平成26年5月24日(土)晴れ~25日(日)晴れ、薄曇り
宇都宮ハイキングクラブ定例山行
参加者8名(男6、女2)
今回は、新潟県の新発田市にある俎倉山登山と新発田市と胎内市に位置する
櫛形山脈を縦走する。
5月24日(土)晴れ
<コースタイム>
宇都宮5:00==(東北道)(磐越道)三川IC--鳥越林道入り口P(登山口)8:15-25
・・・カツエの水場10:30・・・ひるわのぞき・・・俎倉山(856m)10:55
・・・天狗ノ庭11:10-40(昼食)・・・カツエの水場12:30・・・登山口13:40ーー入浴
ーー胎内市関沢森林公園テント場16:00
俎倉山は標高856mの低山で、往復4時間弱というコースタイムなので
足慣らし程度の軽い気持ちで臨んだ。
ところが、かなり手ごわい山である。
渡渉が4回、クサリのある岩場あり崖あり急登ありで結局、往復5時間15分を
要した。
足場はぬかるんでおり、あちこちの沢から、水が流れ出している。
従って、岩は滑るし急登はあるし、ということで、予期せぬスリリングな山行を充分楽しむことができた。
では、写真をどうぞ!!
登山口です。
沢沿いを行きます。
30分ほど歩くと琴沢の渡渉に懸ります。水量があり、ちょっと緊張です。
渡渉が終わると急登の岩場が待ってます。
そして、滑りやすい岩稜帯を横切ります。みな、真剣です。
すぐにまた、急登です。
今度は、滑りそうな岩場を渡ります。
岩は、こんな感じです。
2度目の渡渉です。
変化があって、面白いですよ。
この滝の激しい流れをご覧ください。
残雪はあまり見られませんが、この辺は、かなり雪が多いんでしょう。
明らかに、雪解け水だと思います。
這いつくばるような急な坂です。
コイワカガミが群生しています。疲れと緊張を癒してくれます。
地図読みです。今回はリーダー育成山行なので、地図とコンパスは必携です。
ショウジョウバカマが実になっています。
雪椿が満開です。
やっと、緩やかな尾根歩きができます。なんと静かなんでしょう。
新緑が、まばゆい、そして、緑のそよ風が、本当に心地よい。
深呼吸すると、新鮮な空気が、身体の老廃物をすべて浄化してくれるようだ。
3度目の渡渉だ。沢幅が狭くなってくるので、緊張はない。
そして、10分後、最後の渡渉である。
沢をアーチ型の残雪が飾る。
ほどなく、カツエの水場に至る。
カツエの水場を見下ろすように、遭難者の碑がたたずむ。ここは京子平と呼ばれている。
昭和の初めの4月の残雪の頃、ここで、二人の高校生、田中勝栄さんと斉藤京子さんが
遭難して、亡くなったそうである。慰霊碑である。上記カツエの水場の由来であろう。
京子平からまた急登である。
可憐なチゴユリが励ましてくれる。
柔らかなみどりは本当に美しい。快適な一時である。
タニウツギも盛りで、春を満喫しているようだ。
一転して、厳しい崖が待っている。足場を確かめて行こう。
最後の急登かな、ブナの新緑がことのほか美しい。
急登を登りきると、眼前に、ワッと、蒜場山が迎えてくれる。花が美しい山だという。
稜線に出るとすぐ、俎倉山山頂である。
前方に、まだ雪化粧している飯豊連峰がどっしりとたたずむ。感動の一瞬である。
美しい、まるで版画のように白い雪が黒い岩肌にクッキリと刻み込まれている。
ムラサキヤシオが真っ赤な花を咲かせている。
眺望がいいといわれる天狗ノ庭が見える。
急登を10分ぐらいだ。
天狗ノ庭山頂である。思わず万歳!!
飯豊連峰が一段と美しい。
歌を一首。(下手な歌で飯豊連峰を愚弄するな、って怒らないでください。)
蒜場山もどっしり。
360度の展望を楽しみながらの昼食、これまた格別。これ以上の贅沢はあるまい。
下山途中、スミレサイシンや
コミヤカタバミに心、なごませる。
下山して気が付いた駐車場の満開のフジの花。
新発田市から胎内市にある関沢森林公園にあるテント場に。
テントを設営して、
ささやかな、夕食です。メインメニューは特製うどんです。
なによりも、最初に飲んだ冷えたビールの美味かったこと、本当に”し・あ・わ・せ”です。
5月25日(日)晴れから薄曇り
4時起床、5時から朝食
関沢登山口から宮の入り登山口に車回し
関沢登山口7:00・・・櫛形山(568m)7:40・・・飯角分岐9:10・・・板入峰9:40
・・・ユズリハノ峰(385m)10:30・・・鳥坂山(438m)10:55-11:30(昼食)・・・
白鳥山(298m)12:00・・・白鳥登山口(車が近いので宮入登山口から変更)13:05ーー
車回収して、入浴ーー三川IC==宇都宮19:10
2日目の日本一小さな櫛形山脈の縦走は、樹林帯の中をアップダウンを
繰り返しながらの山行で展望はない。
ただ、新緑の美しさと越後の澄んだ空気、そして爽やかなみどりのそよ風が
この上ない心地よい幸せ感にひたらせてくれる。
身も心も浄化されるような気分で、来てよかったとみな感じながら楽しみながら歩いている。
地元の人の話では、今年はヒメサユリやヒメシャジンなどの花は、壊滅状態だそうである。
例年だと、ヒメサユリは登山道の両側に群生しているそうである。
しかし、小生、ヒメサユリ初対面なので、可憐な美しさに感激した次第である。
あまり群生していないほうが、むしろ風情があるような気がするのだが・・・
では、写真をどうぞ!!
朝5時に朝食。
登山口。昨日は、結構変化があって、また山頂で絶景も見られて、楽しかったが、
今日はそれ以上の山行を期待して。
櫛形山山頂までは狭い急登の登山道を一直線。
40分で山頂である。7:40着。
案内板。残念ながらガスっていて周りの山が見えない。二王子山が近くに見えるらしいのだが・・・
アップそして
ダウンの繰り返しの展望のない縦走である。
ガマズミや
タニウツギや
ヤマツツジを見ながら
飯角分岐に至る。2時間10分歩いた。ちょいと一服。
さらに30分して坂入峰に。ここで地図読みをする。次の目標を定めて、コンパスを当てる。
楊枝にするクロモジの木だそうである。
ヒメサユリの蕾に出会う。
そして、ほどなく可憐な淡いピンクの花、ヒメサユリである。初対面に大感激。
ここにも。
アップで。
そして、淡い黄色と紫が美しいヒメシャガの群生。ヒメシャガは結構あちこちに咲いている。
花をめでながら歩いていると、ユズリハの峰に着く。
この山には、ユズリハがあちこちで見られる。常緑樹で、古い葉が枯れずに残ったまま、
新しい鮮やかな緑色の新芽が出てくる。子に譲るというユズリハの名前の所以だそうである。
ユズリハの峰から約30分で鳥坂山山頂である。
ここでランチタイム。
ここで、福島県郡山市から来ている14,15人の一行と出会う。震災で苦労が多いんだろうが、皆、元気だ。
山頂から見た中条町の田園風景。写真では水浸しになっている印象だが・・・
鳥坂山から白鳥山までは急な下り坂の連続である。
”五の堀”の標識。お城の外堀である。白鳥城の空濠なのだろう。
四の堀、三の堀、二の堀を通り越して一の堀に至ると城跡が見えてくる。
白鳥城跡である。
案内板。鳥坂城と白鳥城の関係がよくわからないが・・・
白鳥城跡から白鳥登山口に下りる。途中に咲いているギンラン。
この登山道は、急に道が沢の中に消えたりするので、
水はないが沢の中を下ったりと道がやや不明瞭で迷い易い。しかも急な石のゴロゴロした沢を下る。
最後にきて、緊張が続く。(写真は沢の中である。)
そして、城跡から1時間弱で登山口に辿り着いた。
そして、温泉で汗を流して、帰途に着いた。
飯豊連峰に恋をしてしまった。
今回はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。
宇都宮ハイキングクラブ定例山行
参加者8名(男6、女2)
今回は、新潟県の新発田市にある俎倉山登山と新発田市と胎内市に位置する
櫛形山脈を縦走する。
5月24日(土)晴れ
<コースタイム>
宇都宮5:00==(東北道)(磐越道)三川IC--鳥越林道入り口P(登山口)8:15-25
・・・カツエの水場10:30・・・ひるわのぞき・・・俎倉山(856m)10:55
・・・天狗ノ庭11:10-40(昼食)・・・カツエの水場12:30・・・登山口13:40ーー入浴
ーー胎内市関沢森林公園テント場16:00
俎倉山は標高856mの低山で、往復4時間弱というコースタイムなので
足慣らし程度の軽い気持ちで臨んだ。
ところが、かなり手ごわい山である。
渡渉が4回、クサリのある岩場あり崖あり急登ありで結局、往復5時間15分を
要した。
足場はぬかるんでおり、あちこちの沢から、水が流れ出している。
従って、岩は滑るし急登はあるし、ということで、予期せぬスリリングな山行を充分楽しむことができた。
では、写真をどうぞ!!
登山口です。
沢沿いを行きます。
30分ほど歩くと琴沢の渡渉に懸ります。水量があり、ちょっと緊張です。
渡渉が終わると急登の岩場が待ってます。
そして、滑りやすい岩稜帯を横切ります。みな、真剣です。
すぐにまた、急登です。
今度は、滑りそうな岩場を渡ります。
岩は、こんな感じです。
2度目の渡渉です。
変化があって、面白いですよ。
この滝の激しい流れをご覧ください。
残雪はあまり見られませんが、この辺は、かなり雪が多いんでしょう。
明らかに、雪解け水だと思います。
這いつくばるような急な坂です。
コイワカガミが群生しています。疲れと緊張を癒してくれます。
地図読みです。今回はリーダー育成山行なので、地図とコンパスは必携です。
ショウジョウバカマが実になっています。
雪椿が満開です。
やっと、緩やかな尾根歩きができます。なんと静かなんでしょう。
新緑が、まばゆい、そして、緑のそよ風が、本当に心地よい。
深呼吸すると、新鮮な空気が、身体の老廃物をすべて浄化してくれるようだ。
3度目の渡渉だ。沢幅が狭くなってくるので、緊張はない。
そして、10分後、最後の渡渉である。
沢をアーチ型の残雪が飾る。
ほどなく、カツエの水場に至る。
カツエの水場を見下ろすように、遭難者の碑がたたずむ。ここは京子平と呼ばれている。
昭和の初めの4月の残雪の頃、ここで、二人の高校生、田中勝栄さんと斉藤京子さんが
遭難して、亡くなったそうである。慰霊碑である。上記カツエの水場の由来であろう。
京子平からまた急登である。
可憐なチゴユリが励ましてくれる。
柔らかなみどりは本当に美しい。快適な一時である。
タニウツギも盛りで、春を満喫しているようだ。
一転して、厳しい崖が待っている。足場を確かめて行こう。
最後の急登かな、ブナの新緑がことのほか美しい。
急登を登りきると、眼前に、ワッと、蒜場山が迎えてくれる。花が美しい山だという。
稜線に出るとすぐ、俎倉山山頂である。
前方に、まだ雪化粧している飯豊連峰がどっしりとたたずむ。感動の一瞬である。
美しい、まるで版画のように白い雪が黒い岩肌にクッキリと刻み込まれている。
ムラサキヤシオが真っ赤な花を咲かせている。
眺望がいいといわれる天狗ノ庭が見える。
急登を10分ぐらいだ。
天狗ノ庭山頂である。思わず万歳!!
飯豊連峰が一段と美しい。
歌を一首。(下手な歌で飯豊連峰を愚弄するな、って怒らないでください。)
蒜場山もどっしり。
360度の展望を楽しみながらの昼食、これまた格別。これ以上の贅沢はあるまい。
下山途中、スミレサイシンや
コミヤカタバミに心、なごませる。
下山して気が付いた駐車場の満開のフジの花。
新発田市から胎内市にある関沢森林公園にあるテント場に。
テントを設営して、
ささやかな、夕食です。メインメニューは特製うどんです。
なによりも、最初に飲んだ冷えたビールの美味かったこと、本当に”し・あ・わ・せ”です。
5月25日(日)晴れから薄曇り
4時起床、5時から朝食
関沢登山口から宮の入り登山口に車回し
関沢登山口7:00・・・櫛形山(568m)7:40・・・飯角分岐9:10・・・板入峰9:40
・・・ユズリハノ峰(385m)10:30・・・鳥坂山(438m)10:55-11:30(昼食)・・・
白鳥山(298m)12:00・・・白鳥登山口(車が近いので宮入登山口から変更)13:05ーー
車回収して、入浴ーー三川IC==宇都宮19:10
2日目の日本一小さな櫛形山脈の縦走は、樹林帯の中をアップダウンを
繰り返しながらの山行で展望はない。
ただ、新緑の美しさと越後の澄んだ空気、そして爽やかなみどりのそよ風が
この上ない心地よい幸せ感にひたらせてくれる。
身も心も浄化されるような気分で、来てよかったとみな感じながら楽しみながら歩いている。
地元の人の話では、今年はヒメサユリやヒメシャジンなどの花は、壊滅状態だそうである。
例年だと、ヒメサユリは登山道の両側に群生しているそうである。
しかし、小生、ヒメサユリ初対面なので、可憐な美しさに感激した次第である。
あまり群生していないほうが、むしろ風情があるような気がするのだが・・・
では、写真をどうぞ!!
朝5時に朝食。
登山口。昨日は、結構変化があって、また山頂で絶景も見られて、楽しかったが、
今日はそれ以上の山行を期待して。
櫛形山山頂までは狭い急登の登山道を一直線。
40分で山頂である。7:40着。
案内板。残念ながらガスっていて周りの山が見えない。二王子山が近くに見えるらしいのだが・・・
アップそして
ダウンの繰り返しの展望のない縦走である。
ガマズミや
タニウツギや
ヤマツツジを見ながら
飯角分岐に至る。2時間10分歩いた。ちょいと一服。
さらに30分して坂入峰に。ここで地図読みをする。次の目標を定めて、コンパスを当てる。
楊枝にするクロモジの木だそうである。
ヒメサユリの蕾に出会う。
そして、ほどなく可憐な淡いピンクの花、ヒメサユリである。初対面に大感激。
ここにも。
アップで。
そして、淡い黄色と紫が美しいヒメシャガの群生。ヒメシャガは結構あちこちに咲いている。
花をめでながら歩いていると、ユズリハの峰に着く。
この山には、ユズリハがあちこちで見られる。常緑樹で、古い葉が枯れずに残ったまま、
新しい鮮やかな緑色の新芽が出てくる。子に譲るというユズリハの名前の所以だそうである。
ユズリハの峰から約30分で鳥坂山山頂である。
ここでランチタイム。
ここで、福島県郡山市から来ている14,15人の一行と出会う。震災で苦労が多いんだろうが、皆、元気だ。
山頂から見た中条町の田園風景。写真では水浸しになっている印象だが・・・
鳥坂山から白鳥山までは急な下り坂の連続である。
”五の堀”の標識。お城の外堀である。白鳥城の空濠なのだろう。
四の堀、三の堀、二の堀を通り越して一の堀に至ると城跡が見えてくる。
白鳥城跡である。
案内板。鳥坂城と白鳥城の関係がよくわからないが・・・
白鳥城跡から白鳥登山口に下りる。途中に咲いているギンラン。
この登山道は、急に道が沢の中に消えたりするので、
水はないが沢の中を下ったりと道がやや不明瞭で迷い易い。しかも急な石のゴロゴロした沢を下る。
最後にきて、緊張が続く。(写真は沢の中である。)
そして、城跡から1時間弱で登山口に辿り着いた。
そして、温泉で汗を流して、帰途に着いた。
飯豊連峰に恋をしてしまった。
今回はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。