平成28年9月28日(水)曇り後雨
単独山行 ザック重量 10kg 正味歩行時間7時間10分
今月、計画していた西穂高岳~奥穂高岳、黒部五郎~雲ノ平~鷲羽岳の2つの
山行が、台風の影響などによる天候不順で、余儀なく中止せざるを得なかった。
天気を恨む。
9月は、どこの山にも登っていなかったので、午後からの雨を覚悟で白根隠山を
計画した。
今年の6月に錫が岳に登った時、帰路に白根隠山のコースを周回路としたのだが
その時、ダケカンバの新緑が見事だった。
このダケカンバが黄葉したら、どんなにきれいなんだろうとその時、思いを馳せた。
今回、期待を込めての山行である。
<コースタイム>
自宅4:30==金精峠P(登山口)6:35・・・金精峠7:10・・・金精山(2244m)7:50
・・・国境平8:20・・・五色山(2379m)8:50・・・前白根山(2373m)9:25
・・・五色沼避難小屋分岐9:35・・・白根隠山(2410m)10:15・・・
五色沼避難小屋11:10-40・・・五色沼11:55・・・五色山12:45・・・国境平13:10
・・・金精山13:40・・・金精峠14:20・・・金精峠登山口14:45・・・自宅16:30
では、写真をどうぞ!!

今回歩く地図です。

いろは坂の途中の展望台からの日の出。いい天気であってほしいが・・・

男体山が、

そして、大真名子山、女峰山も朝日に赤く染まっている。

三本松の展望台から見る戦場ヶ原は草紅葉が幾分、赤く染まり始めている。彼方に雲海がたなびく。

予定の時間、6時35分に金精峠駐車場に着く。登山口は目の前にある。

金精峠までは、岩場やハシゴ、木の根などの急登の連続である。長袖シャツを脱いで半袖1枚で充分である。

約30分で金精神社が見えてくる。

急登が終わり金精峠にでると、一気に展望が拓ける。湯ノ湖と男体山が一望。

案内板がある。

オオカメノキが紅葉し始めている。葉は緑と黄と赤の三色で、実は赤と黒である。自然は、秋への過渡期である。

中には、いち早く紅葉&黄葉している木もある。

金精山が見えてきた。山頂はとんがったかなりきつそうな山だな。

金精山までは危険な所があるとか。

切れ落ちた所もある。

展望の拓けるところもある。秋の走りというところかな。

ドウダンツツジかな。こちらは秋本番だ。

紅葉を登る。

岩場とハシゴ。スリルがあって楽しい。

金精山に着く。日光連山と湯ノ湖が美しい。汗をかいての半袖シャツは休むと少し寒い。

アップで。

コメツガの樹林帯の中の快適な登山道を下る。

途中、真っ赤な紅葉に出会う。カエデは紅葉の王様かな。

金精山から約30分で国境平に着く。

五色山が見える。五色山までは、ササ道の緩やかな登りが続く。

さっきとは、角度がずいぶん変わってきた。

五色山山頂に到着。白根山が眼前に聳える。

白根山の遥か下には、瑠璃色の五色沼とダケカンバの黄葉が静かな秋の訪れを告げている。

進行方向には、前白根山が秋の衣に衣替えを初めている。

ダケカンバの黄葉とササの緑のコントラストも絶妙だ。

五色沼と白根山の光景も絵になる素晴らしさだ。白根山の裾野のダケカンバが落葉しているのが残念だ。

岩山を一つ越えると前白根山である。

ダケカンバの幹の白とパステルカラーの黄葉がいい。
今年は夏場に雨が少なかったせいか、悲しいかな、落葉したダケカンバが多く見受けられる。

白根隠山への稜線。この尾根歩きが大好きだ。左端に少し見えるのがこれから登る前白根山だ。

前白根山頂が近くなる。

さっきより、かなり高度を上げてきた。五色沼が随分下に見える。遠くに尾瀬の燧ヶ岳や至仏山も見えている。

晴れていれば、紅葉がもっともっと鮮やかなのに。

前白根山に着く。登山口から約3時間。

さあ、これから今日の目的の山、白根隠山に向かう。

何かの綿毛が可愛いい。

大平原を行く。

雲間に幻想的な日光連山と中禅寺湖が浮かんでいる。

二つ目のピーク(奥の方)が白根隠山だ。

遠くに男体山と中禅寺湖、そして手前にダケカンバの黄葉、絶景である。

奥のピークが目指す白根隠山。なだらかな尾根道が続く。直下は少し急登だが。

山頂だ。白根隠山に着いた。登山口から約3時間40分。
だが、白根山山頂には、ご覧のとおりガスが掛かってきてしまった。

タイマーでパチリ。雨の来ないうちに退散だ。

錫が岳に続く白檜岳にもガスが掛かってきた。

ガスは群馬県側にかかってきているが、日光方面には流れてこない。

アップで。中禅寺湖も迫力ありますね。日本で一番高いところにある湖だそうです。

さらに、戦場ヶ原と小田代が原をアップで。戦場ヶ原は草紅葉が始まっているが、小田代はまだのようである。

白根隠山から前白根山までの稜線は本当に素晴らしい。途中で見るダケカンバの黄葉。
(前の写真と同じダケカンバじゃないかって・・・そのとおりです。すみません。きれいなものですから・・・)

こちらは、帰り道でしか発見できなかった光景です。秋色です。

前白根山に戻る稜線です。いい景色が見られます。

ハクサンフウロが一輪だけ咲いていました。

しばし、なぜかこの光景に見とれていました。遠くの水墨画のような光景と近くの有色の黄葉。
大自然の中に吸い込まれてしまいそうな壮大な荘厳な雰囲気に圧倒されてしまいました。

こちらは極彩色の賑やかな光景で、上の写真とは正反対の華やかな雰囲気です。

葉の芸術品。作者は、おそらく虫でしょう。

ダケカンバの幹も柔らかい優しい美しさがある。

11時10分に五色沼避難小屋に着く。着いたとたんに、雨がザアザア降り出した。ここで昼食にする。
すぐ後から、白根山を登ってきたという2人連れの登山客が2組やってきてお昼を食べた。

昼食時間30分取ったが雨がやまないので、五色沼に向かって出発する。

雨では紅葉も台無しである。
ただ、今年の6月に見た新緑を纏ったダケカンバは残念ながら、その大部分が葉をすでに落としてしまっていた。

五色山に向かう途中から見た雨にけぶる五色沼。

五色山から金精山、そして金精峠さらに駐車場と続く下山道は、雨の中、大変厳しかった。
上の写真は、金精山から金精峠への下りのハシゴ。

金精峠からは木の根や岩にハシゴ、ロープなどがあり急な坂が続き、雨で滑りやすいので緊張の連続である。

やあっと駐車場が見えてきた。

14時45分無事登山口に戻る。予定時間を10分オーバーしたが良しとしよう。
今回は、雨を覚悟で出かけたから、雨に振られたが動じることはなかった。
それよりも、前白根山から白根隠山までの稜線の素晴らしさとそこからの展望の美しさに改めて感動した。
また、ダケカンバの黄葉も予想通り素晴らしいものであり、大いに満足の一日であった。
今度は、ダケカンバの葉が落ちずに完全に残った状態での黄葉にお目にかかりたいものである。
今回はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。

単独山行 ザック重量 10kg 正味歩行時間7時間10分
今月、計画していた西穂高岳~奥穂高岳、黒部五郎~雲ノ平~鷲羽岳の2つの
山行が、台風の影響などによる天候不順で、余儀なく中止せざるを得なかった。
天気を恨む。
9月は、どこの山にも登っていなかったので、午後からの雨を覚悟で白根隠山を
計画した。
今年の6月に錫が岳に登った時、帰路に白根隠山のコースを周回路としたのだが
その時、ダケカンバの新緑が見事だった。
このダケカンバが黄葉したら、どんなにきれいなんだろうとその時、思いを馳せた。
今回、期待を込めての山行である。
<コースタイム>
自宅4:30==金精峠P(登山口)6:35・・・金精峠7:10・・・金精山(2244m)7:50
・・・国境平8:20・・・五色山(2379m)8:50・・・前白根山(2373m)9:25
・・・五色沼避難小屋分岐9:35・・・白根隠山(2410m)10:15・・・
五色沼避難小屋11:10-40・・・五色沼11:55・・・五色山12:45・・・国境平13:10
・・・金精山13:40・・・金精峠14:20・・・金精峠登山口14:45・・・自宅16:30
では、写真をどうぞ!!

今回歩く地図です。

いろは坂の途中の展望台からの日の出。いい天気であってほしいが・・・

男体山が、

そして、大真名子山、女峰山も朝日に赤く染まっている。

三本松の展望台から見る戦場ヶ原は草紅葉が幾分、赤く染まり始めている。彼方に雲海がたなびく。

予定の時間、6時35分に金精峠駐車場に着く。登山口は目の前にある。

金精峠までは、岩場やハシゴ、木の根などの急登の連続である。長袖シャツを脱いで半袖1枚で充分である。

約30分で金精神社が見えてくる。

急登が終わり金精峠にでると、一気に展望が拓ける。湯ノ湖と男体山が一望。

案内板がある。

オオカメノキが紅葉し始めている。葉は緑と黄と赤の三色で、実は赤と黒である。自然は、秋への過渡期である。

中には、いち早く紅葉&黄葉している木もある。

金精山が見えてきた。山頂はとんがったかなりきつそうな山だな。

金精山までは危険な所があるとか。

切れ落ちた所もある。

展望の拓けるところもある。秋の走りというところかな。

ドウダンツツジかな。こちらは秋本番だ。

紅葉を登る。

岩場とハシゴ。スリルがあって楽しい。

金精山に着く。日光連山と湯ノ湖が美しい。汗をかいての半袖シャツは休むと少し寒い。

アップで。

コメツガの樹林帯の中の快適な登山道を下る。

途中、真っ赤な紅葉に出会う。カエデは紅葉の王様かな。

金精山から約30分で国境平に着く。

五色山が見える。五色山までは、ササ道の緩やかな登りが続く。

さっきとは、角度がずいぶん変わってきた。

五色山山頂に到着。白根山が眼前に聳える。

白根山の遥か下には、瑠璃色の五色沼とダケカンバの黄葉が静かな秋の訪れを告げている。

進行方向には、前白根山が秋の衣に衣替えを初めている。

ダケカンバの黄葉とササの緑のコントラストも絶妙だ。

五色沼と白根山の光景も絵になる素晴らしさだ。白根山の裾野のダケカンバが落葉しているのが残念だ。

岩山を一つ越えると前白根山である。

ダケカンバの幹の白とパステルカラーの黄葉がいい。
今年は夏場に雨が少なかったせいか、悲しいかな、落葉したダケカンバが多く見受けられる。

白根隠山への稜線。この尾根歩きが大好きだ。左端に少し見えるのがこれから登る前白根山だ。

前白根山頂が近くなる。

さっきより、かなり高度を上げてきた。五色沼が随分下に見える。遠くに尾瀬の燧ヶ岳や至仏山も見えている。

晴れていれば、紅葉がもっともっと鮮やかなのに。

前白根山に着く。登山口から約3時間。

さあ、これから今日の目的の山、白根隠山に向かう。

何かの綿毛が可愛いい。

大平原を行く。

雲間に幻想的な日光連山と中禅寺湖が浮かんでいる。

二つ目のピーク(奥の方)が白根隠山だ。

遠くに男体山と中禅寺湖、そして手前にダケカンバの黄葉、絶景である。

奥のピークが目指す白根隠山。なだらかな尾根道が続く。直下は少し急登だが。

山頂だ。白根隠山に着いた。登山口から約3時間40分。
だが、白根山山頂には、ご覧のとおりガスが掛かってきてしまった。

タイマーでパチリ。雨の来ないうちに退散だ。

錫が岳に続く白檜岳にもガスが掛かってきた。

ガスは群馬県側にかかってきているが、日光方面には流れてこない。

アップで。中禅寺湖も迫力ありますね。日本で一番高いところにある湖だそうです。

さらに、戦場ヶ原と小田代が原をアップで。戦場ヶ原は草紅葉が始まっているが、小田代はまだのようである。

白根隠山から前白根山までの稜線は本当に素晴らしい。途中で見るダケカンバの黄葉。
(前の写真と同じダケカンバじゃないかって・・・そのとおりです。すみません。きれいなものですから・・・)

こちらは、帰り道でしか発見できなかった光景です。秋色です。

前白根山に戻る稜線です。いい景色が見られます。

ハクサンフウロが一輪だけ咲いていました。

しばし、なぜかこの光景に見とれていました。遠くの水墨画のような光景と近くの有色の黄葉。
大自然の中に吸い込まれてしまいそうな壮大な荘厳な雰囲気に圧倒されてしまいました。

こちらは極彩色の賑やかな光景で、上の写真とは正反対の華やかな雰囲気です。

葉の芸術品。作者は、おそらく虫でしょう。

ダケカンバの幹も柔らかい優しい美しさがある。

11時10分に五色沼避難小屋に着く。着いたとたんに、雨がザアザア降り出した。ここで昼食にする。
すぐ後から、白根山を登ってきたという2人連れの登山客が2組やってきてお昼を食べた。

昼食時間30分取ったが雨がやまないので、五色沼に向かって出発する。

雨では紅葉も台無しである。
ただ、今年の6月に見た新緑を纏ったダケカンバは残念ながら、その大部分が葉をすでに落としてしまっていた。

五色山に向かう途中から見た雨にけぶる五色沼。

五色山から金精山、そして金精峠さらに駐車場と続く下山道は、雨の中、大変厳しかった。
上の写真は、金精山から金精峠への下りのハシゴ。

金精峠からは木の根や岩にハシゴ、ロープなどがあり急な坂が続き、雨で滑りやすいので緊張の連続である。

やあっと駐車場が見えてきた。

14時45分無事登山口に戻る。予定時間を10分オーバーしたが良しとしよう。
今回は、雨を覚悟で出かけたから、雨に振られたが動じることはなかった。
それよりも、前白根山から白根隠山までの稜線の素晴らしさとそこからの展望の美しさに改めて感動した。
また、ダケカンバの黄葉も予想通り素晴らしいものであり、大いに満足の一日であった。
今度は、ダケカンバの葉が落ちずに完全に残った状態での黄葉にお目にかかりたいものである。
今回はこれでおしまい。
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