令和5年10月18日(水)晴れ
しばらく、山歩きをしていないので、長い縦走ができるかどうか、金精峠から白根隠山までの
ロングコースをトレーニングを兼ねて歩いてみた。
五色山から白根隠山までの絶景を見ながらの尾根歩きは北アルプスにも劣らないと思っている。
天気が良かったから、なおさらである。
ダケカンバは落葉していて、残念だったが、カラマツの黄葉はまずまず見ごろだった。
6年前は所要時間が8時間だったが、今回は10時間かかってしまった。
五色沼から五色山への急登で6合目あたりから、動悸が激しくなり、3,4歩歩いては、休み、
また、3,4歩歩いては休みしながらの辛い山行となった。幸い五色山からは、ほぼ下りなので
何とか、無事に下山することができて、大いに安堵した次第である。
日頃の精進がいかに大切かを身に染みて実感した山行だった。
<行程表>所要時間:10時間13分 歩行時間9時間
金精峠駐車場6:20-35・・金精峠7:10・・金精山2244m8:04・・
国境平8:38・・五色山2379m9:16・・前白根山2373m9:57・・
五色沼避難小屋分岐10:17・・白根隠山2410m11:06-20・・
五色沼避難小屋分岐12:08・・避難小屋12:24・・五色沼12:49・・
五色山13:54・・国境平14:32・・金精山15:12・・
金精峠16:11
では、写真をどうぞ!!
今回のファインショットをまずどうぞ。
明智平からの男体山。紅葉に染まる山肌。
明智平の夜明け。
金精山が赤く染まる。
大真子山からの日の出。
アップで。
山蔭からの日の出。湯ノ湖が白く光る。
山肌が赤く燃える。
金精峠駐車場には、車が10台程度。ご来光を撮る写真家の車も数台かな。
金精峠へは、急登の連続。ハシゴも何か所かある。
駐車場から約45分で金精峠に着く。
金精山を目指す。右手の日陰の所から回り込んでいく。
紅葉は、期待できない。ドウダンツツジの葉が枯れている。
途中からの眺望。
まずまずの色合いかな。
金精山への険しい登りが始まる。
岩場を越え、
木の根道を登り、
岩壁をハシゴで登り、
やっと、金精山に到着。
金精山からの展望。日光連山と湯ノ湖の絶景。苦労が一瞬にして吹っ飛ぶ瞬間である。
振り返れば、左手に温泉が岳とその奥に根名草山がくっきりとそびえる。
五色山に向かって高度を上げてみる景色は刻々と変化してきている。
温泉が岳も遠くなってきた。
金精山から約30分で国境平に着いた。ここは、湯元に下りる分岐でもある。
霜柱が季節を告げる。
展望のいい所で一息。何とも言えない景色を楽しむ。
しかし、藪漕ぎが待っている。
藪を出ると前白根山が見えてくる。
また、深い藪に突入。雨の時はひどいだろうと想像しながら、いい天気に感謝する。
藪の中を五色山に続く緩やかな登山道が伸びる。いい気分で歩く。
五色山に到着。登山口から約2時間40分。まずまずのペースかな。
白根山と五色沼の絶景が眼前に展開する。
沼の色は、コバルトブルーと木々を映しこむグリーンが美しい。
これから向かう前白根山への稜線が伸びる。
快適な尾根歩きが始まる。
少し歩くと景色も少しずつ変化する。カラマツの黄葉は美しい。
カラマツと白根山。カラマツの色がちょっと茶になっているのが残念。
五色山を振り返る。山は秋色。クマザサとの対比がいい。
右から太郎山、奥に女峰山、小真子山、大真子山を見ながらの尾根歩きは何と贅沢なことよ。
前白根山の標柱が見える。
前白根山と白根の対面。
アップで。
五色山方面を振り返る。遠くに至仏山が見える。
そして、白根隠山への稜線が伸びる。
カラマツと白根山。白根山も見る角度によりいろいろな表情を見せる。
さあ、最後の白根隠山に行くぞ。稜線が実に美しい。
急なガレ場を下る。
慎重に慎重にといいきかせながら、ゆっくり下る。
五色沼分岐の標識。
前白根山を振り返る。急なガレ場の斜面の様子がお分かりいただけるでしょう。
快適な尾根歩きは続きます。
落葉したダケカンバ残念です。気候変動の影響でしょうか、ダケカンバは、黄葉する前に
早々と葉を落としてしまうようです。
避難小屋分岐です。
雪が出てきました。もう雪が降ったようです。
白根隠山はあの緑の山のその奥です。
白根山が近い。枯れ木ばかり。
絶景を見ながら、ゆっくり歩きます。
遮るものがない台平原に登山道が伸びています。平原はまさに秋色です。
白根隠山は、あのピークの向側です。いい稜線です。
振り返ると、歩いてきたなだらかな稜線が心地よい歩きを誘います。
右奥に白根隠の山頂が見えてきました。まだ歩きます。
眼下の紅葉と日光連山です。紅葉も離れたところから見ると見事なもんです。
着きました。最終ゴールの白根隠山です。この先の白錫尾根は錫が岳へと続きます。
白根隠山と白根山です。白根山がさっきとは違った表情を見せてくれています。
振り返ると右の岩肌を見せている前白根山とその左に五色山が望めます。雄大な風景です。
後側には、男体山のふもとに広がる戦場ヶ原の紅葉と青い中禅寺湖が一服の絵のように
広がっています。
眼前には、山肌一面の紅葉が広がります。
さあ、絶景を見ながら、昼ご飯にしましょう。メニューはお稲荷さんとカップラーメンです。
ゆっくりお昼を楽しみました。
さあ、戻りましょう。ゆっくり尾根歩きを楽しみましょう。
避難小屋分岐に来ました。
分岐から約15分で避難小屋です。
内部はこんな感じです。毛布なども置いてあります。五色沼に下ります。
小屋から約25分で五色沼です。さすがきれいな色をしています。水もきれいです。
水面に移るダケカンバの白い幹。残念ながら、葉は一枚もついておりません。
昔はダケカンバの黄葉と五色沼の四季彩が見事で、それは美しい光景でした。
落葉したダケカンバと白根山。一面のダケカンバが黄葉していたら、と想像してください。
弥陀が池方面と五色山への分岐です。五色山に向かいます。この登りは半端じゃありません。
4合目あたりまで来ました。この急斜面を見て下さい。
やっと、6合目あたりまでは順調に登ってきました。しかし、この辺から、
動悸が激しくなり、3,4歩登っては、歩けなくなって休み、また3,4歩登っては休みの連続でした。
それでも、何とか五色山にたどり着きました。前回は50分で登ったのですが、
今回は、1時間5分かかってしまいました。何とか、激しい動悸は治まりました。
午後の五色沼は、真っ白に光っています。全反射現象とでもいうのでしょうか。
黒い白根山と対照的です。
五色山から少し下ってくるとダケカンバの紅葉が残っていました。珍しい現象です。
国境平です。
金精山を経て、
金精峠まで、何とか戻ってきました。下りは、問題なく歩けるのですが、登りになると
急に足が止まってしまいますが、ここまでくれば安心です。
夕暮れの男体山と湯ノ湖です。
16時48分、無事に金精峠駐車場に着きました。もう、他の車は1台もありません。
このコースは、北アルプス並みの稜線歩きと雄大な景色を楽しめるので、大好きな
コースです。しかし、しばらく山歩きをしていないので、こんなに歩けなくなって
いるとは思ってもいませんでした。これからさらに精進して山歩きを楽しみたい。
今回は、これでおしまい。
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