

長蔵小屋が見えてきた。

少し、みんなの足取りも重くなってきたようだ。

また、雪が一面に。

これでは水芭蕉は咲けない。尾瀬沼は尾瀬ヶ原より標高が約200mぐらい高いからやむなしかな。

しかし、長蔵小屋近くに水芭蕉の群落が出現。

燧ヶ岳と水芭蕉と尾瀬沼。

やっとやっと、尾瀬沼ビジターセンターに着いた。登山口から7時間40分が経過している。
みんなよく頑張った。だがまだ先は長い。

長蔵小屋の西側に水芭蕉のビューポイントがあるがきれいに咲いている。

水芭蕉に見送られて、三平下に向かう。

途中、尾瀬沼と燧岳が正面に見える絶景ポイントがある。青空も見えてきたから美しい。

少し風が出てきたので、残念ながら逆さ燧ヶ岳とはいかない。

約20分で三平下に着く。雪が多い。

三平下から三平峠へは、雪の急斜面が続く。疲労した身には堪(こた)える。

必死に登って三平峠に着いた。これからはずっと下りが続くが、急斜面なので疲れた脚が心配だ。

三瓶峠から約30分下るとやっと雪から解放された。緊張が解ける。

川は、ごうごうとものすごいうなり声を上げてしぶきを飛ばしながら流れている。
飲み込まれそうで怖い。

やっと一の瀬に着いた。

これから約40分後に最終地点の大清水に着いた。
所要時間約10時間20分、歩行時間約9時間20分の山行は無事終わった。

今回はこれでおしまい。


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