ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

ゲットウとオリイオオコウモリのこと(20200517)

2020年05月17日 | 自然観察
 ゲットウとオリイオオコウモリのことと題したが両者に関係があるわけではない。あえていえば、自宅付近の話しだということぐらいだ。
 ゲットウはショウガ科の植物で、私があちこちで撮ったものを当ブログに度々紹介している。これが今夕、私が買い物に出たとき、あちこちに美しい花を咲かせていた。概して美しくても、撮るに値するピカイチに美しいものはそうそうあるものでない。これが美しいのは花の開き始めだ。
 今日見たのはそんなのがあちらにもこちらにもあり、カメラを持っていたら、買い物どころではなかった。この花は、鞘状の袋に包まれており、パカッと出てくる。その直後がベストなのだ。もっともこの30年余り、私はその瞬間を見たいなと思いつつ、一度もそのタイミングに居合わせたことがない。今日はそんな不思議な一日だったのか。夜明け前とか、まだ暗いうちではないかと思うのだが、一度で良いからジャストミートさせたいものだ。
 
 オリイオオコウモリは沖縄島などにいる大型のコウモリ(翼手目)。食べ物は植物性。今年の2月3月に見かけたのに、4月以降見ていないのだ。4月に入って寒かったが、まさか変温動物でもあるまいに、どこに消えたのだろうか。木の実だとかの生育ぶりをみていれば、いなくなることはありえない。今年はあちこちで除草剤を何者かが撒いているので、まさかそのせいではないだろうが、嫌な予感がする。この他、人為的な影響があったのか。不思議なことだ。これまでこの近くだけでも10頭以上いたはずだ。
 前者は嬉しい話しだが、後者は悲しい話しだ。


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