ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

エリートどもの腐臭を嗅ぎ分ける①(2023331)

2023年03月31日 | 暮らしと政治

 馬場伸行衆議院議員(日本維新の会代表)が、2023年3月28日、選挙戦での女性候補擁立について、「選挙は非常に厳しい戦いだ」としたうえで「私自身も1年365日24時間、寝ているときとお風呂に入っているとき以外、常に選挙を考えて政治活動をしている。それを受け入れて実行できる女性はかなり少ないと思う」と発言した。また、「女性が政界に進出するのはウェルカム」としたうえで、現行の選挙制度では女性枠を設けても女性の議員が増加するのは難しいだろうと述べた、そうだ。

 確かに選挙で勝ち上がるのは、非常に厳しい闘いだろう。だが、365日、身も心も頭も24時間選挙漬けが正しいのだろうか? そんなことができるのは、馬場氏しかいないのではないか。ご本人がそうだという者を、第3者が否定しても致しないが、選挙に一元化した政治姿勢、否、人間の生き方って、おかしいだろう。まして女性をターゲットとして言うべきことか?!

 彼の本音がどこにあるのか知らないが、「雑事を担う女」にそんなことできるわけがないという本音が見え隠れしている。しかしですね。私たち人間の暮らしは、雑事抜きに成り立たない。この基本認識を彼が持っていないことがアウトなのだ。明日の選挙より今日の掃除・調理・食事等々がまずあるのが普通でしょう。それがないのは特定の女性にやらしているから考える必要がないだけだ。子どもが生きていくなど雑事ばかりだ。お気楽の権化だね。

 今の私は一人暮らしだから、こう言い切れるが、男は面倒なことを女性に任せたがる。「大義」を掲げたがる。効率だけの政治が何をもたらしたのかを問うべきだ。彼の政治には雑事なし。生きていくことよりも儲け一辺倒。地位の向上一辺倒なのではないか。ゼニゲバ政治でしょう。そんな政治が抜け落としてきたことが、今の政治の混沌を招いている。対話よりも軍事力で決着をつけたい武断政治にも繋がっていく。

 私は男の政治、女の政治と腑分けしたくないが、選挙が第一というありかたは、人生を歪ませ、政治を益々歪めていく。ご自身(政治家)本位の政治になっていることに気づくべきだろう。だから女の政治が重要になる。もっとも女でもここがわかっていない御仁がいるんだね。  



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