辺野古・大浦湾沿岸住民16人が原告となり、沖縄県の埋立て承認撤回を取り消した国土交通大臣の裁決は違法だとして、その「取り消し」を求めた訴訟(2019年1月29日)が10回目の口頭弁論を迎えます。この裁判は、那覇地裁(平山馨裁判長)が昨年4月13日、原告の内12人を「原告適格なし」として却下する判決を下す一方で、辺野古・豊原に住む4人の「原告適格」は却下せず、弁論を再開するという異例の展開をみせました。沖縄県が提訴した同内容の訴訟が入り口論で門前払い(県控訴)されるなかで、住民の訴訟は重要性を増しています。
裁判所が事実上原告適格を認めたにもかかわらず被告・国は「原告適格なし」の主張を蒸し返している結果、裁判は「原告適格」と「国交大臣の裁決の違法性」をめぐって論戦が続いています。今回の口頭弁論で原告側は、「原告適格」が認められるべきことを改めて主張し、「国交大臣の裁決の違法性」「県の埋立て承認撤回の正当性」を主張します。
多くの市民が傍聴し、この裁判に注目していることを裁判所と国側に知らせる事が大きな力になります。コロナ感染予防対策をしつつ、第10回口頭弁論へのご結集を呼びかけます。
日時:2021年3月9日(火)
13:15 那覇地裁前城岳公園集合 13:30 傍聴券配布
14:00 第10回口頭弁論(那覇地裁101号法廷)
終了後 報告集会(城岳公園)
訴訟原告団(団長:東恩納琢磨 連絡先:090-4409-1682 田仲) 辺野古弁護団